キャプチャーボードは、家庭用ゲーム機(Nintendo Switch・PlayStation 5など)やスマホの映像を配信・録画するために欠かせないツールです。
PCやゲーム機との接続が必要なため難しく感じるかもしれませんが、適切な準備と設定を行えば、初心者でも簡単に使いこなせます。
本記事では、キャプチャーボードを使って配信や録画をする方法を4ステップで詳しく解説します。
ゲーム機やスマホの映像をPCに取り込み、配信や録画を行うために必要なツールです。
キャプチャーボードを選ぶ際は、以下のポイントに気をつけて選びましょう。
ポイント | 説明 |
---|---|
対応デバイス・OS | ゲーム機・スマホ・PCの対応を確認。Windows専用やOSアップデートの動作確認も重要。 |
解像度・フレームレート | 映像の品質を左右。Switchなら1080p/60fps、PS5で4K配信なら4K/60fps対応モデルを選ぶ。 |
内蔵型 / 外付け型 | 内蔵型(PCIe):遅延が少なく安定(デスクトップPC必須) / 外付け(USB):手軽で持ち運び可。 |
パススルー機能 | 遅延なしでゲーム画面を表示可能。FPSや格闘ゲームでは必須。 |
配信ソフト対応 | OBSなどの配信ソフトで使えるか確認。専用ソフトのみ対応の製品もあるため注意。 |
付属ソフト | 動画編集ソフトが付属するモデルなら、追加コストなしで編集可能。 |
キャプチャーボードを使って配信や録画をする場合、PCゲームと違い、ゲームの処理はゲーム機が行うため、PCへの負荷は軽減されます。
ただし、高画質な配信や録画を行うには、用途に応じた高性能なCPU・GPU・メモリを備えたPCが必要です。
▼キャプチャーボード使用時のPCスペックの目安
配信・録画の用途 | 必要なPCスペック |
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フルHD(1080p)・60fpsの録画 | Intel Core i5 / Ryzen 5、GTX 1650以上、メモリ8GB |
フルHD(1080p)・60fpsの配信 | Intel Core i7 / Ryzen 7、RTX 3060以上、メモリ16GB |
4K録画(60fps) | Intel Core i7 / Ryzen 7、RTX 3070以上、メモリ16GB以上、SSD |
4K配信(60fps) | Intel Core i9 / Ryzen 9、RTX 3080以上、メモリ32GB以上、NVMe SSD |
キャプチャーボードを使用するには、接続するデバイスにHDMI出力端子が搭載されている必要があります。使用するデバイスが対応しているか、事前に確認しておきましょう。
「Nintendo Switch Lite」はHDMI出力がないため、キャプチャーボードと接続できません。配信・録画には通常の「Nintendo Switch」を使用してください。
スマホ・タブレットにはHDMI出力がないため、変換アダプタ(Lightning-HDMIやUSB-C-HDMIなど)が必要です。
キャプチャーボードで取り込んだ映像を配信・録画するには、専用のソフトが必要です。
「OBS Studio」は無料ながら高性能で、多くの配信者に利用されています。YouTube・Twitchでのライブ配信や、高画質な録画に対応しており、カスタマイズ性が高いため、初心者にもおすすめです。
ゲームをリアルタイムでプレイするには、遅延の少ないモニターが必要です。
デュアルディスプレイ環境にすると、片方のモニターでゲームをプレイし、もう片方で配信ソフト(OBSなど)を管理できます。
コメント確認や設定変更がスムーズに行えるため、より快適な配信環境を整えたい方におすすめです。
外付け型(USB接続)のキャプチャーボードを使用する場合は、キャプチャーボードとPCをUSBで接続します。
内蔵型のキャプチャーボードを使用する場合は、PCケース内部のPCI Expressスロットにキャプチャーボードを設置します。
Switchはドックにセットし、電源アダプタを接続した状態で使用します。
PS4・PS5はHDCP(著作権保護)が有効になっているため、キャプチャーボードで映像を映すには無効にする必要があります。
AndroidスマホはHDMI出力対応機種が必要です(非対応機種もあるので注意)。
HDMI変換アダプタがない場合、ミラーリングソフトを使うことでスマホの映像をPCに映すことが可能です。
PCとキャプチャーボード、デバイスの接続が完了したら、配信・録画ソフトを設定し、ゲームの映像をPCに表示します。
ここでは、「OBS Studio」を使って映像を映す方法について解説します。
「ソース」欄の「+」をクリックし「映像キャプチャデバイス」を選択します。
新規作成で名前を入力(例:「Switch映像」)し、「OK」をクリックします。
「デバイス」一覧から使用しているキャプチャーボードを選択します。
映像が表示されたら「OK」をクリックします。
OBSにゲーム映像が映ったら配信・録画の準備は完了です。
OBSの「配信開始」ボタンや「録画開始」ボタンをクリックすることでゲームの映像を配信・録画できます。
配信する場合は、「設定」→「配信」タブから配信サービスを選び、アカウントを連携しておきましょう。
OBSでマイクの設定をしておくことで、配信や録画に自分の声を入れることも可能です。
キャプチャーボードを通してPCに映したゲーム映像には、わずかな遅延(ラグ)が発生します。
パススルー機能を搭載したキャプチャーボードであれば、キャプチャーボードとモニターを直接接続し、遅延の少ない環境でゲームをプレイ可能です。
出典:AVerMedia公式サイト
アクションやFPSなどの反応速度が重要なゲームでは、遅延がプレイに影響するため、パススルー機能搭載のキャプチャーボードを選びましょう。
今回は、キャプチャーボードの使い方について接続方法からゲーム画面を配信ソフトに映すまでを解説しました。キャプチャーボードはさまざまなデバイスの映像を配信・録画することができるようになるため、配信の幅が大きく広がります。色々なゲームを配信したい人はぜひ使ってみてください。
配信で視聴者のコミュニティ形成をうまく行うことで、日常の配信をより面白いものにすることができます。
そのような観点で最もおすすめな配信ツールがCastCraftです。
大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
---|---|
YouTube/Twitchコメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
Screen | 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする |
収益化 | 視聴者を大事にする形で収益化する |
CastCraftのYouTube/Twitchコメビュで視聴者ごとにコメントを蓄積することで視聴者全員を覚えて、配信中のダッシュボードで分かりやすく情報を表示することで、視聴者が常連化していくためのやり取りをサポートします。
特定の条件に当てはまった視聴者やコメントに対して、Chatbotやリッチな画面演出で視聴者をインタラクティブに楽しませる仕組みも作ることができます。
さらに、視聴者を大事に定着させながらも配信活動のための収益を上げる仕組みも提供しています。
CastCraftは上記のような機能により、配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。
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