【初心者向け】OBSのマイク設定はこれだけでOK!高音質にするフィルタも解説

最終更新 2024-05-10
OBSのマイク設定

目次

OBSで配信するのに複雑なマイク設定は必要ない

OBSでは、マイクの接続と簡単なマイク設定だけで自分の声の配信が可能です。

本記事では、これからOBSでゲーム配信やVtuberをはじめる人向けに、基本的なマイク設定やおすすめのフィルタ、マイク音声が入らない時の対処法など詳しく紹介します。

より高音質な配信にしたい場合は、下記の関連記事を参考にしてみてください。

OBS Studioの正しい音声設定とは?視聴者が聞き取りやすい設定を解説

OBSで高音質な配信を実現するために必要なマイク設定を完全解説

OBSのマイク設定をする方法

「音声タブ」からマイクを選ぶだけ

手順1:設定を開く

OBSのメインウィンドウ右下メニューから「設定」をクリックします。
01-設定をクリック

手順2:音声を選択

設定ウィンドウ右側のメニューから「音声」タブを選択します。
02-音声を選択

手順3:マイクを選択

「グローバル音声デバイス」の「マイク音声」を選択し、表示された一覧から使いたいマイクを選択します。
03-マイクを選択

手順4:適用をクリック

設定ウィンドウ右下の「適用」をクリックした後、「OK」を押してマイク設定を完了します。
04-適用をクリック

複数のマイクを使いたい場合は、同様の手順で「マイク音声2」、「マイク音声3」などを設定しましょう。

OBS配信をより高音質にするためのおすすめフィルタ

マイクを接続するだけで自分の声を配信することはできますが、音質をさらに良くしたい場合は、フィルタを活用するのがおすすめです。

各フィルタは以下の手順で追加できます。

フィルタの追加方法

音声ミキサーからフィルタを選択

OBSのメイン画面下側にある音声ミキサーから、マイクの横にある3点リーダーをクリックし、「フィルタ」を選択します。
05-.フィルタを選択jpg

+アイコンからフィルタを追加

マイクのフィルタ画面下側にある「+」アイコンをクリックし、使いたいフィルタを選択して追加します。
06-フィルタを追加

OBSのフィルターの順番について徹底解説!正しい順番でプロの音質に

ノイズ抑制

ノイズ抑制は、マイクに入る不要な背景ノイズ(例:PCのファン音やエアコンの音など)を減らせる便利なフィルタです。

ノイズ抑制効果の高い「RNNoise」と、CPUへの負荷が低い「Speex」の2種類があり、PCのスペックや配信環境に合わせて使い分けることができます。
07-ノイズ抑制

OBSでノイズを抑えるマイク音声フィルターの設定

コンプレッサー

コンプレッサーは、設定した値を超えるマイクの音声を自動的に調整してくれる機能です。

突発的な大きな音を小さくしてくれるため、バランスの取れた聴きやすい音声で配信できます。
08-コンプレッサー

OBS Studioで最適なコンプレッサー設定を行う!配信におすすめのマイク音声を設定しよう

Upward Compressor

「Upward Compressor」は、配信中の小さい音を自動的に上げてくれる機能です。
活用することで、聞こえにくい音を大きくし、配信全体の音声を聞きやすく調整できます。

09-Upward Compressor

Upward Compressorの設定方法

比率

しきい値以下の音声をどのくらい大きくするか決める設定です。

たとえば、0.50:1の比率にすると、しきい値以下の音声が2倍の大きさになります。
デフォルト設定からはじめて、テスト配信で音声を確認しながら少しずつ調整してください。

しきい値

Upward Compressorがどのくらいの音量で作動するかを決める値です。

しきい値を高く設定することで、より小さな音を大きくすることができます。 ただし、雑音やノイズまで拾ってしまう可能性もあるため、全体の音声を確認しながら調整しましょう。

アタック

Upward Compressorが動作するまでの時間をミリ秒単位で設定します。
短く設定することで小さな音を素早く上げることができますが、音が不自然に聞こえる可能性もあるため、変更する場合はデフォルトから少しずつ調整してください。

リリース

音声がしきい値を越えた後、Upward Compressorの効果を解除するまでの時間です。
短くすることで素早く効果を解除し、逆に長く設定することで、音声を少しずつ通常の音量に戻します。

出力ゲイン

Upward Compressorの効果で調整された後の最終的な音量を決める設定です。
設定する際は、テスト配信で音量のバランスを見ながら調整していきましょう。

ニー(Knee)

Upward Compressorの効果のかかり方を調整するための設定です。適切に設定することで、効果がかかる際や解除される際に音量の変化をスムーズにしてくれます。

数値を高くすると音が徐々に変化していき、逆に数値を低くすることで音の変化がはっきりとしたものになります。

数値が低すぎると急激に音が変化するため、不自然に聞こえる可能性があります。
会話など、音声を自然に聞かせたい場合は、数値を上げて調整し、効果音など音にメリハリをつけたい場合は数値を下げることで音の変化が強調されます。

ゲイン

ゲインは、音声全体の音量を調整できる機能です。
デシベル数を上げることで配信全体の音量を引き上げることができます。
ゲインを上げすぎるとノイズが増える可能性があります。音声を確認しながら調整しましょう。

10-ゲイン

VSTプラグイン

VSTプラグインを導入することで、デフォルト設定にはないエコライザーやリバーブ、ノイズリダクションなどさまざまな機能を追加できます。
より高音質な配信が可能になるため、音質にこだわりたい方におすすめです。

OBS にVSTプラグインを導入して音質を上げる!おすすめVSTプラグインをご紹介

マイク音声が入らない場合は?

「音声タブ」を確認

OBSでマイクの音声が入らないとき、まずは「音声タブ」で設定を確認します。
マイクを抜き差しして再接続や、システムの再起動などが行われた場合、設定が変わってしまうことがあります。
設定を開き、音声タブで使用するマイクが設定されているか確認しましょう。

音声ミキサーを確認

マイクが正しく接続されている場合には、OBSメイン画面の下にある音声ミキサーが自分の声に合わせて動きます。
音声タブの確認後、マイクテストを行い、音声ミキサーが動いているか確認しましょう。
11-音声ミキサー

OBSにマイク音声が入らないときの対処法は?チェックポイントもあわせて紹介

OBSのマイク設定をして配信を始めよう!

今回は、これからOBSを使ってゲーム配信やVtuberをはじめる人向けに、OBSの基本的なマイク設定やおすすめのフィルタについて解説しました。マイク設定は、視聴者が聴きやすい配信を提供するために非常に大切な設定です。音質にこだわりたい人は、フィルタも活用していきましょう。

配信をより面白くするために

配信で視聴者のコミュニティ形成をうまく行うことで、日常の配信をより面白いものにすることができます。
そのような観点で最もおすすめな配信ツールがCastCraftです。

大きく分けて、  

  • 視聴者を覚えるYouTube/Twitchコメビュ
  • 配信画面演出のScreen
  • 収益化のための機能

の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。

機能 目的
YouTube/Twitchコメビュ 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート
Screen 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする
収益化 視聴者を大事にする形で収益化する

CastCraftのYouTube/Twitchコメビュで視聴者ごとにコメントを蓄積することで視聴者全員を覚えて、配信中のダッシュボードで分かりやすく情報を表示することで、視聴者が常連化していくためのやり取りをサポートします。
CRM候補1

特定の条件に当てはまった視聴者やコメントに対して、Chatbotやリッチな画面演出で視聴者をインタラクティブに楽しませる仕組みも作ることができます。
ペンライト

さらに、視聴者を大事に定着させながらも配信活動のための収益を上げる仕組みも提供しています。
収益管理

CastCraftは上記のような機能により、配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。

導入している配信者さんの事例としては、

等がいらっしゃいます。

導入されたチャンネルの総登録者数は5,000万人を超えており、これまで70万回以上の配信で使われています。

CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。

CastCraftのダウンロードページ(利用無料)