OBSの「ノイズゲート」は、配信中の不要な音をカットして声を聞き取りやすくする音声フィルタです。正しく調整できれば、キーボード音や環境音を抑えつつ、クリアな音声で配信できます。反対に、設定が強すぎると声の語尾や小さい声まで切れてしまうこともあります。
本記事では、OBSのノイズゲートの基本的な役割から、調整のコツ、おすすめの設定値(目安)まで詳しく解説します。
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OBSのノイズゲートは、しきい値を下回る音を自動でカットし、必要な音だけを通すための音声フィルタです。マイクが拾う「サーッ」という環境ノイズやキーボードの小さな音など、声が出ていない時間の不要音を減らせます。
※dBはマイナス表記です。0に近いほど反応しやすく、マイナスが大きいほど反応しにくくなります。
音量が閉鎖しきい値を下回ると、ゲートが閉じて音がカットされます。0に近すぎると語尾や小さい声まで切れやすくなります。
音量が開放しきい値を上回ると、ゲートが開いて声が通ります。0に近すぎると声が入りにくく、途切れの原因になります。
ゲートが開くまでの速さです。短すぎると切り替えが目立ち、長すぎると話し始めが欠けます。
ゲートを開いたまま保つ時間です。短いと言葉の間でパカパカしやすくなります。
ゲートを閉じるまでの時間です。短いと語尾がブツ切れ、長いと無音時のノイズが残りやすくなります。
OBSトップ画面の「音声ミキサー」で、フィルタを追加したい音声(例:マイク)の三点メニューをクリックします。
表示されたメニューから「フィルタ」を選択します。
フィルタ画面で音声フィルタ欄の下にある「+」ボタンをクリックします。
表示された一覧から「ノイズゲート」を選択して追加します。
「音声フィルタ」にノイズゲートが追加され、閉鎖しきい値/開放しきい値/動作開始時間/保持時間/解除時間を設定できるようになります。
ノイズゲートの設定値はマイクの感度・部屋の騒音・声量で変わります。下記はあくまで目安として、環境に合わせて調整しましょう。
まずは「閉鎖:-32 dB/開放:-26 dB/開始:25ms/保持:200ms/解除:150ms」あたりから始め、配信音を聞きながら少しずつ調整するのがおすすめです。
ノイズゲートは「正解の数値」が決まっているわけではなく、マイク感度・声量・部屋の環境音によって最適値が変わります。設定画面の数値だけを見て決めるのではなく、自分の声を実際に聞きながら少しずつ調整するのが確実です。
調整は次のように、症状に合わせてしきい値を動かします。
ポイントは、一度に大きく変えないことです。1〜2dBずつ動かして、話し始め・語尾・無音時のノイズを確認しながら、自然に聞こえるラインを探しましょう。
OBSトップ画面の「音声ミキサー」にある歯車マークをクリックして、「オーディオの詳細プロパティ」を開きます。
マイクの音声モニタリングを「モニターのみ(出力はミュート)」に変更します。自分で聞きつつ配信や録画にも声を乗せたい場合は「モニターと出力」を選択します。
ノイズゲートは、しきい値を下回る音をまとめてカットするフィルタです。そのため、周囲が静かでノイズがほとんど入らない環境では、無理に使う必要はありません。
ノイズが少ないのにノイズゲートを強くかけると、声の語尾や小さな声まで「小さい音」と判定されて途切れることがあります。音質が良くなるどころか聞き取りにくくなるケースもあるので注意しましょう。
「少しだけノイズが気になる」程度なら、しきい値を高くしすぎず、弱めに設定して自然さを優先するのがおすすめです。
ノイズゲート使用中に声が入らない/途切れる場合は、開放しきい値が高すぎてゲートが開かないのが原因です。開放しきい値を1〜2dBずつ下げ(マイナス側にする)、話し始め〜語尾まで自然に入るか確認して調整しましょう。
ノイズ抑制を有効にしていると、抑制レベルが高すぎる場合に音質が劣化し、声がこもって聞こえることがあります。ノイズ抑制の抑制レベルを少し下げて改善するか確認しましょう。
ノイズ抑制を有効にしていても、抑制レベルが低すぎると環境音を十分に抑えきれず、ノイズが残ることがあります。抑制レベルを少しずつ上げて様子を見ましょう。あわせて、無音時のノイズが気になる場合はノイズゲートと併用すると、不要音をより抑えやすくなります。
今回は、OBSのノイズゲートの役割から設定方法、おすすめの目安値、調整のコツまで解説しました。ノイズゲートは環境に合わせて微調整することで、ノイズを抑えつつ声をクリアにできます。最適化して高音質な配信を目指しましょう。
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