OBSでは、マイクの接続と簡単なマイク設定だけで自分の声の配信が可能です。
本記事では、これからOBSでゲーム配信やVtuberをはじめる人向けに、基本的なマイク設定やおすすめのフィルタ、マイク音声が入らない時の対処法など詳しく紹介します。
より高音質な配信にしたい場合は、下記の関連記事を参考にしてみてください。
OBSのメインウィンドウ右下メニューから「設定」をクリックします。
設定ウィンドウ右側のメニューから「音声」タブを選択します。
「グローバル音声デバイス」の「マイク音声」を選択し、表示された一覧から使いたいマイクを選択します。
設定ウィンドウ右下の「適用」をクリックした後、「OK」を押してマイク設定を完了します。
複数のマイクを使いたい場合は、同様の手順で「マイク音声2」、「マイク音声3」などを設定しましょう。
マイクを接続するだけで自分の声を配信することはできますが、音質をさらに良くしたい場合は、フィルタを活用するのがおすすめです。
各フィルタは以下の手順で追加できます。
OBSのメイン画面下側にある音声ミキサーから、マイクの横にある3点リーダーをクリックし、「フィルタ」を選択します。
マイクのフィルタ画面下側にある「+」アイコンをクリックし、使いたいフィルタを選択して追加します。
ノイズ抑制は、マイクに入る不要な背景ノイズ(例:PCのファン音やエアコンの音など)を減らせる便利なフィルタです。
ノイズ抑制効果の高い「RNNoise」と、CPUへの負荷が低い「Speex」の2種類があり、PCのスペックや配信環境に合わせて使い分けることができます。
コンプレッサーは、設定した値を超えるマイクの音声を自動的に調整してくれる機能です。
突発的な大きな音を小さくしてくれるため、バランスの取れた聴きやすい音声で配信できます。
「Upward Compressor」は、配信中の小さい音を自動的に上げてくれる機能です。
活用することで、聞こえにくい音を大きくし、配信全体の音声を聞きやすく調整できます。
しきい値以下の音声をどのくらい大きくするか決める設定です。
たとえば、0.50:1の比率にすると、しきい値以下の音声が2倍の大きさになります。
デフォルト設定からはじめて、テスト配信で音声を確認しながら少しずつ調整してください。
Upward Compressorがどのくらいの音量で作動するかを決める値です。
しきい値を高く設定することで、より小さな音を大きくすることができます。 ただし、雑音やノイズまで拾ってしまう可能性もあるため、全体の音声を確認しながら調整しましょう。
Upward Compressorが動作するまでの時間をミリ秒単位で設定します。
短く設定することで小さな音を素早く上げることができますが、音が不自然に聞こえる可能性もあるため、変更する場合はデフォルトから少しずつ調整してください。
音声がしきい値を越えた後、Upward Compressorの効果を解除するまでの時間です。
短くすることで素早く効果を解除し、逆に長く設定することで、音声を少しずつ通常の音量に戻します。
Upward Compressorの効果で調整された後の最終的な音量を決める設定です。
設定する際は、テスト配信で音量のバランスを見ながら調整していきましょう。
Upward Compressorの効果のかかり方を調整するための設定です。適切に設定することで、効果がかかる際や解除される際に音量の変化をスムーズにしてくれます。
数値を高くすると音が徐々に変化していき、逆に数値を低くすることで音の変化がはっきりとしたものになります。
数値が低すぎると急激に音が変化するため、不自然に聞こえる可能性があります。
会話など、音声を自然に聞かせたい場合は、数値を上げて調整し、効果音など音にメリハリをつけたい場合は数値を下げることで音の変化が強調されます。
ゲインは、音声全体の音量を調整できる機能です。
デシベル数を上げることで配信全体の音量を引き上げることができます。
ゲインを上げすぎるとノイズが増える可能性があります。音声を確認しながら調整しましょう。
VSTプラグインを導入することで、デフォルト設定にはないエコライザーやリバーブ、ノイズリダクションなどさまざまな機能を追加できます。
より高音質な配信が可能になるため、音質にこだわりたい方におすすめです。
OBSでマイクの音声が入らないとき、まずは「音声タブ」で設定を確認します。
マイクを抜き差しして再接続や、システムの再起動などが行われた場合、設定が変わってしまうことがあります。
設定を開き、音声タブで使用するマイクが設定されているか確認しましょう。
マイクが正しく接続されている場合には、OBSメイン画面の下にある音声ミキサーが自分の声に合わせて動きます。
音声タブの確認後、マイクテストを行い、音声ミキサーが動いているか確認しましょう。
今回は、これからOBSを使ってゲーム配信やVtuberをはじめる人向けに、OBSの基本的なマイク設定やおすすめのフィルタについて解説しました。マイク設定は、視聴者が聴きやすい配信を提供するために非常に大切な設定です。音質にこだわりたい人は、フィルタも活用していきましょう。
配信で視聴者のコミュニティ形成をうまく行うことで、日常の配信をより面白いものにすることができます。
そのような観点で最もおすすめな配信ツールがCastCraftです。
大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
---|---|
YouTube/Twitchコメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
Screen | 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする |
収益化 | 視聴者を大事にする形で収益化する |
CastCraftのYouTube/Twitchコメビュで視聴者ごとにコメントを蓄積することで視聴者全員を覚えて、配信中のダッシュボードで分かりやすく情報を表示することで、視聴者が常連化していくためのやり取りをサポートします。
特定の条件に当てはまった視聴者やコメントに対して、Chatbotやリッチな画面演出で視聴者をインタラクティブに楽しませる仕組みも作ることができます。
さらに、視聴者を大事に定着させながらも配信活動のための収益を上げる仕組みも提供しています。
CastCraftは上記のような機能により、配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。
導入している配信者さんの事例としては、
等がいらっしゃいます。
導入されたチャンネルの総登録者数は5,000万人を超えており、これまで70万回以上の配信で使われています。
CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。