Vtuberとして活動する場合、2Dと3Dのいずれかを選択することとなります。しかし、2Dと3Dとでそれぞれ特徴が異なり、2Dはイラストをそのまま動かす表現方法であるのに対し、3Dは立体的な表現まで可能です。
本記事では、Vtuber活動をこれから検討している方に向けて、Vtuberの2Dと3Dの違いを解説します。 合わせて、それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、どちらを選択するか決めましょう。
CastCraftを今すぐダウンロード3Dモデルを選択する前に、まずは3Dモデルの特徴やメリット・デメリットを押さえておきましょう。
3Dモデルは立体感とリアルな動きを提供するアバターです。
実写動画と同様の自然な動きを3Dモデルで表現するには、細かな調整が必要とされますが、実写で実現できるほとんどのシーンを3Dでも再現することが可能です。
バーチャルでも実写動画と同様のことができるとはいえ、見た目から感じる印象は実写動画とは大きく異なります。むしろ、画面上にさまざまなイラストによる表現ができる分、実写動画以上にクオリティの高い作品が表現できます。
3Dモデルの主なメリット・デメリットは以下の通りです。
3Dモデルの主なメリットは立体表現ができる点です。関節の動きを忠実に再現して全身で動ける魅力があります。
例えば、ショート動画が注目されている中で、踊ってみた動画が高い注目を維持し続けています。3Dモデルがあると踊ってみた動画が作りやすく、動画コンテンツで数字を伸ばすチャンスも作りやすいです。
特にストリーマーよりも歌手寄りな活動をしたいVtuberは3Dモデルを視野に入れてみてください。
3Dモデルの主なデメリットは高額な費用が必要な点です。
3Dモデルではポリゴンの作成・テクスチャのマッピング・骨格設定のリギングを始めとした2Dモデルにはない工程が求められます。さまざまな全身の動きを反映でき、自由度が高いものの、一般的な相場として100万円前後の費用がかかります。
100万円もかけてVtuberデビューしようとするなら、Vtuberとして成功する覚悟を持っておくことが重要です。
具体的にどの程度の費用がかかるかは、3Dモデルの入手方法で異なるため、3Dモデルの入手方法ごとの費用感を把握しておきましょう。
3Dモデルの入手方法は主に以下の3つです。
クリエイターに3Dモデルを依頼して制作してもらう方法が一般的です。
イラストレーターにイラストを共有し、イラストを元に3Dモデリングしてもらいます。一括で対応してもらうケースもあれば、イラストと3Dモデリングを別のクリエイターに制作してもらうケースもあります。
イラストの制作では10万円から30万円必要で、イラストから3Dにモデリングする際には5万円から150万円ほど必要です。細かい動きまでは作れませんが、VRoidを活用することで簡易的な3Dモデリングは5万円から20万円で再現できます。
3Dモデルを自分で制作することも可能です。VRoidをはじめとしたツールを使用すれば無料で3Dモデルを作れます。
VRoidは3Dキャラクターモデルを作成し、管理・共有・配布できるモデリングツールです。
3Dモデリングに必要な知識・経験を持っていれば、自作すれば大きくコストが下げられます。3Dモデル制作を機に知識を身に付けても、不自然な挙動を見せてしまう可能性があります。無理に知識を身に着けようとせず、第三者の力を借りる方法を考えてみてください。
既存の3Dモデルを購入する方法も選択できます。
クリエイターが自ら制作した3Dモデルを一般に公開し、購入した時点ですぐにVtuber活動が始められる仕組みとなっています。費用を抑えつつ短期間でVtuberとしてデビューできる点が魅力的です。
ただ、VRChat用に販売されている3Dモデルが多く、外部ツールでVtuberのモデルとして使用可能か商品説明を確認する必要があります。一般的にUnityPackageでは外部ツールは利用できないため、VRMによる3Dモデルを購入しましょう。
2Dモデルについても、導入前に2Dモデルの特徴やメリット・デメリットを押さえておきましょう。
2Dモデルはイラストのまま動くVtuberモデルです。一般的にLive2Dを用いてVtuberモデルが制作されることが多いことからLive2Dモデルと呼ばれる傾向にあります。
配信画面上に上半身より上まで表示させ、配信の内容に合わせて身体や表情が動くことで配信中のVtuberの様子が視聴者に伝えられます。
Live2D Euclidをはじめとしたソフトを使用することで、ある程度は立体感のある表現を再現させることも可能です。ただ、3Dモデルのように完全に自由に動かすことは難しいことを把握しておきましょう。
2Dモデルの主なメリット・デメリットは以下の通りです。
2Dモデルは3Dモデルと比べてVtuberデビューが早くなります。全身の関節の動きを表現しない分、3Dモデルよりも制作工程が少なくなり、制作にかかる時間が短くなります。
加えて、2Dモデルは3Dモデルよりも動きが少ないため、PCスペックもさほど高くなくても問題ありません。
PCスペックの高さを求められない分、クリエイター側も配信者側も参入障壁が低くて気軽に始めやすいです。
2Dモデルは自由に腕や足を動かせません。Vtuberモデルを全身映し出して配信・動画投稿する場合には、2Dモデルでできる表現ではコンテンツのクオリティが低くなってしまいます。
Leapmotionをはじめとした機材を使用すれば、通常よりも腕を動かせるようになります。しかし、立体表現と言えるほど自由に全身を動かせるわけではありません。細かい動作までは再現できない点を踏まえて、どのような形でVtuberモデルを表現するか決めましょう。
2Dモデルはイラストさえあれば、Live2Dソフトを使用して加工することで入手可能です。まばたきや口の開閉をはじめとした簡単な動きであれば、独学でソフトの使い方を身に着けて表現できます。
ただ、2Dモデルは3Dモデル同様にイラストの用意とモデリングの2つの工程が必要となるため、イラストを自分で用意するかクリエイターに依頼するか決めてください。
モデリングも細かい動きは素人が独学で身に着けてすぐに表現できるものではないため、クリエイターに別途依頼することをおすすめします。
Vtuberを始める場合に2Dと3Dのどちらがよいか、それぞれのメリット・デメリットと自身の活動内容を踏まえて決めましょう。
にじさんじやホロライブをはじめとした大手のVtuberも個人勢Vtuberも2Dモデルでデビューするケースがほとんどです。2Dモデルでデビューしたあとに人気が出た場合に、3Dモデルを制作してファンにこれまでにない姿を見せるケースが多数見られています。
一般的に2Dモデルは配信活動をするために必要最低限必要なモデルで、3Dモデルは活動範囲を広げるために必要なモデルと考えられています。 活動初期段階に何をするかで2Dモデルを選ぶか3Dモデルを選ぶか決めてください。
基本的にVtuberデビューは2Dがおすすめです。
2Dモデルには制作費を抑えやすく、スキルさえあれば自分でも制作しやすいメリットがあります。Vtuberは数年前から飽和状態にあり、数字を伸ばしているVtuberは限られています。いきなり高額な費用を出すと、十分な収益が得られなかった場合に大きな損失を抱えやすいです。
専業Vtuberになれるくらい確実に成長できる戦略と覚悟がない限りは、無理なく始められる2DモデルからVtuber活動を始めましょう。
Vtuberデビューする際に、Live2Dを使用した2Dモデルから始める方法と3Dモデルから始める方法の2つの選択肢があります。
3Dモデルは全身が動かせる分、実写動画に近いさまざまなコンテンツを投稿しやすいです。しかし、モデルを作ってもらう際に高額な費用がかかってしまいます。
デビュー初期段階はファンの数も少ないため、3Dモデルから始めるのは大きなリスクになりやすいです。
Vtuberとしてこれからデビューする方は、配信がメインコンテンツとなる場合はLive2DからVtuber活動を始めましょう。
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