Vtuberモデルの作り方【Live 2Dモデル / 3Dモデル】

最終更新 2024-06-17
vtuberモデルの作り方

目次

Vtuber活動にはモデルの作成が必要

Vtuberを始めるのであれば、アバターにはこだわりたいですよね。
Vtuberの人数は2022年時点で2万人を突破し、今もVtuberとして活動を始める人が後を絶ちません。そのうちのほとんどは、事務所に所属していない個人勢Vtuberとなっています。

個人勢Vtuberのなり方は?必要な知識やスキルを徹底解説!

個人勢は、企業からの助力が得られないため、モデルの作成を含む全ての準備を自分1人でしなければなりません。

Vtuberの始め方!Vtuberを始めるために必要な手順を解説

本記事では個人で0からVtuberを始める方に向けて、Live2Dや3Dバーチャルアバターを含むアバターの作り方を詳しく解説します。

Vtuberの作り方解説!おすすめのソフト4選もあわせて紹介

Vtuberモデルの種類:2Dと3Dの違い

Vtuber活動を始める際に、最初に決めるべき重要なポイントは、2Dモデルを使用するか3Dモデルを使用するかです。
それぞれのモデルには違いがいくつかあり、メリットとデメリットがあります。2Dモデルと3Dモデルの違いについて理解し、モデル作成の土台を固めましょう。

Vtuberは2Dと3Dのどちらがよい?違いやメリット・デメリットを徹底解説!

2Dモデル

2Dモデルとは、イラストや絵を加工してそのまま動かすモデルのことです。平面のイラストを加工して動かすことで、立体的に動いているように見せられます。
平面のイラストを動かしているため、完全に横を向いたり後ろを向いたりすることは基本的にはできませんが、「Live2D Euclid」などの特定のソフトを利用すると、2Dでの立体表現も可能になります。
2Dモデルのメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット:

  • 敷居が低い
  • 費用が安い
  • PCの要求スペックが低い

デメリット:

-立体表現が難しい
-手足を連動させて動かすことはできない

3Dモデル

3Dモデルとは、イラストを元に専用のソフトで立体化させたモデルを指します。
3Dモデルは、立体的な表現に長けており、横や後ろを向いたり手足や全身を使った立体表現ができます。
2Dに比べて処理が多いため、要求されるPCスペックは高くなる点には注意が必要です。

メリット:

  • 立体表現に強い

デメリット:

  • 敷居が高い
  • 費用が高い
  • 身体を動かすための広いスペースが必要
  • PCの要求スペックが高い

Vtuberの3Dモデルの作り方【個人勢/オリジナルアバター】

2DのVtuberモデル作成ソフト

ここでは、モデル作成ソフト2種類を例に挙げ、2Dモデルの作成方法を中心に解説を行います。それぞれのソフトの特徴を踏まえて、自分好みのモデルを作成しましょう。

Live 2D Cubism

まず最初に解説するのは、「Live 2D Cubism」です。
1-Live 2D Cubism1

Live 2D Cubismは、300以上の商用タイトルで使用されており、有名Vtuber企業やゲーム作品など、幅広い分野で採用されています。
Live2D Cubismは、描いたイラストをパーツごとに分割し、それぞれのパーツに動きを加えることで、滑らかなアニメーションを表現できるのです。

2-Live 2D Cubism2

作成されたデータは、様々なアプリケーションと連携でき、Vtuberソフトや、ゲーム制作など様々な用途に対応しています。

Adobe Character Animator

Adobe Character Animatorは、Adobeが提供しているソフトで、パペットを選び、音声と動き、感情を追加すれば簡単にアニメーションを作成できます。
3-Adobe Character Animator
また、自分の動きに連動するリグを追加すれば、リップシンクや顔とボディのトラッキングも実現でき、Vtuberとしての配信ができます。
Adobeから出ている公式のソフトなので、Adobe Illustrator や Photoshopからキャラクターを簡単に読み込めることも強みの1つです。

3DのVtuberモデル作成ソフト

次に、3Dのモデル作成ソフト3種類を例に挙げ解説をします。記事の内容を参考に、それぞれのソフトの特徴を踏まえて、自分に合ったソフトを見つけましょう。

Vtuber活動を3Dアバターで始める方法を徹底解説!

VRoid Studio

まず最初に紹介するのは、VRoid Studioです。

4-VRoid Studio1

VRoid Studioは、pixivが提供しているソフトで、髪や顔などのパーツをドラッグ&ドロップするだけでデザインができるため、初心者でも簡単に3Dモデルを作成できます。

5-VRoid Studio2

衣装では、基本となるテンプレートの他に、アレンジテンプレートも用意されており、服を組み合わせて着る「重ね着」もできます。
メガネやねこみみなどのアクセサリーも、ワンクリックで追加することが可能で、形や長さ、丸みなど複数のパラメータで自由に形を変形できるのです。

Live3D

2つめに紹介するのは、Live3Dです。
6-Live3D1
Live3Dは、全世界で100万人以上のユーザーをもつVtuberのモデリングソフトで、Vtuberモデルやアセットの種類も豊富にあり、トラッキング性能も高いです。
さらに、3Dアニメーションやアバターエモートの作成も可能で、配信の幅を更に広げられます。
なお、ライブ中に使用できるエフェクトやフィルターも多数用意されているほか、独自の Twitch拡張機能(Virtual Effects)があり、配信をより自分好みに彩ることが可能になっています。
7-Live3D2

Blender

最後に、Blenderについて解説をします。
8-Blender
Blenderは、上記で解説した2つのソフトと比べて、ハードルが高いソフトです。
環境の構築や、顔や身体の3Dモデリング、骨入れやテクスチャの色塗りなど、専門の知識が必要になります。また、全ての工程を自分で1から行うため、初心者は手を出しにくいかもしれません。
ハードルが高い分、モデル作成の自由度は一番高く、自分のモデルを全て1からこだわって作りたい人、モデリングなどの専門工程を粘り強く行える人にはおすすめのソフトです。

Vtuberモデル作りを依頼する

ここでは、モデル作成を依頼するための専門サイト3つについて解説を行います。Vtuberモデルを自分で作成するのが難しい場合は、他者に依頼してモデルを作成してもらいましょう。

Vtuberのモデル作成を依頼する方法を解説!制作会社/個人へ依頼するメリットデメリットなど

SKIMA

まず最初に解説するのは、「SKIMA」です。
9-SKIMA
SKIMAは、イラスト・デザインに特化したコミッションサービスで、商品購入や依頼相談、Live2Dのモデルや立ち絵販売など、イラストの取引が盛んに行われています。
萌え系のアニメやゲームの絵柄が多く、VTuberらしい絵柄が好きな方におすすめなほか、SNSに作品を投稿しているクリエイターも多く、最新の絵柄が分かりやすくなっているのです。

nizima

2つ目に紹介するのは、「nizima」です。
10-nizima
nizimaは、Live2Dが運営しているマーケットで、イラストやLive2D用イラストの売買、イラストの作成依頼が可能となっています。
Live2D用素材とイラストに特化しているため、Vtuber向けの依頼を探しやすいです。プレビュー画面にて、モデルを実際に動かして確認できるので、自分の理想のモデルを探しやすくなっています。
料金表示については、分かりづらい部分があるので注意が必要です。

ココナラ

最後に紹介するのは、「ココナラ」です。
11-ココナラ
ココナラは、日本最大級のスキルマーケットで、沢山のジャンルの中から商品購入・依頼相談・公開依頼が可能です。
検索オプションや依頼相談のフォームが充実しており、クリエイターの絵柄の幅も広いため、自分好みの絵柄を探しやすくなっています。

Vtuberモデルを動かすトラッキングソフト

Vtuberとして配信を行うには、トラッキングソフトが欠かせません。ここでは、2Dモデルと3Dモデルのトラッキングソフトを紹介します。
各ソフトの特徴を理解し、自分に合ったソフトを選びましょう。

Vtuber向けソフトウェアのおすすめ一覧!自分に合うソフトはどれ?

2Dモデルの場合

ここでは、2Dモデルのトラッキングソフト2種類について紹介します。

Vtube Studio

1つ目に紹介するのは、「Vtube Studio」です。
12-Vtube Studio
Vtube Studioは、Live2D専用のフェイシャルトラッキングソフトで、スマホやPCなど様々な端末に展開しています。
トラッキングの性能も高く、アイテムや位置調整といった機能も備わっています。また、OBS向けの透過出力機能など、配信者へ向けたサポート機能も実装されているのです。

Vtube Studioの使い方は?Vtuberになる方法を解説

Animaze

2つ目に紹介するのは、Animazeです。
13-Animaze
Animazeは、「FaceRig」の後継ソフトとなっており、全体的な性能が向上しています。
また、このソフトのみで3DモデルにもLive2Dモデルにも対応しており、アバターの表現の幅も拡大しているのです。
背景変更やエモート再生機能など、様々な機能が実装されていますが、別で用意したモデルを導入するには、手順が少し複雑になる点には注意が必要です。

3Dモデルの場合

ここでは、3Dモデルに特化した3種類のトラッキングソフトについて紹介をします。

Luppet

最初に紹介するのは、「Luppet」です。
14-Luppet
Luppetは、バストショット特化のトラッキングソフトで、VRM形式の3Dモデルに対応しています。アバターの体型に応じた細かい設定が可能で、LeapMotionの基準位置や倍率の調整もできます。
また、「iFacialMocap」と連携することでパーフェクトシンクにも対応でき、色々な表情をすることが可能になるのです。

3tene

次に紹介するのは、「3tene」です。
15-3tene
3teneは、VRM形式の3Dモデルのトラッキングソフトで、WebカメラやLeap Motionを使ったフェイシャルトラッキングが可能です。
WindowsとMacの両方に対応しており、Steamからも入手できます。OBJやFBXの3Dオブジェクトを配置することで、表情やモーションを1クリックで再生できる便利機能も含まれています。

VSeeFace

最後に紹介するのは、「VSeeFace」です。
16-VSeeFace
VSeeFaceは、海外で制作されたソフトで、日本語化に対応しています。
トラッキング性能がとにかく高く、大きく体を動かしてもモデルとしっかりと連動してくれるのです。LeapMotionやirtual Motion Capture Protocolにも対応しているため、Unityとの連携まで可能になります。
全体的に性能は高く、VRMのアバターを利用する人には、おすすめできるソフトの1つです。

Vtuber配信のやり方を解説!OBSでのVtuber配信のやり方からスマホでの配信まで

オリジナルのVtuberモデルを作成して配信活動を楽しもう!

本記事では、Vtuberモデルの作り方を中心に紹介をしました。最初のステップでは、2Dと3Dどちらにするか選びます。
モデルの方針が決まったら、次のステップとして、モデルを自分で作成するのか、他者に依頼するのか決めましょう。本記事を参考に、自分に合ったソフトやサービスを選び、Vtuberとしての活動の幅を広げましょう。

Vtuberの配信方法は?デビューの準備から初めての配信まで解説

Vtuberが視聴者を定着させるために

視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。

そのような観点からおすすめなのがCastCraftです。

大きく分けて、  

  • 視聴者を覚えるYouTube/Twitchコメビュ
  • 配信画面演出のScreen
  • 収益化のための機能

の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。

機能 目的
コメビュ 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート
Screen 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする
収益化 視聴者を大事にする形で収益化する

コメビュ(視聴者/コメント管理)機能

CastCraftでは、初見と常連を一目で判別できるだけでなく、視聴者データを蓄積して視聴者全員を覚えてメモを付けることができます。
ゲーム配信中に来てくれた初見の人が雑談配信のときにまた来てくれたら、その参加実績に気づくことが簡単になり、より新しい視聴者が定着しやすくなります。

CRM候補1

さらに、配信で行われた未読スパチャ/未読ビッツ/その他投げ銭などの重要情報をコメントビューアー上部に固定しておき、読み上げたかどうかの既読管理ができます。

CastCraftのコメント管理機能

Screen(画面演出)機能

CastCraftのScreen機能では、視聴者の行動に応じて画面を盛り上げる演出を盛り込むことができます。

たとえば、下記のようなエフェクトを特定のコメントや視聴者の行動に応じて画面に出現させることができます。

ペンライト

コメントに反応するエフェクトの設定方法

自由自在な文字エフェクトもつくれます。

文字スタンプ

文字エフェクトの設定方法

お手持ちの画像やGIFにもアニメーションを付けてエフェクト化することができます。

画像スタンプ(GIF)

画像スタンプの設定方法

いつでも投げ銭(収益化)機能

また、視聴者を大事にしながら収益化を図ることができます。

CastCraftの収益化機能

上記のような機能により、CastCraftは配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。

導入実績

導入している配信者さんの事例としては、

等がいらっしゃいます。

導入されたチャンネルの総登録者数は1.3億人を超えており、これまで120万回以上の配信で使われています。

CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。

CastCraftのダウンロードページ(利用無料)