OBSでリバーブをかける方法|おすすめの音声設定についても解説

最終更新 2024-08-10
OBSでリバーフ�゙をかける

歌枠配信やゲーム実況など、さまざまな配信にて配信者の声にリバーブ(エコー)がかかっている場合があります。
リバーブは歌枠配信では必須の機能といえるほか、ゲーム実況や雑談配信においても配信を盛り上げられる手法の一つです。
しかしリバーブをかける方法は複数あり、プラグインの導入や機器の導入が必要となります。
本記事で解説するリバーブをかける方法を参考にすれば、誰でも簡単に設定できるので、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

リバーブでOBS配信をより魅力的に

配信においてリバーブをかけることで、より魅力的になる配信があります。
歌枠配信ではとくに必須の機能であり、リバーブをかけることで歌が上手に聞こえ、ゲーム実況配信では、面白いリアクションをとれるようになるでしょう。
配信内容だけでなく、リバーブを含めた機能にこだわることでファンの増加に期待でき、配信者としての立場を確立できるようになります。
本記事では、プラグインやオーディオインターフェースを使用してOBS Studioの配信でリバーブをかける方法を解説するので、参考にして自分の配信に活用してみてください。

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VSTプラグインでリバーブをかける

まずは、VSTプラグインでリバーブをかける方法を解説します。
VSTプラグインの種類はさまざまですが、おすすめのプラグインは次の3つです。

  • SANFORD REVERB
  • Valhalla Supermassive
  • Oril River

ここでは、それぞれのプラグインでリバーブをかける方法について解説します。

SANFORD REVERB

SANFORD REVERBは、無料でインストールできるOBS Studio用のプラグインです。
導入から設定まで簡単のため、初めてのプラグインとしておすすめができます。
はじめに、公式サイトからダウンロードしましょう。
1-sanford reverb手順①

ダウンロードしたら、圧縮ファイルを解凍してください。
2-sanford reverb手順②

解凍すると、フォルダの中に「SanfordReverb.dll」があるのでコピーします。
3-sanford reverb手順③

PCのCドライブにある「Program Files」フォルダにコピーしたファイルを貼り付けるため、「VstPlugins」フォルダを作成してください。
4-sanford reverb手順④

作成したフォルダにコピーした「SanfordReverb.dll」を貼り付けてください。
5-sanford reverb手順⑤

準備が完了したので、OBS Studioを起動してマイクにリバーブをかけましょう。
マイクのメニューから「フィルタ」を選択します。
6-sanford reverb手順⑥

フィルタを開いたら、「+」ボタンをクリックして「VST 2.x プラグイン」を追加します。
7-sanford reverb手順⑦

使用する際は、必ず「SanfordReverb」を選択しましょう。
8-sanford reverb手順⑧

選択すると「プラグインインターフェイスを開く」が表示されるので、ここからリバーブの設定をおこないます。
9-sanford reverb手順⑨

マイク音声を確認しながら、任意の値に設定してみてください。
一点、「プラグインインターフェイスを閉じる」ボタンで閉じないと、一度フィルタ設定画面を閉じない限り開けなくなるので注意しましょう。

Valhalla Supermassive

Valhalla Supermassiveは、リバーブのプリセットが豊富に用意されているため、自分で設定する必要がありません。
導入後すぐに使えるリバーブプラグインとして、おすすめです。
SANFORD REVERBと同様に、無料で公式サイトからダウンロードできるので、ダウンロードしてインストールしましょう。
10-ValhallaSupermassive手順①

有料版と無料版がありますが、無料版で十分な性能のため、無料版をインストールしましょう。
Windows版とMac版があるので、ダウンロードする際は注意してください。
11-ValhallaSupermassive手順②

ダウンロードしたあとに圧縮フォルダを解凍し、フォルダを開きましょう。
12-ValhallaSupermassive手順③

フォルダ内にあるexeファイルを起動し、インストールを始めてください。
13-ValhallaSupermassive手順④

インストーラーはすべて英語ですが、ほかのソフトウェアをインストールする際と同様に進めていけば問題ありません。
また、インストールする際ソフトのバージョンが選べるので、任意のものをインストールしてください。
Windows11の64bit版では、基本的に「64-bit VST 2.4 Plugin」をインストールしましょう。
VST3の場合ではOBS Studioで起動できない場合があります。
14-ValhallaSupermassive手順⑤

英語で記載された利用規約や注意事項の画面に移動するので、同意にチェックを入れて次に進みます。
15-ValhallaSupermassive手順⑥

保存する場所を選び、任意の場所にプラグインを保存します。
16-ValhallaSupermassive手順⑦

これまでの手順に問題なければ、インストールを開始してください。
17-ValhallaSupermassive手順⑧

インストールが完了したら、インストーラーを閉じてOBS Studioを起動しましょう。
18-ValhallaSupermassive手順⑨

OBS Studioを起動したら、マイクのメニューから「フィルタ」を選択してフィルタ選択画面を開きます。
19-ValhallaSupermassive手順⑩

フィルタ設定画面の「+」ボタンをクリックして「VST 2.x プラグイン」を追加します。
20-ValhallaSupermassive手順⑪

追加したプラグインから「Valhalla Supermassive_x64」を選択し、「プラグインインターフェイスを開く」をクリックして設定してください。
21-ValhallaSupermassive手順⑫

自分で設定することもできますが、プリセットから選ぶだけでも自分の理想とするリバーブが見つかるので、まずはプリセットから選んでみてください。
22-ValhallaSupermassive手順⑬

Valhalla Supermassiveは、豊富なプリセットからリバーブの種類を選べるので、設定に時間をかけたくない方はぜひ利用してみてください。

Oril River

最後に紹介するリバーブのVSTプラグインは、Oril Riverです。
Oril Riverは、本格的にリバーブを設定できるプラグインといえ、カスタマイズ性に富んでいます。
公式サイトから無料でダウンロード可能です。
23-OrilRiver手順①

ダウンロードしたフォルダを解凍し、開いたらPCのバージョンに合うものを選び開いてください。
今回は、「OrilRiver(x64)」を例に解説します。
24-OrilRiver手順②

フォルダの中にある「OrilRiver.dll」ファイルをコピーします。
25-OrilRiver手順③

Cドライブにある「Program Files」内に「VstPlugins」フォルダを作成し、コピーしたファイルを貼り付ければ準備完了です。
26-OrilRiver手順④

続いて、OBS Studioのマイクメニューからフィルタをクリックして開きます。
27-OrilRiver手順⑤

フィルタ設定画面にある「+」ボタンをクリックして「VST 2.x プラグイン」を追加してください。
28-OrilRiver手順⑥

追加したプラグインにて「OrilRiver」を選択し、「プラグインインターフェイスを開く」をクリックしてリバーブをかければ完了です。

30-OrilRiver手順⑧

リバーブ以外にもさまざまなマイク設定ができ、本当のオーディオインターフェイスのような使用感があります。
設定にこだわりたい方は、Oril Riverを使用してみてください。

オーディオ機器でリバーブをかける

OBS Studioでリバーブをかける方法として、オーディオ機器を使用する方法が挙げられます。
プラグインを導入する必要がない点や本格的な音声演出、ホットキーによるマイクフィルタのON/OFFなど、配信環境にこだわりたい方におすすめです。
ここでは、オーディオ機器でリバーブをかける方法として、次の2つを解説します。

  • ボーカルエフェクター
  • オーディオインターフェイス

プラグインによるリバーブと比べて、自分に合う方法を検討してみましょう。

ボーカルエフェクター

ボーカルエフェクターは、リバーブをはじめボイスチェンジやハモリなど、さまざまなエフェクトをマイク音声にかけられる機器です。
PCに接続してスライダーやボタンで調節できるため、簡単かつプロ仕様の演出が楽しめます。
ボーカルエフェクターは非常に多くの機器が発売されていますが、Roland VT-4がおすすめです。

Roland VT-4

「ROBOT」「MEGAPHONE」「VOCODER」「HARMONY」「REVERB」の5つのエフェクト・タイプが選べるほか、それぞれ4種のバリエーションがあります。
組み合わせて使用すれば、より多彩なマイク演出を視聴者に提供できるでしょう。

Roland VT-4 | Voice Transformer

オーディオインターフェイス

オーディオインターフェイスはボーカルエフェクターと似ていますが、よりオーディオ設定に特化した機器といえるでしょう。
マイクを同時に2本使用して、対談形式の配信ができたり録画用と配信用でマイク音声を設定できたりします。
また、演奏配信や歌枠配信にもおすすめの機器として使用しているVTuberも少なくありません。
ライブ配信のみではなく、録画した動画の投稿を含めて活動する配信者にはおすすめの機器といえるでしょう。

Vtuberに必要な配信機材は?有名Vtuberが使っているものはどれ?

ただし、オーディオインターフェイスの中にはリバーブ機能が備わっていないものもあるため、購入する際は注意が必要です。

OBS配信におすすめの音声設定

OBS Studioで配信する際のリバーブ機能も魅力的ですが、そもそもの音声にこだわることでクリアで聞き取りやすい音声の配信にできます。
クリアな音声にするためには、OBS Studioでの設定やマイクの設定など多岐に渡りますが、それぞれを丁寧に設定することで聞き心地のよい音声にできるでしょう。
反対に、聞き取りにくい音声の配信は離脱率が高まり、ファンになってくれる方もなかなか増えません。
まずは自分の音声が適切かどうかを調べるためにも、アーカイブを見直したり視聴者に聞いたりして、自分の音声を確認してみてください。
また、おすすめの音声設定を別の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

OBS Studioの正しい音声設定とは?視聴者が聞き取りやすい設定を解説

OBSで高音質な配信を実現するために必要なマイク設定を完全解説

OBSでリバーブをかけて配信を盛り上げよう!

今回は、OBS Studioで配信する際にマイク音声にリバーブ(エコー)をかける方法を解説しました。
リバーブをかける方法は、プラグインによる方法と外部機器を使用する方法があります。

OBSでエコーをかける方法とおすすめ設定!簡単に配信をプロの音質に

プラグインのメリットは無料でインストールできる点、外部機器は本格的に設定できる点があり、どちらもおすすめです。
自分の環境や配信種別に合わせて導入してみてください。
リバーブ以外にも配信する際は音声設定にこだわることで、より魅力的な配信になり、ファンがつきやすくなります。
まずは、本記事で解説したリバーブ機能を活用して、配信を盛り上げてみてください。

配信をより面白くするために

配信で視聴者のコミュニティ形成をうまく行うことで、日常の配信をより面白いものにすることができます。
そのような観点で最もおすすめな配信ツールがCastCraftです。

大きく分けて、  

  • 視聴者を覚えるYouTube/Twitchコメビュ
  • 配信画面演出のScreen
  • 収益化のための機能

の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。

機能 目的
YouTube/Twitchコメビュ 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート
Screen 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする
収益化 視聴者を大事にする形で収益化する

CastCraftのYouTube/Twitchコメビュで視聴者ごとにコメントを蓄積することで視聴者全員を覚えて、配信中のダッシュボードで分かりやすく情報を表示することで、視聴者が常連化していくためのやり取りをサポートします。
CRM候補1

特定の条件に当てはまった視聴者やコメントに対して、Chatbotやリッチな画面演出で視聴者をインタラクティブに楽しませる仕組みも作ることができます。
ペンライト

さらに、視聴者を大事に定着させながらも配信活動のための収益を上げる仕組みも提供しています。
収益管理

CastCraftは上記のような機能により、配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。

導入している配信者さんの事例としては、

等がいらっしゃいます。

導入されたチャンネルの総登録者数は5,000万人を超えており、これまで70万回以上の配信で使われています。

CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。

CastCraftのダウンロードページ(利用無料)