HTML5コメントジェネレーター(コメジェネ)というソフトを利用することで、OBSの配信画面上にコメントを映すことができ、配信に華やかさを加えることができるのをご存じでしょうか?デザインを変えることで、自分の配信の世界観に合わせた表示にすることも可能になります。本記事では、コメジェネのダウンロードから実際にコメントを表示する方法までを詳しく解説させていただきます。是非参考にしていただき、配信をレベルアップさせましょう。
まず公式サイトからコメジェネをダウンロードします。最新の「hcg_0_0_8b.zip」をクリックしてください。
コメジェネダウンロードページ
zipファイルを展開し、そのフォルダを任意の場所に保存してください。
この記事にたどり着いた時点でOBS Studioを既に利用中、またはインストール済みの方も多いと思いますが、OBS Studioのダウンロード方法も確認しましょう。
公式サイトにアクセスしていただき、PCのOSを選択してダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルを開くとインストーラーが起動しますので、指示に従って進めていけばインストールが完了します。
次に、マルチコメントビューアというソフトをダウンロードします。
まず公式サイトからマルチコメビュをダウンロードします。
マルチコメビュダウンロードページ
zipファイルを展開し、そのフォルダを任意の場所に保存してください。
このソフトは、コメントのデータをコメジェネに受け渡しする役割のものですので、コメントを配信画面に表示するには必須のソフトになります。他にも同じ役割を果たせるソフトはありますが、マルチコメビュは沢山の配信サイトに対応していますので、こだわりが無ければマルチコメビュを利用しましょう。
zipファイルを展開した中にある「CommentGenerator0.0.8b」フォルダの中の「hcg_setting.exe」をダブルクリックして起動してください。
開いたウィンドウの参照ボタンをクリックし、「CommentGenerator0.0.8b」フォルダを指定してOKをクリックします。
参照ボタンの下に、指定したフォルダの場所が表示されていれば成功です。
次にOBS側の設定を行ないます。
ソースパネルの「+」をクリックし、「ブラウザ」を選択してください。
「コメジェネ」など分かりやすい名前をつけて、OKをクリックしましょう。
開いたプロパティパネル内の「ローカルファイル」にチェックを入れて、「参照」ボタンをクリックし、先ほど保存した「CommentGenerator0.0.8b」フォルダ内の「CommentGenerator.html」を選択してください。幅と高さをそれぞれ「520」「150」に変更してください。
最後にOKをクリックし、プロパティパネルを閉じてください。
マルチコメビュ側の設定をしていきます。
マルチコメビュの項で保存したフォルダの中にある「MultiCommentViewer.exe」を起動してください。上部メニューの「プラグイン」から「コメジェネ連携」を選択しましょう。
開いたパネルの「HTML5コメジェネと連携」にチェックを入れ、パネルを閉じてください。
以上で設定は完了ですので、実際の配信画面にコメントが表示されるか確認しましょう。
自分が配信外でも、他人の配信を使ってのテストが可能です。コメントが多い大手の配信がテストしやすいでしょう。
マルチコメビュの「サイト」「ブラウザ」を選択し、テストする配信のURLを「URL,放送ID等」の欄に貼り付けてください。「接続」をクリックしてテスト開始です。
少し待って、マルチコメビュと配信画面にコメントが表示されれば成功です。
画像はコメントの背景に色を付ける設定をした後のものになります。
コメジェネのバージョンによっては「ロード失敗」というエラー表示が出てコメントの読み込みが止まる場合があります。「0.0.8a」で発生が確認されているようです。
その場合は、まずマルチコメビュのフォルダ内の「CommentGenerator.html」を、windows純正の「メモ帳」で開いてください(右クリック > プログラムから開く > メモ帳)。
この時、表示された文章を変更してしまうとうまく動作しなくなる恐れがありますので、手順に書いた作業以外は行なわないように気を付けましょう。
メモ帳の「編集」から「置換」を選択していただき、検索する欄に「alert("ロード失敗");」、置換欄に「//alert("ロード失敗");」と入力してください。記事の文章をそのままコピペするのがオススメです。そのあと「置換」ボタンをクリックし、ファイルを保存して閉じてください。
テスト表示の画像のように、コメントの装飾をすることが可能です。
コメジェネの場所を設定した時と同じように、フォルダ「CommentGenerator0.0.8b」内にある「hcg_setting.exe」を開いてください。
文字の色、文字の縁取りの色、背景の色などが変更でき、背景に用意されているスキンを適用することもできます。スキンについては、「CommentGenerator0.0.8b」内にある「skins」フォルダ内から選べます。
テストしながら「適用」をクリックすると、リアルタイムで表示を確認できますので、確定したらOKをクリックして設定を閉じましょう。
YouTubeやTwitchで視聴者やコメントを管理できるCastCraftにも、OBSへのコメント表示機能が搭載されております。
こちらはデザインやエフェクト設定を非常に簡単に行えますので、設定方法をご紹介します。
映像キャプチャデバイスに「CastCraft Screen」の表示がされない方はこちらをご確認ください。
CastCraftのアプリ内で「Screen」タブをクリックし、Screenを起動します。
(※初回の起動には時間がかかります。)
上部のバーを「キャストモード」にします。
「デモメッセージを流す」と言うトグルをONにしてみてください。配信中のコメントが画面上にどのように表示されるかが見られます。
流れているコメントをScreen上でクリックしてみましょう。そのコメントが画面上の別の場所にピックアップ表示されます。
上部のバーを「クラフトモード」にすれば、「チャットボックス」「ピックアップ」ウィジェットの大きさや位置、デザインのカスタマイズができます。
プレビュー表示の緑色の囲い枠を使って、各ウィジェットの位置と大きさを調整します。
「ウィジェット設定」タブを選択します。
各ウィジェットの「設定」ボタンを押すとデザインが詳細に設定できます。
自分で一からデザインすることもできますし、「プリセット選択」というドロップダウンメニューを押すと既存のいくつかのデザインを選択することも可能です。
「チャットボックス」ウィジェットの「チャットアイテム設定」をカスタマイズするときは、「デモメッセージを流す」をONにしておくとデザインを反映させながら設定を作れます
左側のプレビューを見ながら設定をカスタマイズし、自分なりのデザインが完成したら、新しいプリセットとして保存できます。
以上の設定でコメント表示が可能で、デザインの設定もプリセットで簡単に、または自分で詳細な設定も行えます。
加えて画像を表示したりアンケートを取る機能から、視聴者さんにメモを追加して忘れないようにする機能など、一つのアプリで沢山の機能を利用することが可能ですので、是非一度インストールしてみてください。
コメントを配信画面に表示することは、設定の手間を差し引いても大きなメリットがあります。視聴者に「配信に参加している」という印象を与え、配信者との距離が縮まりますし、後で切り抜きの動画を作成する場合にも有効です。デザインにこだわることで配信を個性的にすることもできます。最初の設定に多少手間取ることがあっても、一度表示してしまえば毎回細かい設定を行う必要もなくなります。是非本記事を参考に、コメントを配信画面に表示し、配信画面を彩りましょう。
配信内ので視聴者のコミュニティと向き合うことで、配信をより良いものにできます。
視聴者と向き合うために最もおすすめな配信ツールがCastCraftです。
CastCraftを使えば、YouTube/Twitchのコメントを簡単にカスタマイズしてOBSに表示させることができますが、それだけでなく視聴者と向き合うためのさまざまな機能があります。
このような機能により、配信者が視聴者との関係を深めることができます。
『こんなに便利なツールは他に無いので、配信者のみんなは1回騙されたと思って使ってみてほしい!!!』
『導入していたおかげでアンチの対策に非常に役立ちました。いつも本当に色々と助けられている機能があり、感謝しております。』
『知り合いの配信者が遊びに来てくれた時も見逃しにくいので、大変助かっています。』
『CastCraft様にはどれだけお世話になっているかわかりません!配信生活をもっと楽しいものにしてくださってありがとうございます。』
CastCraftが導入されているチャンネルの総登録者数は1.3億人を超えており、これまで120万回以上の配信で使われています。
日々の配信にCastCraftを導入して、より楽しい配信コミュニティを作っていきましょう。