VTuberのなり方は、自分で機材やアバター、チャンネルを用意してデビューする方法と、事務所に所属してデビューする方法の2つです。
しかし、企業勢の場合は誰でも事務所に入れるわけではなく、応募して受かった方のみが対象となります。そのため、まずは個人勢としてVTuberになり、実績を作ってから企業勢になるほうが現実的です。
本記事では個人勢と企業勢別にVTuberのなり方を解説するので、ぜひ参考にしてください。
VTuberの市場規模は2024年度で約1,050億円、2025年度は前年度比120%の約1,260億円に拡大すると予測されており(矢野経済研究所調べ)、今なお成長を続けています。
自分もVTuberとして活動してみたいと考える人が増える一方で、何から始めればいいのか分からないと踏み出せないままの方も多いでしょう。
本記事では、VTuberのなり方を個人勢・企業勢の両面から解説します。具体的には、次の内容を網羅しています。
最後まで読むことで、自分に合ったVTuberのなり方が明確になり、具体的な行動に移せます。ぜひ参考にしてVTuberデビューを果たしましょう。
CastCraftを今すぐダウンロード個人でVTuberになるには、大まかに次の5つの手順で進めます。全体像を先に把握しておくと、準備の見通しが立ちやすくなります。
手順ごとに詳細を解説するので、VTuberデビューに活用してください。
機材を揃える前に、まず「自分がどんなVTuberとして活動したいのか」を明確にしましょう。
曖昧なまま進めると、配信ジャンルに合わない機材を買ってしまったり、キャラクター設定がブレて視聴者に刺さらなかったりする原因になります。
最初に決めるべき項目は3つあり、1つ目は配信ジャンルです。ゲーム実況、歌ってみた、雑談、ASMR、イラスト制作配信など、自分の得意分野や興味のある分野を軸に選びます。
2つ目はキャラクター設定です。見た目のデザイン、声のトーン、口調、性格などを決めておくと、アバターを発注する際にもスムーズです。
最後にターゲット層を決めましょう。どんな視聴者に見てもらいたいかをざっくりとでも想定しておくことで、配信内容やSNS運用の方向性に一貫性が生まれます。
決めたことを紙やメモアプリに書き出しておくだけで、すべての工程を効率的に進められます。
Vtuberとして配信を行うために最低限必要な機材は、「PC」「マイク」「Webカメラ」の3点になりますので、それらを入手するための資金が必要になります。一般的な大手ショッピングサイトでも購入は可能ですが、それぞれ何でもよいというわけではありません。
とくにPCについては、同時に複数のソフトを動かしてデータのやり取りをおこなったり、VTuberのモデルを動かしたりするので、その分PCに求める能力も高くなります。
目安として、CPUはIntel Core i7以上またはAMD Ryzen 5以上、メモリは16GB以上、GPUはNVIDIA GeForce RTX 5060以上をおすすめします。ゲーム実況をおこなう場合は、さらに上位のスペック(Core i9やRTX 5070クラス)を検討してください。
マイクはPC内蔵のものではなく、外付けのコンデンサーマイクを用意しましょう。音質は視聴者の離脱率に直結します。
価格帯は5,000円〜3万円程度で、初心者でも扱いやすいUSB接続タイプがおすすめです。歌配信をメインにする場合は、オーディオインターフェースとXLRマイクの組み合わせも検討する価値があります。
Webカメラは、フェイストラッキングに必要な機材です。解像度720p以上のものを選べば基本的に問題ありません。なお、iPhoneをお持ちの場合はFace ID機能を活用した高精度なトラッキングもできます。
VTuberになるには、動かすためのアバターを用意しなければなりません。
アバターの入手方法は主に3つあり、予算とクオリティのバランスで選びます。
1つ目は、マーケットで購入する方法です。「BOOTH」や「nizima」といったプラットフォームでは、クリエイターが制作したLive2Dモデルや3Dモデルを購入可能です。
BOOTHには無料で配布されているモデルもあり、nizimaでは汎用モデルが1万円以内で入手できます。すぐに配信を始めたい方や、初期費用を抑えたい方におすすめです。
2つ目は、クリエイターに外注する方法が挙げられます。ココナラやSKIMA、Xの「#魂募集」タグなどで、イラストレーターやLive2Dモデラーに依頼可能です。
イラスト制作からLive2Dモデリングまでをセットで依頼した場合の費用目安は、5万〜15万円です。オリジナリティの高いアバターが欲しい方に適しています。
3つ目は、自作する方法です。ただし、専門的な知識と相応の時間が必要になるので、元々クリエイティブな仕事をしている方や、すべて自分でやりたいといった方以外は、外注かマーケット購入をおすすめします。
依頼先の選び方や具体的な進め方については、下記の記事で詳しく解説しています。
Vtuberとして配信をおこなうために最低限必要なソフトウェアは「配信ソフト」「トラッキングソフト」になります。加えて、ゲーム配信をするのであればそのゲームが必要になります。
配信ソフトの定番は「OBS Studio」で、完全無料で使えます。
トラッキングソフトは、2Dモデルなら「VTube Studio」(基本無料、Steam版のロゴ非表示オプションが約1,520円の買い切り)、3Dモデルなら「VSeeFace」や「3tene」が代表的です。
用途に合わせて入手し、それぞれPCにインストールしてください。
セットアップの流れは、次のとおりです。
VTuber配信のやり方の詳細は、下記の記事でも解説しているので、併せて読んでみてください。
予算的に厳しい場合や、準備が多すぎると感じた場合の対策として、スマホ1台で完結する方法も解説します。
代表的なアプリには、REALITYやIRIAM、topiaなどが挙げられ、それぞれ手軽にVTuberとしてデビュー可能です。
アプリ内でパーツを組み合わせてアバターを作成するものや、イラストを用意すればアバターとして動かせるものまでさまざまなので、ぜひ利用してみてください。
ただし、手軽に始められる反面、PC配信と比べて画面構成やエフェクトの自由度は低くなります。
しかし、まずはVTuber配信を体験してみたい方や配信経験を積んでから本格的な機材を揃えたいといった方にとっては最適な選択肢です。
事務所のオーディションでも配信経験が重視されるケースが多いので、スマホアプリで実績を作るのは戦略としても有効といえるでしょう。
VTuberを始める際にかかる費用は、スマホアプリを使えば無料、PC配信で本格的に始める場合は30〜50万円程度が目安になります。
費用目安を把握して、個人勢になるか企業勢になるかを決めましょう。
予算帯別に必要な機材と費用の目安を整理します。
| 始め方 | 費用目安 | 特徴・詳細 |
|---|---|---|
| スマホ | 無料~数千円 | REALITYなどの無料アプリを使えば、追加機材なしで配信を始められます。すでにスマホを持っていれば初期費用は実質0円です。 |
| PC(最低限) | 20万~25万円 | 中程度のスペックのPC(20万~25万円)、USB接続のコンデンサーマイク(5,000円〜1万円)、Webカメラ(3,000円〜5,000円)、BOOTHで無料〜数千円のアバターを入手。配信ソフトとトラッキングソフトは無料で揃います。 |
| PC(本格) | 30万~50万円 | 高性能ゲーミングPC(30万〜40万円)、コンデンサーマイク+オーディオインターフェース(1万〜3万円)、Webカメラ(5,000円〜1万5,000円)、クリエイターへのアバター外注(5万〜15万円)。ゲーム実況や歌配信を本格的に行いたい場合はこの価格帯になります。 |
アバターの費用は、入手方法ごとに変動します。無料のBOOTHモデルを使えば0円、nizimaで購入すれば数千円〜1万円、個人クリエイターに依頼すれば5万〜15万円、制作会社に依頼する場合は数十万円以上になることもあります。
企業勢VTuberとして事務所に所属する場合、基本的に金銭的な負担はほとんど発生しません。
多くの事務所では、アバターの制作費用や配信機材を事務所側が負担します。ホロライブやにじさんじなどの大手事務所のオーディション応募条件を見ても、費用に関する記載はなく、必要なのは「継続的に活動できること」などです。
強いて挙げるなら、面接に出向くための交通費が自己負担になる程度です。費用面のハードルが低い代わりに、オーディションの倍率が非常に高い(大手事務所で数百倍〜1,000倍以上)という別のハードルがあります。
企業に所属してVTuberになるには、事務所が開催するオーディションに応募し、合格する必要があります。オーディションに受かれば、企業のサポートを受けながらVTuberとしてデビュー可能です。
企業ごとにオーディションの流れや重視するポイントは異なるため、本記事では基本的な流れを参考にしつつ、希望する事務所ごとの特徴も確認してください。
企業所属のVTuberを目指す希望者は非常に多く、大手事務所ではオーディションの倍率が数百倍〜1,000倍以上に達するともいわれています。そのため、最初は書類審査で大多数がふるい落とされます。
沢山の希望者の中から次のステップへと進むために、応募書類をどう考えて書けばよいか、以下の要素をしっかりと考えましょう。
「なぜその事務所を希望するのか」は、ほかの事務所ではなく、その事務所でなければならない理由を事務所の方針や所属VTuberの特色に紐づけて書きましょう。
「所属してどんな活動がしたいか」は、「ゲーム配信をしたい」のような漠然とした内容ではなく、「〇〇というジャンルで週3回の定期配信をおこない、半年以内に大会に出場したい」のように具体的に書くと差をつけられます。
また、実績の数字は可能な限り具体的に書きましょう。チャンネル登録者数、同時接続数の最高値、SNSのフォロワー数、楽曲の制作本数など、定量的なデータがあると審査する側の判断材料になります。
当然ながら熱い意気込みも大事ですが、その点に関しては応募するみなさん全員がそれぞれ文章にしてくることだろうと思います。
差がつくのは、意気込みの先にある「自分を採用すべき具体的な根拠」が数字や実績で示されているかどうかです。
現状、VTuberの事務所はYouTubeを主戦場にしている事務所も多く、応募時に動画の提出が必須になっていることも多いです。動画は2〜5分程度を目安に、次の構成で作成しましょう。
また、上記の構成に加えて、下記のポイントも意識してみてください。
書類審査の部分にも通じる事ですが、「ここまでこだわれば正解」という答えがない部分ばかりになります。ただ、審査する側からしても最も「どんなVtuberになりたいか」がイメージしやすい部分になりますので、自分で納得できるまでしっかり時間をかけましょう。
面接までこぎつけることができれば、あと一歩と言えるでしょう。基本的には書類審査のフェーズでまとめた自分の特徴と、基本的にはポジティブな考え方で受け答えを行ないましょう。
事務所に所属するとなればマネージャーさんとのやり取りが必要になることが多く、明るい人柄をアピールできた方が印象は良くなるでしょう。
面接でよく聞かれる質問の例は、次のとおりです。
これらの質問に対する自分なりの答えを事前に準備しておくと、本番でも落ち着いて受け答えができます。
専門学校のようなタイプの、学費を払って学ぶ育成スクールが沢山ありますが、事務所が運営するVtuber育成スクールも存在します。にじさんじの「バーチャル・タレント・アカデミー」を例に解説いたします。
バーチャル・タレント・アカデミーでは研修中のプログラム受講費、⼊学⾦等の費⽤を支払う必要はなく、すべてスクール側が負担します。
受講中ににじさんじ所属のVtuberとしてデビューすることもあります。
通常の専門学校に比べてメリットがたくさんありますが、その分受講するためには、事務所所属と同じようにオーディションを通過する必要があります。
2026年1月時点のVTA公式サイトの募集要項では、応募資格として次のように定めています。
経験は不問で、学ぶ姿勢のある方が対象です。未成年者の方が応募される場合は、親権者の同意が必要となります。
当然ですが、学ぶ姿勢があるかどうかなどの姿勢も大事ですので、こちらも通常の所属オーディションに挑むような気持ちで参加しましょう。
現時点でバーチャル・タレント・アカデミーと全く同じ形式のスクールは多くありませんが、VTuberを志す人が増え続けている現状を考えると、今後同様のスクールが登場する可能性は十分にあります。
気になる事務所がある方は、オーディション情報とあわせてスクール情報もこまめにチェックしておきましょう。
VTuberに向いている人の特徴は、トーク力やコミュニケーション力などが挙げられます。
自分に当てはまるかどうかを確認すると同時に、当てはまらない場合には磨くべきスキルとして認識しましょう。
トーク力やコミュニケーション力がある方は、VTuberに向いています。
VTuberの配信は1時間以上に及ぶことも多く、その間ずっと話し続ける必要があります。話すこと自体が苦にならない方や視聴者のコメントに反応しながら会話を広げられる方はVTuber活動に向いているといえるでしょう。
得意分野や好きなことが定まっている方も、VTuberに向いています。
ゲームが上手い、歌がうまい、雑学に詳しい、絵が描けるなど、なにか一つでも「これならほかの人より語れる・見せられる」というものがある方は、そのまま配信コンテンツにできるので、強みといえるでしょう。
ほかにも、継続的に活動を続けられる方や企画力・アイデアを出すのが好きな方なども、VTuberの素質があります。
企業勢を目指す場合、オーディションに受かりやすい方にも傾向があります。
配信経験がある方は、オーディションに受かりやすいです。個人勢としてでも、スマホアプリでの配信経験でも構いません。「配信経験あり」は書類審査の段階で大きなアドバンテージになります。
また、明確な特技がある方なら、歌唱力や楽器演奏、ゲームの腕前、語学力、イラスト制作など、「この人にしかできない配信」がイメージできる特技を持つ人として、評価されやすいです。
コミュニケーション能力が高く、前向きな方もVTuberに向いています。事務所所属はチームで活動する側面があるため、マネージャーやほかの所属VTuberとの円滑なコミュニケーションが取れることは重要な評価ポイントです。
ここまで具体的な始め方などを解説してきました。まとめとして、それぞれのメリット/デメリットを挙げますのでおさらいの意味も含めて確認しましょう。
メリットとしては、以下の点が挙げられます。
デメリットとしては、以下の点が挙げられます。
メリットとしては、以下の点が挙げられます。
デメリットとしては、以下の点が挙げられます。
VTuberになることを検討するうえで、実際に稼げるのかどうかも明確にしておきましょう。VTuberの主な収入源は、次の5つです。
いずれもチャンネル登録者数が1,000人規模になる必要はあるものの、達成できれば収益は伸び続けていきます。
年収については、業界トップクラスの人気VTuberで数千万円〜1億円以上と推定されています。
個人勢でもチャンネル登録者1万〜5万人規模であれば月収30万〜50万円程度が目安です。一方で、大多数のVTuberの収益はゼロに近い厳しい側面もあります。
VTuberは「始めれば稼げる」ものではなく、継続的な活動と試行錯誤を重ねて少しずつファンを獲得していく世界であることは理解しておきましょう。
本記事では、VTuberのなり方を個人勢・企業勢の両面から解説しました。
個人勢は自由度が高く、スマホアプリを使えば今日からでも始められます。一方で、機材の準備やプロモーションはすべて自分で行う必要があります。
企業勢は事務所のサポートを受けられる分、オーディションという高いハードルがあります。
どちらが正解ということはなく、自分の予算・目標・性格に合った方法を選ぶことが最も大切です。まだ迷っている方は、まずスマホアプリで配信を体験してみることをおすすめします。
実際にやってみることで、「自分は配信が好きなのか」「個人でやりたいのか事務所に入りたいのか」が見えてくるでしょう。
目標までの道筋が明確になれば、途中で壁にぶつかっても乗り越えやすくなります。本記事を参考に、自分の理想のVTuberを目指して一歩踏み出してください。
視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。
そのような観点からおすすめなのがCastCraftです。
CastCraftでは、初見と常連を一目で判別できるだけでなく、視聴者データを蓄積して視聴者全員を覚えてメモを付けることができます。
CastCraftのScreen機能では、視聴者のコメントや投げ銭に応じて画面を盛り上げる演出を盛り込むことができたり、自由自在な文字エフェクトもつくれます。
お手持ちの画像やGIFにもアニメーションを付けてエフェクト化することができます。
また、「いつでも投げ銭」という収益化機能では、配信者に9割還元できる他、投げ銭してくれた視聴者に対して個別のお礼の返信や特典ファイル(画像や音声など)を添付することも可能です。
導入している配信者さんの事例としては、
等がいらっしゃいます。
導入されたチャンネルの総登録者数は1.6億人を超えており、これまで260万回以上の配信で使われています。
CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。
