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高性能なゲーミングPCは、一般的なパソコンよりも消費電力が大きく、また基本的にデスクトップPCでもあるため、突然の停電やブレーカー落ちによる影響を受けやすい傾向にあります。ゲームプレイ中に電源が落ちると、セーブデータの破損やストレージ故障、場合によってはグラフィックボードの破損につながる可能性もあり、特にオンラインゲームのプレイ中や配信中などには大きなトラブルになりかねません。 そんな時に役立つのが、UPS(無停電電源装置)です。自宅環境にUPSを導入しておけば、停電時でも一定時間はPCへ給電を続けられるため、停電後に安全にシャットダウンを行えるほか、瞬間的な電圧の低下からPCのパーツを保護することができます。また、落雷による雷サージやノイズ、電圧変動などにも対応できるため、停電以外の入力電源異常にも対処可能です。 ただし、UPSは製品によって出力する波形や出力の容量、停電後に電源の入力をバックアップできる時間などが異なり、ゲーミングPCに搭載している電源によってはUPSを購入しても期待していたような効果を発揮できない場合があります。特にこれからゲーミングPCを購入するという人の場合は、自分のゲーミングPCに必要なUPSの性能が分からず、どれを選べばいいか迷ってしまうこともあるでしょう。
そこで本記事では、ゲーミングPC向けUPSの選び方を詳しく解説したうえで、実際におすすめできるUPSのモデル10選を厳選して紹介します。 容量や給電方式などの基礎知識も含めて解説していますので、停電対策や配信環境の強化として自宅環境にUPSの導入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
ゲーミングPCのためにUPSを導入する場合、単に価格帯や出力容量の大きさだけではなく、自PCの構成や自宅環境に合わせて選ぶことが重要です。ここでは、ゲーミングPC向けUPS選びで失敗しないための選び方のポイントを順番に解説します。
UPSの出力波形には大きく分けて「正弦波」と「矩形波」の二種類が存在しています。ゲーミングPCへの給電目的であれば基本的には「正弦波」モデルがおすすめですが、場合によっては「矩形波」モデルも選択肢となります。
出力波形が矩形波のUPSは、正弦波に比べると高・低の切り替わりが激しく正弦波と比べると波形の滑らかさに劣る代わりに、制御が容易でリーズナブルな製品が多いのが特徴です。ただし、最近のゲーミングPCに搭載されている高品質な電源ユニットは、「力率改善回路(PFC)」や「Active PFC」といった電力効率を改善するための機構を搭載していることが多いですが、これらのPFC搭載電源は矩形波では正常に動作しない場合があります。矩形波の導入を検討する場合は、自分の電源が矩形波に対応しているか確認した方がよいでしょう、購入後の切り替えはできないため、迷った場合は正弦波のUPSを選ぶことをおすすめします。
UPSは容量不足になると正常に給電できず、結果としてUPSを繋いだ状態でも電源が落ちる可能性があるため、自分の環境での消費電力に合わせた出力容量の選択が重要です。基本的には、ゲーミングPCに搭載されている電源ユニットのW数に合わせて、余裕を持ちたい場合は1.3倍程度のものを選ぶと良いでしょう。
UPSには「常時商用給電」「ラインインタラクティブ」「常時インバータ」の三種類の給電方式が存在し、それぞれ通常時と停電時の電力供給方式が異なります。ゲームプレイ中や配信中の安定性を重視するのであれば、給電方式ごとの違いも理解しておくと良いでしょう。
ここからは、ゲーミングPC向けUPSのおすすめモデルを10個厳選して紹介します。 自分の用途や予算、好みに合わせて最適なモデルを見つけましょう。
UPSやPDU、電源管理ソフトウェアなど電源関係の製品を幅広く提供するCyberPowerから発売されている、扱いやすさと性能のバランスに優れたラインインタラクティブ方式のタワー型UPSです。正面に多機能LCDディスプレイが搭載されており、電源とバッテリーの状態、負荷状態などのシステム情報を表示することができるため、電源システム全体を簡単かつ効率的にコントロールすることができます。出力コンセント数は8個、なおかつ全てがサージ保護付きのバッテリー出力コンセントと、家庭での利用であればバッテリー出力コンセントが不足することはまずない構成となっており、安心して利用できるのも魅力。700Wの容量でミドルクラスのゲーミングPC環境を保護できるバランス型の扱いやすいUPSです。
同じくCyberPowerから発売されているタワー型UPSで、こちらは視認性の向上したディスプレイを搭載し扱いやすさが向上しています。最大の特徴はひと目で電源の状態を確認できる直感的かつグラフィカルなユーザーインターフェースのカラー液晶パネル、見やすいように上に傾けることができる設計で、足元などに設置している場合でも身をかがめて視線を合わせる必要なく電源の状態を確認できます。出力コンセント数は12個で全てサージ保護、バッテリーは半数の6個となっている他、前面にはUSBとUSB-Cの充電ポートが一口ずつ搭載されており、手軽なポータブル機器への充電も可能な仕様となっています。出力容量は780WとハイエンドゲーミングPCにも対応できる出力容量に向上しており、より扱いやすいUPSが欲しい人におすすめのモデルです。
こちらもCyberPowerから発売されているタワー型UPSで、1050W対応の高出力設計によってRTX 5070クラスのGPUを搭載したハイエンドゲーミングPCでも安定してバックアップ運用できる大容量モデルです。1050Wと出力容量に余裕があるため、高性能PCだけでなく大型・マルチモニターやネットワーク機器、配信デバイスなどもまとめて接続しやすく、自宅のゲーミング環境をまるごと保護したい人に向いています。CyberPowerらしい3年間の長期保証も魅力的で、3年間の無料使用期間付きのオプション製品を接続すればスマホなどからクラウドを介してリモートでのUPS管理が可能となり、出先からUPSの状態を確認してPCを安全にシャットダウンさせることも可能です。24.5kgの重量級の本体に相応しい安心感を兼ね備えた、ハイエンドゲーミング環境向けのハイパフォーマンスUPSです。
電気・産業機器を製造するAPC(シュナイダーエレクトリック)から発売されている、同社製UPSの中でも比較的小型でUPSを初めて導入する方にも扱いやすいエントリー向けモデルです。出力容量は330Wと控え目でハイエンド構成のゲーミングPCには向きませんが、エントリー程度のゲーミングPCであれば十分対応可能。安価ながらラインインタラクティブ方式の給電に対応し、安定性に加えて長寿命バッテリーによるメンテナンス頻度の低さも魅力で、安定して長期間使い続けられる仕様となっています。限られたデスクスペースにも設置しやすく、まずは自宅のゲーミング環境に最低限の停電対策環境を導入したいという人におすすめです。
同じくAPCから発売されているラインインタラクティブ方式のUPSで、こちらは出力容量が向上したモデルです。省スペースで扱いやすい特徴はそのままに、1000VA/600W対応の出力性能を備えているため、一般的なゲーミングPC環境やゲーム配信環境でも十分に活用できるようになっています。コンパクトながら出力コンセント数はバッテリーバックアップ&サージ保護が4個、サージ保護のみが4個となっており、周辺機器への安定した電力供給も可能です。足元だけではなくデスク上にも設置できる、扱いやすく性能も十分なUPSが欲しいという方におすすめできるモデルです。
APCから発売されているラインインタラクティブ方式のUPSで、こちらは業務用途レベルの安定性と出力容量を兼ね備えた高性能機となっています。最大1500VA/980Wまで対応できる余裕のある出力設計により、高性能GPUを搭載したハイエンドゲーミングPCと複数の周辺機器を同時接続しても安定した運用を行いやすくなっています。最大の特徴は出力コンセントのグループ機能、コンセントを高優先度の「グループA」低優先度の「グループB」に振り分け、グループAに電源を落としたくない製品を繋いでおくことで、通常時は両方のグループに優先して電力を供給しつつ、非常時にはグループBを遮断してグループAにだけバッテリー容量を割り当てることができます。LCDディスプレイによる細かな状態確認にも対応しており、より本格的なゲーミング環境の保護を求めるユーザー向けの一台となっています。
APCから発売されているラックマウント型のUPSで、一般的な据置型UPSとは異なり、サーバーラックへのマウントに対応した2Uサイズ設計を採用しているのが特徴です。サーバーラックへ組み込むことで配線管理を効率化しやすく、自宅サーバーやネットワーク機器をまとめて管理したい人にも適しています。もちろん1500VA/980Wの大容量はゲーミングPCにも十分活用可能で、ゲームサーバー運営や大規模な配信設備を構築したい人にもおすすめ。高出力かつ高安定性を両立した、特に自宅サーバーへの使用に適した本格派UPSです。
比較的リーズナブルな価格帯ながら、正弦波出力に対応しているコストパフォーマンス重視のUPSです。1000VA/610W対応のため、ミドルクラスまでのゲーミングPCや周辺機器をまとめて接続しても扱いやすく、自宅用UPSとして導入しやすい性能を備えています。コンパクトな設計で設置面積を抑えやすく、デスク横にも配置しやすい点、バッテリー交換が簡単な点も魅力的。より扱いやすさを重視する方におすすめのUPSとなっています。
高効率設計によって発熱を抑えつつ、静かに運用できるのが特徴のラインインタラクティブ方式UPSです。750VAながら680Wまで対応しているため、比較的消費電力の大きいゲーミングPCとも組み合わせやすく、数字以上に余裕を感じやすい構成となっています。ファンレスでも動作音も比較的抑えられているため、ゲーム配信やボイスチャット環境でもノイズ源になりにくいのも魅力的。静かな配信環境を重視する方にもおすすめしやすいモデルです。
一般的な鉛バッテリーではなく、安全性・長寿命・コストパフォーマンスに優れたリン酸鉄リチウムイオン電池を採用している点が大きな特徴のUPSです。1000VA/800Wと大容量ながら従来型バッテリーのUPSよりも長寿命かつ発熱が少なく、長期間に渡ってメンテナンスコストを抑えながら運用できるようになっています。出力コンセント数は8個、コンパクトなサイズ感や前面のミュートスイッチでの静音モード、ひと目でバッテリーの状態を確認できる前面のLCDディスプレイなど扱いやすい点が多いのも特徴。UPSとしては比較的新しいアプローチを採用したモデルですが、単に目新しいモデルが欲しい方だけではなく、長期運用を見越してバッテリーの寿命を重視したい方にもおすすめです。
UPS(無停電電源装置)は、突然の停電などの電源障害からゲーミングPCを保護し、安全にデータを保存してシャットダウンを行うために欠かせない機器です。セーブデータの破損やストレージ故障、場合によってはグラフィックボードの破損はもちろん、オンライン対戦やライブ配信中の強制終了を防げる点も大きなメリットとなります。一方で、UPSは単純に容量が大きければよいというわけではなく、出力波形や出力容量、給電方式などを自分の環境に合わせて選ぶ必要があります。特にActive PFC電源を搭載したゲーミングPCを使用している場合は、正弦波対応モデルを選ぶことが重要です。また、配信機材やマルチモニター環境を構築している場合は、出力容量やコンセント数にも余裕を持たせておくと安心です。今回紹介した選び方やおすすめモデルを参考に、自分のゲーミング環境に適したUPSを導入し、快適なゲーミング環境を構築してみてください。
Active PFC電源を使うことが多いため、基本的には正弦波対応モデルを選ぶのが安全です。
PC本体の電源容量だけでなく、モニターやルーターなど接続する周辺機器の消費電力も合計して決めます。
安定性と扱いやすさのバランスを重視するなら、ラインインタラクティブ方式が使いやすい選択です。
雷サージや瞬間的な電圧低下、電圧変動からPCや配信機材を保護しやすくなります。