Vtuberとして活動を始めるにあたって、アバターの作成は必須です。
アバターの作成はクリエイターに有償依頼をする方法が主流ですが、実はアバターを自作できるソフトやアプリを活用すれば、無料でもアバターを自作することができます。
ただ、無料で作成したアバターを使用する場合、利用規約を細部まで確認しなければならない、他Vtuberとの差別化が図りにくいなどの問題が発生しやすいことがネックとなってきます。
そこで本記事では無料でアバターを作成する方法から、注意点に至るまでを徹底的に解説していきます。
他にも、作成したアバターを使用して無料でVtuber活動を始められるアプリに関しても紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
VRoid Studioは、既に用意されているプリセット素材を組み合わせるだけで簡単に3Dアバターを作成することができるキャラクター制作ソフトです。
用意されている素材以外にも、BOOTHで提供されている素材をダウンロードして使用することが可能であったり、イラストが描ける方は服のデザインや表情の描き込みが行えるため、オリジナリティ溢れるアバターを簡単に作成できる点がVRoid Studioの特長です。
Vtuberとして幅広く活動していきたいのであれば3Dアバターを持っておくことは必須となってくるので、初めはVRoid Studioで3Dアバターの作成から行うことをオススメします。
クリエイターによっては、Vtuber活動用のアバターを無料で公開している方も存在します。
そういったアバターはダウンロードするだけで誰でも簡単に入手することができますが、同じアバターを使用した活動者が出てくる可能性があることや、アバターを動かすための設定やソフトの導入は全て自分で行わなけらばならないといった問題が発生することが考えられます。
なので、収益化を目指して本格的にVtuber活動を行っていきたい方や、ソフト等に関して詳しくない方はアバターを自作した方が良いかもしれません。
ダウンロードすれば誰でもアバターを無料で入手できることを解説してください。
REALITYなどの無料でVtuber活動を始められるスマホアプリには、アプリ内でアバターを作成できる機能が備わっています。
その機能を使用すれば、アプリ内で作成したアバターですぐに配信活動を始めることができます。
厳密に言うとアプリで作成したアバターはそのアプリ内の活動でしか使用できないため、名称はVtuber(バーチャルユーチューバー)ではなくVライバーになってしまい活動の幅が制限されます。
ただ、スマホとアプリさえあれば機材を追加購入する必要もなく無料でVtuberとしてデビューできるという大きなメリットがあるため、アバターを作成したらすぐにでも配信活動を始めたいという方には配信アプリでのアバター作成をオススメします。
VRoid Studioで3Dアバターを作成する場合は、まずは顔から編集していきましょう。
左上の「顔」タブをクリックすることで、編集できる箇所の一覧が左に並びます。
左側の列から編集した項目をクリックしパーツを選択したら、右側のパラメータで位置や角度などの細かい設定を行うことができます。
髪型を編集したい場合は左上の「髪型」タブをクリックしましょう。
ここでは全体的にセットされた髪型のプリセットが選べるほか、前髪、後ろ髪、襟足、アホ毛などを細かく設定して好みの髪型を作成することも可能です。
色を変えたい場合は画面右のメインカラーから変更するようにしましょう。
体型を変更したい場合は上の「体型」タブをクリックしましょう。
ここでは主に右のカスタマイズで肌の色や身長の高さ、顔の大きさ等を編集します。
また、細かな設定としては首の長さや鎖骨を抑えめにするかどうか、指の太さまで首から下のほぼ全ての編集を行うことができます。
配信内容によっては胸上をズームで映すことや手を映すことも想定されるため、細かな部分も納得がいくように設定するようにしましょう。
衣装を変更したい場合は、上の「衣装」タブをクリックして編集しましょう。
ここでは統一感のある全身セットの衣装から、細かくトップスやボトムス、靴下や靴を個別に変更することも可能です。
衣装は最も個性を出せるアイテムなので、プリセットに使いたいアイテムが無かった場合は一番下の「さらにアイテムを探す」をクリックし、BOOTHからクリエイターが制作したVRoid用のアイテムをダウンロードし使用してみましょう。
最後に、アクセサリーを付属させたい場合は上の「アクセサリー」タブをクリックしてください。
ここではネコミミやしっぽを付けることができるため、人外のアバターを作成する場合は使用してみると良いかもしれません。
細かな調整方法はこれまで同様、右側のカスタマイズから変更してください。
編集が終わりアバターの作成が完了したら、VRoid Hubへ登録を行いましょう。
VRoid Hubは自身で作成したアバターを複数のサービスで使用できるようにするサービスです。アバターの管理、共有、配布などは全てVRoid Hubから行えます。
アップロードの方法は、右上の共有ボタンをクリックし「VRoid Hubへアップロード」から行いましょう。
VRoid Hubにアバターの登録を行ったら、スマートフォンでアバターを動かしてみましょう。
VRoidモバイルでは、アバターの着せ替えを行って写真を撮ることができます。
また撮影だけでなく、アバターを持っている友人と集まって交流することも可能です。
その他、AR機能を使用して現実にアバターを呼び出して写真撮影を行うこともできるので、アバターを作ったらVRoidモバイルでアバターの色々な姿を確認してみましょう。
REALITYは、アプリ内で作成したアバターを使用し、スマホ1台だけですぐにライブ配信を始めることができるアプリです。
また、REALITYは非常に他Vライバーとコラボが行いやすい配信アプリであり、配信中のライバーにコラボ申請を送り、承認してもらうだけでコラボ配信を行うことができます。
なので、ライバー同士の交流も積極的に行っていきたい方にはREAEITYがオススメです。
Mirrativは、ゲーム配信に特化した配信プラットフォームです。
Mirrativにはライブゲーミングという特殊なコンテンツが存在し、ライバーが配信しているゲームに視聴者も参加して協力したりギフトを送ってライバーを応援するという機能が備わっています。
なので、視聴者と一緒にゲームを遊びたい、盛り上がりたいという気持ちが強い方にはMirrativをオススメします。
※ちなみにMirrativにはエモモというアバター作成機能があり、自分の声にあわせて口が動くなどのモーションがついたアバターを簡単に作成することができます。
ライブ配信アプリ内のアバター制作機能としてはかなりクオリティが高いため、アバターにこだわりたい方にもMirrativはオススメのアプリです。
カスタムキャストはREALITY同様、アプリ内で作成したアプリを使用して気軽に配信活動を行うことができる配信アプリです。
カスタムキャストの最大の特長は、配信プラットフォームがニコニコ生放送であるためVtuber(バーチャルユーチューバー)に近い感覚で配信活動が行える点です。
配信プラットフォームが有名なことも作用してか、カスタムキャストはリリースから10日間で100万ダウンロードを突破し、現在は700万ダウンロードも突破するなど驚異的な盛り上がりを見せているため、これからVライバー活動を行おうと考えている人は1度カスタムキャストについて詳しく調べてみることをオススメします。
topiaは音楽配信を行いたいVtuberに特化した配信アプリです。
topia内ではJOYSOUNDや歌っちゃ王などの高品質音源が約2万曲も収録されているため、煩わしい手続きを行わずとも歌ってみたの投稿や歌枠配信を行うことができます。
他にもオリジナル楽曲を配信するなどの特別なイベントも定期的に開かれているため、顔出しせずに歌で活動していきたい方にとっては最適な配信アプリです。
SHOWROOM Vは、2019年に発足したiPhone専用の配信アプリです。
SHOWROOM Vの最大の特長はVRoid Hubとの連携が行える点です。
これにより、自身がVRoid Studioで作成したアバターをそのままSHOWROOM Vでの配信で使用することが可能になります。
細部までこだわったアバターでVライバー活動を行いたいiPhoneユーザーにはオススメのアプリです。
Vtuber活動を行っていく上で収益化を目指している人は、必ず自身の使用しているアバターが商用利用可能であることを確認してください。
商用利用が許可されていないアバターを使用していると活動を収益化することができないだけでなく、収益化できるほど活動が大きくなってからのアバター変更はリスナー離れにも繋がってしまいます。
そのため、無料アバターを使用する際は必ず利用規約を確認し、商用利用が可能かを確認しておくようにしましょう。
無料アバターを使用して活動を始めることは簡単ではあるものの、あくまで汎用性のあるキャラクターや汎用性のあるアイテムを使用したアバターとなってしまうのでオリジナリティを出すことが難しくなってしまいます。
そのため、今後もVtuberとして本気で長く活動していきたい場合は、しっかり費用を掛けてイラストレーターにアバター作成を依頼するか、自身でオリジナルキャラクターを描いてアバター化するなどの方法をとるようにしましょう。
Vtuberとして活動を始める方法は多岐に渡り、中には完全無料で活動を始める方法も存在します。有料、無料どちらにもメリットとデメリットがありどちらが良い悪いという話でもないので、自身の置かれている環境や目指したいものによって最適なものを選ぶことが大切になってきます。ぜひ自身に合っている方法を選択し、Vtuberとしての活動を始めてみましょう。
視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。
そのような観点からおすすめなのがCastCraftです。
大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
---|---|
コメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
Screen | 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする |
収益化 | 視聴者を大事にする形で収益化する |
CastCraftでは、初見と常連を一目で判別できるだけでなく、視聴者データを蓄積して視聴者全員を覚えてメモを付けることができます。
ゲーム配信中に来てくれた初見の人が雑談配信のときにまた来てくれたら、その参加実績に気づくことが簡単になり、より新しい視聴者が定着しやすくなります。
さらに、配信で行われた未読スパチャ/未読ビッツ/その他投げ銭などの重要情報をコメントビューアー上部に固定しておき、読み上げたかどうかの既読管理ができます。
CastCraftのScreen機能では、視聴者の行動に応じて画面を盛り上げる演出を盛り込むことができます。
たとえば、下記のようなエフェクトを特定のコメントや視聴者の行動に応じて画面に出現させることができます。
自由自在な文字エフェクトもつくれます。
お手持ちの画像やGIFにもアニメーションを付けてエフェクト化することができます。
また、視聴者を大事にしながら収益化を図ることができます。
上記のような機能により、CastCraftは配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。
導入している配信者さんの事例としては、
等がいらっしゃいます。
導入されたチャンネルの総登録者数は1.3億人を超えており、これまで130万回以上の配信で使われています。
CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。