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年々進化を遂げているVRゴーグル
VRゴーグルは年々進化を遂げており、これまでごく一部のユーザーに限られていた本格的なVR体験が、今ではより身近なものになりつつあります。高解像度かつ高リフレッシュレートのディスプレイ、精度の高いトラッキング機能を搭載したモデルも増え、ゲームの世界を現実のように感じられる没入感が得られるようになりました。特にPCと接続するタイプのVRゴーグルは、スタンドアロン型より遥かに高い処理性能と拡張性を併せ持ち、専用コントローラーや外部センサーと組み合わせることで、よりリアルで没入感のあるVR表現を実現できる点が魅力的です。
また、VRゴーグルの用途はゲームに留まらず、AR機能での映画鑑賞やバーチャル会議といった実用的な分野、あるいはイラスト制作や3Dモデリングといったクリエイティブな分野でも活用されています。その一方で、PC用VRゴーグルは価格帯や性能に大きな幅があり、製品ごとに特徴も大きく異なるため、「どのモデルを選べば良いのか分からない」という声も少なくありません。
本記事では、VRコンテンツを快適に楽しむためのPC用VRゴーグルの選び方を詳しく解説し、厳選したおすすめモデル12選をランキング形式で紹介します。VRに初めて触れる入門者向けの比較的手軽に導入できるモデルから、ヘビーユーザー向けの高性能かつ多機能なハイエンドモデル、PCとの接続が不要なスタンドアロン型のモデルまで幅広く紹介していますので、VRゴーグルの購入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
PC用VRゴーグルの選び方
PC用VRゴーグルは機種ごとに特徴が大きく異なるため、選び方を間違えると「酔いやすい」「長時間装着していると痛い」といった問題が起こりがちです。ここでは、初めて購入する方でもわかりやすいように、用途や環境に合わせた選び方のポイントを解説します。
まずは「PCのスペック」を確認
PC用VRゴーグルは演算処理をPCに任せるため、VRゴーグル本体の性能だけではなく、接続先となるPCのグラフィック性能も重要です。PCの性能がVRゴーグルの要求値を満たしていないと、出力される映像にカクつきなどの問題が発生する場合があり、特にVRで映画やゲームを楽しむ際にはストレスの原因になります。ハイスペックなVRゴーグルほど要求されるPCの性能も高くなり、折角のスペックを発揮できなくなる可能性も高いため、PCのスペックは事前に確認しておきましょう。
VR用にBTOなどのPCを購入する場合は、「VR Ready」認証を受けた機種を選ぶと良いでしょう。VR Readyとは、高品質なVRを体験するための性能を満たしたPCやパーツに対する認定証のようなもので、GPUやグラフィックボード自体に付与される「NVIDIA VR READY」や、「VIVE Ready」「Oculus Ready」などが存在します。特にVIVE Readyに対応したPCであれば、他メーカーのほとんどのVRゴーグルも問題なく動かせるため、VIVE Readyを中心にチェックしていくことをおすすめします。
既存のPCでPC用VRゴーグルを利用する場合は、下記のVIVE Readyのスペックを満たしていれば、ほとんどのVRゴーグルで問題なくVRを楽しめるでしょう。また、下記のスペックを満たしていない場合でも、VRゴーグルによっては問題なく利用可能である場合もあるため、詳しくはそれぞれのVRゴーグルの要求性能をチェックしてください。
- CPU:Intel Core i5-4590、AMD Ryzen 1500以上
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060、AMD Radeon RX 480以上
- メモリ:16GB以上
- ビデオ出力:DisplayPort
- USBポート:USB 3.0×1
- OS:Windows 10、Windows 11
ゴーグル本体の性能で選ぶ
VRゴーグル本体の性能は映像の美しさや滑らかさに直結します。解像度、視野角、リフレッシュレートの三つの要素を確認しましょう。
解像度は「フルHD」以上がおすすめ
VRゴーグルは頭部に装着して目の前にディスプレイを設置する形で映像を見るため、ディスプレイの解像度はVRコンテンツの没入感に直結し、解像度が低いと気が散ってしまうことがあります。フルHDは標準的な解像度であるため、VRコンテンツを普通に楽しむのであれば、フルHD解像度があれば問題ありません。グラフィックの美しいVRゲームなど、VRコンテンツの迫力ある映像表現を楽しみたい方は、WQHDや4K解像度に対応したモデルを選ぶと良いでしょう。
視野角は「100°」以上がおすすめ
視野角とは、首を動かさずに視認できる映像の範囲を示す値で、これが高いほどリアルに近い視野を得ることができます。これが狭いと実際の視界よりも見える範囲が狭くなり、VRの臨場感や没入感を阻害してしまうため、なるべく高い視野角を備えたモデルがおすすめです。VRゴーグルによっては、130°の高視野角を備えたモデルもあるため、できるだけ動かずにVRゴーグルを利用したい方は視野角を中心に選びましょう。
リフレッシュレートは「90Hz」以上がおすすめ
リフレッシュレートとは、ディスプレイが一秒間に映像を秒化する回数のことで、この数値が大きいほど残像感のない滑らかな映像表現が可能です。映像鑑賞のみの用途であればリフレッシュレートは60Hz程度でも間に合いますが、FPSなどのVRゲームを遊ぶことも視野に入れる場合であれば、90Hz以上の高リフレッシュレートに対応したVRゴーグルがおすすめです。特に長時間プレイ時にリフレッシュレートが低いと、残像感で映像の滑らかさが阻害されVR酔いを起こしやすくなってしまうため、最低でも90Hz、可能であれば120Hz以上のモデルを選べば酔いを防止できます。トラッキング機能で選ぶ
PC用VRゴーグルを選ぶ際には、トラッキング機能が用途に適しているかも重要です。トラッキング方式には大きく分けて3DoFと6DoFの二種類が存在し、トラッキングできる範囲が異なります。
映像鑑賞用途なら「3DoF」がおすすめ
3DoFは「3自由度」を意味し、頭や首の回転や傾きを検知し、視界を三方向(上下左右の傾き、左右への回転)に移動させることが可能なVRゴーグルを指します。激しい体の動きをトラッキングすることはできませんが、視界の動きについては十分に再現することができるため、動画鑑賞を目的にする場合は問題なく使用できます。6DoF対応のモデルと比較すると安価な場合もあり、外付け機器で機能を拡張して6DoFにできるモデルもあるため、コストパフォーマンスを重視する方にもおすすめです。
VRゲーム用途なら「6DoF」がおすすめ
6DoFは「6自由度」を意味し、3DoFの三つの動きに加えて前後・上下・右への体の動きも検知し、より自由度の高いトラッキングが可能なVRゴーグルを指します。しゃがみやジャンプなどの激しい体の動きをトラッキングすることができるため、FPSなどアクション性の高いVRゲームの臨場感を味わいたい方には、6DoFのゴーグルがおすすめです。多くのPC用VRゴーグルは6DoFを採用しているため、特別な理由がなければ6DoFのVRゴーグルを選ぶと良いでしょう。
対応コンテンツで選ぶ
VRゴーグルは、メーカーによって対応するコンテンツやプラットフォームが異なり、プレイできるゲームの数も変わってきます。自分が体験したいVRコンテンツに対応しているかを事前に確認しておきましょう。
VRゲームを楽しみたいなら「SteamVR」に対応しているか確認
PCゲーム・PCソフトウェアのダウンロード販売で有名なSteamは、世界最大級のVRプラットフォームであるSteamVRを提供しており、ゲームから配信ツールまで様々なVRコンテンツが配信されています。PCVRで遊ぶために必須級のソフトと言っても過言ではなく、SteamVRに対応しているVRゴーグルであればほとんどのVRコンテンツは体験することができるため、まずはSteamVRに対応しているかを確認しましょう。過去にはSteamを提供しているValveのVRゴーグル「Valve Index」しか対応していませんでしたが、現在では様々なVRゴーグルがSteamVRに対応しています。
様々なVRコンテンツを体験したいなら「VIVEPORT」に対応しているかもチェック
700種類を超えるVRゲーム、アプリ、ビデオを配信している「VIVEPORT」には、全てのVRコンテンツにアクセスできる「VIVEPORT Infinity」というサブスクリプションが存在し、月額1,500円で様々なVRコンテンツを自由に楽しむことができます。SteamVRに比べればコンテンツの数自体は少ないですが、サブスクリプションが継続している限りは全てのコンテンツを自由に楽しめるのは大きな利点で、とにかくVRコンテンツに触れてみたいという方にはVIVEPORT対応モデルがおすすめです。
快適に長時間遊びたいなら「装着感と重量」もチェック
VRゴーグルは、たとえ本体の処理性能やディスプレイ性能が優れていても、装着感や重量次第では長時間の使用で苦痛を生じる場合があります。特に重量はモデルによって約300gから約800gまで大きな幅があり、高性能なモデルであるほど重量が増加する傾向にありますが、重いゴーグルは負担がかかりやすく疲れやすいため注意が必要です。モデルによっては別売りの調整ベルトやフェイスクッションで装着感をカスタマイズできたり、度付きレンズで視力の悪い方でも眼鏡をかけずに楽しめる場合もあるので、カスタマイズ用のアクセサリーもチェックしておきましょう。VR初心者なら「付属品」もチェック
VRゴーグルは、ゴーグル単体でも使えるものがありますが、VRゲームをプレイするためには基本的に別売りのコントローラーやセンサーが必要です。後からコントローラーを購入することもできますが、基本的にはどのVRゴーグルもコントローラーとの同梱版が存在しているため、特に理由がなければ同梱版を購入しましょう。また、PC用VRゴーグルはPCとの接続が必須であり、基本的に無線接続より有線接続の方が安定性が高いため、VRゴーグルとPCを接続するためのケーブルが付属しているかもチェックしておきましょう。PC用VRゴーグルのおすすめランキング12選
ここからは、PC用VRゴーグルのおすすめ機種を12モデル厳選して紹介します。
入門者向けの比較的手軽に導入できるモデルから、ヘビーユーザー向けの高性能かつ多機能なハイエンドモデルまで幅広く紹介していますので、自分に合った一台を見つけましょう。
- 解像度(片目あたり)
- 2064×2208
- 視野角
- 110°
- 最大リフレッシュレート
- 120Hz
- 本体重量
- 515g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 1832×1920
- 視野角
- 96°
- 最大リフレッシュレート
- 120Hz
- 本体重量
- 514g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 1832×1920
- 視野角
- 90°
- 最大リフレッシュレート
- 120Hz
- 本体重量
- 503g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 2448×2448
- 視野角
- 120°
- 最大リフレッシュレート
- 120Hz
- 本体重量
- 860g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 2448×2448
- 視野角
- 120°
- 最大リフレッシュレート
- 120Hz
- 本体重量
- 850g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 1920×1920
- 視野角
- 110°
- 最大リフレッシュレート
- 90Hz
- 本体重量
- 625g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 2160×2160
- 視野角
- 105°
- 最大リフレッシュレート
- 90Hz
- 本体重量
- 580g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 1832×1920
- 視野角
- 98°
- 最大リフレッシュレート
- 120Hz
- 本体重量
- 748g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 1440×1600
- 視野角
- 108°
- 最大リフレッシュレート
- 144Hz
- 本体重量
- 809g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 2000×2040
- 視野角
- 110°
- 最大リフレッシュレート
- 120Hz
- 本体重量
- 560g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 2880×2880
- 視野角
- 130°
- 最大リフレッシュレート
- 120Hz
- 本体重量
- 815g
- トラッキング機能
- 6DoF
- 解像度(片目あたり)
- 1832×1920
- 視野角
- 100°
- 最大リフレッシュレート
- 72Hz
- 本体重量
- 350g
- トラッキング機能
- 3DoF
PC用VRゴーグルで理想の没入体験を楽しもう!
PC用VRゴーグルは、従来のゲーム体験や映像体験を大きく超える「圧倒的な没入感・臨場感」を提供してくれます。高解像度ディスプレイや広い視野角、正確なトラッキング性能を備えたモデルを選べば、VRゲームの没入感を高めることができるだけではなく、VRChatのようなメタバースや配信活動においてもリアルな表現を可能にします。一方で、自分のプレイスタイルや環境に合わないVRゴーグルを選んでしまうと、長時間使用が難しくVRゲームを十分に楽しむことができない、PCの性能不足で折角の高解像度を十分に発揮できないといった問題が発生することもあるため、注意が必要です。今回紹介したおすすめ15モデルは、コストパフォーマンスに優れた入門向けのモデルから、配信活動などにも最適なハイエンドモデルまで幅広く揃っています。VRゲーム用途だけではなく、映像鑑賞やメタバースでのコミュニケーション、更には配信環境づくりにも活用できるため、予算や用途に応じて必要な性能を考えて自分に最適の一台を見つけ、VRコンテンツへの没入体験を楽しみましょう。












