Vtube Studioは商用利用が可能なLive2D対応のトラッキングソフトのため、現在YouTubeで活動している多くのVtuberがVtube Studioを配信に使用しています。
Vtube Studioは無料でも十分な機能を有しているものの、課金すればより便利な機能を使って配信のクオリティを上げることができたり、スマートフォン版Vtube Studioを商用利用できるようになるといった大きなメリットを得ることができます。
そこで本記事ではVtube Studioの利用に悩んでいる方に向けて、Vtube Studioの商用利用についての詳細や課金で解放される機能について徹底解説します。
PC版Vtube Studioは、課金せず無料のままでも商用利用が可能です。
ただし無料の場合は動き回るミニキャラ(ウォーターマーク)が配信画面に映るようになっているので、リスナーのことを考えるのであれば無料で配信には使いづらい仕様になっています。
このミニキャラ(ウォーターマーク)は課金することで非表示にすることが可能です。
スマホ版Vtube Studioを商用利用する場合は、ウォーターマークの有無に関わらず必ずPRO版(一括買い切りで3,500円)を購入しなければなりません。
たとえ商用利用には使用しないとしても、そもそもスマホ版Vtube Studioは無課金ではPCと5分間しか連携できないため、無料でできることと言えば動作確認くらいです。
なのでスマホ版Vtube Studioを使用したい方は最初から課金することをオススメします。
ただ、スマホ版Vtube Studioにはライブ配信機能がなくPC版Vtube Studioと連携した高機能なWEBカメラとしてしか使用用途がないため、すでにWEBカメラを持っていてPC版Vtube Studioで配信をしようと考えている方には必要がないかもしれません。
本項目ではVtube Studioに課金することで使用できる機能について解説します。
PC版Vtube Studioでは、DLCであるRemove Watermarkを購入すればミニキャラ(ウォーターマーク)を非表示にできます。
Remove Watermarkの価格は1,520円(税込)です。
こちらは月額ではなく買い切りなので、長く配信活動に使用するのであれば最初に購入しておくことをオススメします。
2023年4月に追加されたDLCであるVNet Multiplayer Collabを購入すれば、Vtube Studio内で最大4人でのコラボ配信が行えます。
このDLCが出る前は、Vtuberが各自アバターを背景透過した上で画面共有し、OBSなどの配信ソフトの画面に反映させるという手間が発生していました。
VNet Multiplayer Collabが出てからはVtube Studio内でアバターの共有が可能になったので、それらの手間が一気に解消されコラボ配信が格段に行いやすくなりました。
「手間がかかって面倒くさい」という理由でコラボ配信が実現しないのは重大な機会損失につながります。他のVtuberとコラボが決定したタイミングでも十分間に合うので、コラボをする際はVNet Multiplayer Collabを購入しておきましょう。
ちなみに価格は2,300円(税込)です。
より詳しいVNet Multiplayer Collabの情報を知りたい方は以下の記事を確認してください。
前述の通りスマホ版Vtube Studioを商用利用する場合は必ずPRO版の購入が必要ですが、利用できる機能はPC版Vtube StudioのWEBカメラ代わりだけです。
それだけ聞くとスマホ版Vtube StudioのPRO版を購入するメリットはなさそうですが、それでもPRO版にメリットを感じて購入する方は多いとされています。
そこで本項目では、スマホ版Vtube Studioに課金するメリットについて解説します。
昨今のスマホはWEBカメラやビデオカメラも顔負けの高性能を誇っています。
なので一般的なWEBカメラよりもスマホの方がトラッキング精度が高いときがあり、眼鏡をかけていると正常に認識しづらいと言われているトラッキングもスマホのカメラであれば問題なく認識されます。
眼鏡のせいでトラッキングが上手くいかなかった経験がある方は、スマホ版Vtube StudioをWEBカメラ代わりにして再度試してみましょう。
スマホ版Vtube StudioはPC版より機能が制限されている分、カメラ機能にかなりのリソースを割いています。
そのため、PC版Vtube Studioに比べてスマホ版Vtube Studioはアバターが滑らかに動き、口の動きや目の動きも滑らかになります。
当然ですが、スマホ版Vtube StudioをWEBカメラ代わりにする場合はWEBカメラを購入する必要がありません。
高性能なWEBカメラは10,000円するものもあるので、Vtuber活動を始める際の初期費用をできるだけ押さえたい方には2,300円で購入できるPRO版の方をオススメします。
Vtube Studioは商用利用が許可されていますが、Vtuberとして活動するのであれば当然アバターも商用利用可能なものを選ばなければいけません。
本項目では商用利用可能なアバターを入手する方法を解説します。
既に完成しているアバターを購入したい場合は、次に挙げる2つのサイトを覗いてみるとよいでしょう。
BOOTHには既に作成が完了されている1点モノのVアバターなどが販売されています。
中には誰でも使用可能な汎用アバターも販売されており、それを選んでしまうと自分と同じ見た目のVtuberが活動を始めてしまう可能性もあるので、購入する際は必ず1点モノを購入するようにしましょう。
nizimaはVアバターの販売をメインにしているプラットフォームのため、商用利用可能なVアバターが多数揃えられています。
価格帯もアバターの作り込み具合によってさまざまなため、自身の価格帯にあったアバターを探してみましょう。
ココナラならクリエイターに直接モデル作成の依頼を行えます。
すでに完成しているものではなくこちらの要望を反映させたアバターを作ってもらえるため、自分の望んだことが反映されているアバターが欲しい人はココナラから直接依頼するようにしましょう。
※クリエイターに依頼をする場合、SNSなどで個人的に依頼すると金銭トラブルなどが発生しやすいため、たとえSNSでクリエイターを見つけてもその方のココナラページから依頼を行うことを徹底してください。
イラストが描ける方はLve2D用のモデルを自作する手もあります。
ただしLive2Dのイラストを書く場合は表情差分やパーツ分けも描かなければならず、たとえイラストが描けてもモデリング作業も必要になるためオススメはしません。
どうしても費用を抑えたい場合はイラストを自身で描き、モデリングだけ依頼するとイラスト分の費用を浮かせる方法があるので試してみてください。
アバターを購入する場合も依頼する場合も、利用規約は必ず確認するようにしましょう。
場合によってはアバターの使用範囲が制限されている場合もあり、購入したもののグッズが作れないという問題が発生することも多いです。
後からトラブルを起こさないためにも、購入時に利用規約は必ず確認し、自分がしたいことに使用できるかは念入りにチェックしておきましょう。
Vtube Studioは商用利用可能であり、DLCなどの課金要素もほとんどが買い切りなのでランニングコストも少なく利用できるというメリットがあります。
コラボ機能が追加されたこともあり、コラボ配信のためにVtube Studioに切り替えたVtuberも複数いるほどですので、Live2Dのアバターを持っている方ならぜひVtube Studioの利用(DLCを含め)を検討してみてください!
視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。
そのような観点からおすすめなのがCastCraftです。
大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
---|---|
コメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
Screen | 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする |
収益化 | 視聴者を大事にする形で収益化する |
CastCraftでは、初見と常連を一目で判別できるだけでなく、視聴者データを蓄積して視聴者全員を覚えてメモを付けることができます。
ゲーム配信中に来てくれた初見の人が雑談配信のときにまた来てくれたら、その参加実績に気づくことが簡単になり、より新しい視聴者が定着しやすくなります。
さらに、配信で行われた未読スパチャ/未読ビッツ/その他投げ銭などの重要情報をコメントビューアー上部に固定しておき、読み上げたかどうかの既読管理ができます。
CastCraftのScreen機能では、視聴者の行動に応じて画面を盛り上げる演出を盛り込むことができます。
たとえば、下記のようなエフェクトを特定のコメントや視聴者の行動に応じて画面に出現させることができます。
自由自在な文字エフェクトもつくれます。
お手持ちの画像やGIFにもアニメーションを付けてエフェクト化することができます。
また、視聴者を大事にしながら収益化を図ることができます。
上記のような機能により、CastCraftは配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。
導入している配信者さんの事例としては、
等がいらっしゃいます。
導入されたチャンネルの総登録者数は1.3億人を超えており、これまで130万回以上の配信で使われています。
CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。