昨今、Vtuberはライブ配信の主流を担いつつあります。
企業に所属して活躍するVtuberがいる一方で、最近では個人でアバターを作成して活動する個人勢Vtuberも増えてきました。
ただ、ひと口にVtuberの作り方と言っても、2Dモデルを作るか3Dモデルを作るかによって使用するソフトが違ったり、実際に動かすためのトラッキングソフトも変わってきます。
本記事では、アバターの作成からライブ配信で実際に使えるようになるまでの手順を解説していきます。
この記事を読みながら設定を行えば、貴方もすぐVtuberとしてデビューできるようになりますので、是非最後までお読みください。
Vtuberは実写では行えない表現ができる反面、実写ではないために弊害が発生することもあります。
アバターを作り始める前に、まずはVtuberになるメリットとデメリットを確認していきましょう。
身バレする危険性を減らし、理想の見た目で活動を行えるのがVtuberのメリットです。
実写に比べ配信に必要な機材やソフトが多く、お金が掛かるのがVtuberのデメリットです。
しかし、Vtuberも工夫によってはフリーソフトやフリー素材を駆使して、イニシャルコストを抑えることも可能です。その方法は本記事の中で順番に解説していきます。
次は、事務所所属と個人勢のメリットとデメリットを確認していきます。
活動への多大なバックアップを受けられるのが、事務所に所属するメリットです。
自由が少なく、収益も得づらいのが、事務所に所属するデメリットです。
とにかく自由度が高いことが、個人勢のメリットです。
全て自己責任、自己負担になるのが、個人勢のデメリットです。
どちらが良い悪いではなく、自身にとってどちらの方が楽しく活動を行えるかが重要です。
なので、今一度メリットデメリットを確認し、事務所に所属することを目指すか、個人勢で活動を行っていくかを事前に決めておきましょう。
Live2Dは、世界中で利用されている2Dイラストを立体的に動かすことが可能なツールです。
初回42日間限定でPRO機能を無料で利用でき、それ以降もPRO機能を利用する場合は月額税込1,309円(年額税込み15,708円)が掛かります。
大手VTuber事務所のホロライブやにじさんじのライバーもLiv2Dを利用しています。
Vtube Studioは、作成したLive2Dモデルを実際に動かすために必要なトラッキングソフトです。
利用に関しては無料ですが、ウォーターマークを消すためのダウンロードコンテンツは税込1,520円(買い切り)です。
Live2Dアバターの作成ができていれば、簡単に動きの設定が行えます。
VRoid Studioはオリジナル3Dアバターを作成・カスタマイズできるソフトです。
完全無料で利用できます。
プリセットアイテムの種類が多く、アイテムの組み合わせとパラメーターの調整だけで簡単に3Dアバターを作ることが可能です。
Luppetは、WebカメラとLeapMotion(手の動きをトラッキングする機材)を使用して3Dアバターを動かすトラッキングソフトです。
料金は個人向けで税込6,600円(買い切り)です。 また、Webカメラとは別でLeapMotion(税込12,780円)を購入する必要があります。
こちらは顔や表情の動きだけでなく手も動かすことができる点が特徴です。
一例として、ここではLive2Dでアバターを作成し、Vtube Studioで動かすまでのおおまかな工程を解説します。
まずはアバターの元になるキャラクターのデザインを用意する必要があります。
自身で描けない方は、フリーランスで活動しているクリエイターに直接依頼できるココナラで制作依頼を行いましょう。
(※ココナラでは、キャラデザからモデリングまでを一括で対応してもらえる方から、キャラデザのみ、モデリングのみに対応している方もいるので、自身の要望に合った対応をしてもらえるクリエイターを探しましょう)
見積依頼を行い、金額に問題がなければキャラデザの設定を送ってデザインを依頼しましょう。
キャラデザに関しては、髪型、色、服装、性格に至るまで細かく設定しているほどイメージに近いデザインを行ってもらえます。
また、表情の差分に関しても必要な表情を伝え、作成してもらいましょう。
キャラデザが完成したら、そのデザインを元にして部位のパーツ分けを行ったイラストも作成してもらいましょう。
パーツ分けを細かく行うほどアバターの動きを細かく設定してもらえるようになりますが、依頼費用も上がるため、事前にどのくらいの細かさで分けるかもクリエイターに伝えておきましょう。
パーツ分けが完了したら、Live2Dで動作設定をモデラ―に依頼しましょう。
どうしても費用がかさんでしまうため、自身で勉強をしながらモデリングを行おうとする方も多くいますが、0から勉強してモデリングを行えるようになるには相当な時間が掛かるため、基本的には依頼するようにしましょう。
Live2Dでの動作設定も完了したら、最後はVtuber Studioで動作確認を行いましょう。
こちらは自身で行い、おかしな挙動をする場合はモデラ―へ修正依頼を行って下さい。
上記で解説した方法で配信を開始するためには、ハイスペックなPC(デスクトップPC等)やWebカメラ、コンデンサーマイクなどの機材が必要となり、費用が掛かります。
最初からそこまで費用を掛けられない方は、CHARATなどの無料でアバターを作れるサイトでイラストを作成して活動を初めてみましょう。
Vtuberの作成を制作会社へ依頼すれば、自身で作成する必要がなく、尚且つプロのデザインでVtuberになることができます。
ただし依頼費用は高額になるため、費用が気になる方はココナラを利用してみてください。
Vtuberとして配信を開始する際には、BGMやオープニングムービーを用意しておくと、他Vtuberと配信クオリティの差別化を図ることができます。
BGMに関しては、著作権フリーのBGM・音楽素材をMP3形式でダウンロード配布しているDOVA-SYNDROMEを利用している企業勢Vtuberも多くいるため、ここから好みのBGMを探してみてください。
オープニングムービーは、自身で作成することが難しい方は先ほど紹介したココナラで制作依頼を行うか、クリエイターの創作物をかんたんに購入できるBOOTH から探して購入してみてください。
また、実際に配信を行う際には、配信を開始してからでないと設定できない項目もあるため、配信待機画面も用意しておきましょう。
このような待機画面はBOOTHで無料~500円で購入することが可能なため、探してみてください。
配信画面にアバターが映っているだけでは、Vtuberとしての人気を獲得することは難しいです。
アバターや活動内容に則したデザインや、視聴者にとって見やすいデザインの配信オーバーレイも用意しておきましょう。
オーバーレイ自体はこちらもココナラやBOOTHで探してみてください。
また、配信上にコメントを表示する方法も確認しておきましょう。
オススメは簡単に配信画面を彩れるコメントビューア―のCastCraftです。
Vtuberを作る(実際に配信を開始できるようにする)には、時間と費用と手間が掛かります。しかし、一度アバターの作成や配信画面の設定を行ってしまえば、後は大きく時間を掛けることなく配信を行うことが可能です。是非ともこの記事を読みながらVtuberを作り、快適な配信生活を始めましょう!
視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。
そのような観点からおすすめなのがCastCraftです。
大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
---|---|
コメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
Screen | 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする |
収益化 | 視聴者を大事にする形で収益化する |
CastCraftでは、初見と常連を一目で判別できるだけでなく、視聴者データを蓄積して視聴者全員を覚えてメモを付けることができます。
ゲーム配信中に来てくれた初見の人が雑談配信のときにまた来てくれたら、その参加実績に気づくことが簡単になり、より新しい視聴者が定着しやすくなります。
さらに、配信で行われた未読スパチャ/未読ビッツ/その他投げ銭などの重要情報をコメントビューアー上部に固定しておき、読み上げたかどうかの既読管理ができます。
CastCraftのScreen機能では、視聴者の行動に応じて画面を盛り上げる演出を盛り込むことができます。
たとえば、下記のようなエフェクトを特定のコメントや視聴者の行動に応じて画面に出現させることができます。
自由自在な文字エフェクトもつくれます。
お手持ちの画像やGIFにもアニメーションを付けてエフェクト化することができます。
また、視聴者を大事にしながら収益化を図ることができます。
上記のような機能により、CastCraftは配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。
導入している配信者さんの事例としては、
等がいらっしゃいます。
導入されたチャンネルの総登録者数は1.3億人を超えており、これまで130万回以上の配信で使われています。
CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。