VTuberが動く仕組みを解説|2Dと3Dの違いや必要な機材もご紹介

最終更新 2025-07-17
VTuberが動く仕組み

目次

VTuberは2つの技術で動いている

まるで生身の人間のようにリアルな動作を見せ、自然に表情を変えながら配信するVTuberのアバターには、「モーションキャプチャー」と「フェイストラッキング」という2つの技術が活用されています。
これらの技術により、VTuberはリアルタイムで身体の動きや表情の変化をアバターに反映でき、まるでアニメのキャラクターが現実に存在しているかのような配信が可能になります。
本記事では、VTuberがどのように動いているのか、その仕組みを解説するとともに、2Dと3Dのアバターの違いや必要な機材・ツール、収益化の方法まで、VTuberとして活動するうえで知っておくべき様々な情報を解説します。
これからVTuberとして活動を始めようとしている方、VTuberの仕組みを知って自分の配信を本格的にしたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。

VTuberが動く2つの仕組み

モーションキャプチャー(体の動きを読み取る技術)

モーションキャプチャーは、人体や物体の動きをセンサーやカメラで読み取ってデジタルデータとして記録し、アバターに反映する技術です。
腕や足、頭などに小型のセンサーを装着するタイプは高精度な動きが表現でき、ダンスなどの激しい動きにも対応する一方で、導入にはそれなりの費用が必要になります。
一方、カメラで体を撮影して挙動を測定するタイプは比較的安価で導入しやすく、上半身などに限定すればWebカメラでも実現可能です。
これらの仕組みによって、VTuberは自らの挙動をリアルタイムでアバターに反映でき、まるでキャラクターが意志をもって動いているかのような配信が可能になります。

フェイストラッキング(表情をリアルに映す技術)

フェイストラッキングは、顔の動きや表情の変化をカメラで読み取り、それをアバターにリアルタイムで反映する技術です。
笑ったり、驚いたり、怒ったりといった分かりやすい感情を再現するだけでなく、唇や舌の動き、目線の動きや瞬きといった微細な表情の変化を捉えることで、リアルな表情を実現することができます。
近年では、スマートフォンやPC用のカメラでも十分な精度のフェイストラッキングが可能で、専用機材を買わなくても気軽に配信が可能になっています。
また、音声に合わせてアバターが口パク(リップシンク)する設定と比べて、話し始める前の小さな口の動きなども読み取ることができるため、気になる口パクの遅延も抑えることができます。

VTuberのアバター違いと特徴(2D・3D)

2Dアバターとは?

2Dアバターは、イラストレーターなどが描いたキャラクターのイラストを、Live2Dなどのソフトを用いてパーツごとに立体的に動かせるように設定したアバターです。
基本は一枚絵ですが、しっかりと設定すれば表情の変化や目線の動き、体の揺れなどを十分に再現することができます。
比較的コストを抑えて制作することができ、また元がイラストであるため差分も作りやすく、PCスペック等のハードウェア要件も低いため、初心者や個人VTuberに人気です。
一方で、元がイラストであることから奥行きの表現が難しく、全身の動きや後ろ姿などを表現し辛いため、そういった表現が欲しい方には向いていません。

3Dアバターとは?

3Dアバターは、イラストを元にBlenderなどの3Dモデリングソフトで立体的に作成された、3Dの奥行きを持つアバターです。
表情を再現するフェイストラッキングだけでなく、体の動きを再現するモーションキャプチャーとの相性も良く、全身を使った激しい挙動や複雑なジェスチャー、ダンスにも適しています。
ただし、制作にかかるコストや機材を揃えるために必要な費用は2Dに比べると高く、相応の配信環境が必要になるため、ある程度の予算と知識が求められます。
モデリングの知識がある方は最初から3Dを選択しても構いませんが、初心者の方は最初は2Dを選択しておき、慣れてきてから2Dアバターを元にした3Dアバターを作ると良いでしょう。

Vtuberは2Dと3Dのどちらがよい?違いやメリット・デメリットを徹底解説!

VTuber配信に必要な機材・ソフト

スマホでVTuberを始める場合

スマホでVTuberとしての活動を始める場合、スマホ単体で機材を完結させることも、PCと併用してスマホをカメラ兼マイクとして使用することもできます。
スマホ単体の場合、「IRIAM」「Mirrativ」「REALITY」といった専用アプリを使えば、アプリ内でアバターの作成から配信までを完結させることができるため、手軽に始めたい方におすすめです。
PCと併用する場合、「Vtube Studio」や「OBS Studio」などのソフトを使うことで、スマホをカメラ兼マイクとして使うことができ、環境構築の必要を抑えることができます。
これからVTuberとして配信を始めようとしているものの、まだ配信環境が整っていないという初心者の方には、お手持ちのスマホやPCだけで簡単に配信を始められる手軽な選択肢になります。

Vtube Studioをスマホで使用する方法を徹底解説|PCとの接続方法も紹介

パソコンでVTuberを始める場合

スマホを使わず、PCを主体にVTuberとして活動を始める場合は、より本格的な機材やソフトが必要です。
特に動作や表情をしっかりと再現したい場合は、配信ソフトに加えてモーションキャプチャーとフェイストラッキング用のソフト、場合によってはゲーム等も並行して動作させるため、高性能なPCが必要となります。
また、動きを忠実に再現するためには、高性能なWebカメラやトラッキングデバイスが必要です。
ただし、ソフトに関しては配信ソフトであれば「OBS Studio」、アバターを動作させるソフトであれば「VTube Studio」「VSeeFace」など、無料でも機能性が高く、なおかつ扱いやすいソフトが存在しています。

Vtuberに必要な機材とは?便利なソフトやおすすめのツールもあわせて紹介

VTuber収益化の仕組み

VTuberとして活動を継続していく上で、収益化は大きな目標の一つになります。
VTuberが収益を得る手段はさまざまですが、中でも代表的な方法として「広告収入」「投げ銭、サブスク」「グッズ販売」「企業案件」「スポンサー」などが挙げられます。
まず、YouTubeやなどのプラットフォームで活動する場合、各プラットフォームの条件を満たせば収益化が可能となり、広告収入を得られるようになります。
加えて、ライブ配信中に視聴者から送られるスーパーチャットなどの投げ銭、会員限定コンテンツを配信するメンバーシップなどのサブスクリプションからも収益を得ることができます。
さらに、VTuberによっては自分のアバターやロゴを使ったオリジナルグッズや、季節限定のボイスドラマなどを販売しているケースもあり、これらも有効な収益化の手段です。
その他、企業案件によってゲーム配信や商品の紹介といった形式で依頼を受けたり、スポンサーとして企業と継続的な契約を結ぶことができれば、安定した収入源を得ることもできるでしょう。

VTuberの案件例を紹介!依頼相場や案件の探し方も解説

VTuberの仕組みを理解して始めてみよう!

生身の人間のようにリアルな動きや豊かな表情を見せるVTuberのアバターには、「モーションキャプチャー」や「フェイストラッキング」といった技術が活用されています。また、2Dと3Dのアバターにはそれぞれ異なる特徴と利点があり、何となくのイメージで選択するのではなく、自らの配信スタイルや目指すものに応じて選ぶことが重要です。本格的な3D配信はPC以外にも高度な環境が必要になる一方で、近頃はスマホだけでも手軽に配信を始められるアプリも配信されており、誰でもVTuberとしての活動を始めることが可能になってきています。この記事を参考に、VTuberが動く仕組みや2Dと3Dの違い、収益化の方法などをしっかり理解し、VTuberとしての配信を始めましょう。

Vtuberが視聴者を定着させるために

視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。

そのような観点からおすすめなのがCastCraftです。

大きく分けて、  

  • 視聴者を覚えるYouTube/Twitchコメビュ
  • 配信画面演出のScreen
  • 収益化のための機能

の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。

機能 目的
コメビュ 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート
Screen 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする
収益化 視聴者を大事にする形で収益化する

コメビュ(視聴者/コメント管理)機能

CastCraftでは、初見と常連を一目で判別できるだけでなく、視聴者データを蓄積して視聴者全員を覚えてメモを付けることができます。
ゲーム配信中に来てくれた初見の人が雑談配信のときにまた来てくれたら、その参加実績に気づくことが簡単になり、より新しい視聴者が定着しやすくなります。

CRM候補1

さらに、配信で行われた未読スパチャ/未読ビッツ/その他投げ銭などの重要情報をコメントビューアー上部に固定しておき、読み上げたかどうかの既読管理ができます。

CastCraftのコメント管理機能

Screen(画面演出)機能

CastCraftのScreen機能では、視聴者の行動に応じて画面を盛り上げる演出を盛り込むことができます。

たとえば、下記のようなエフェクトを特定のコメントや視聴者の行動に応じて画面に出現させることができます。

ペンライト

コメントに反応するエフェクトの設定方法

自由自在な文字エフェクトもつくれます。

文字スタンプ

文字エフェクトの設定方法

お手持ちの画像やGIFにもアニメーションを付けてエフェクト化することができます。

画像スタンプ(GIF)

画像スタンプの設定方法

いつでも投げ銭(収益化)機能

また、視聴者を大事にしながら収益化を図ることができます。

CastCraftの収益化機能

上記のような機能により、CastCraftは配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。

導入実績

導入している配信者さんの事例としては、

等がいらっしゃいます。

導入されたチャンネルの総登録者数は1.6億人を超えており、これまで164万回以上の配信で使われています。

CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。

CastCraftのダウンロードページ(利用無料)