Vtuberとしてデビューするためには、キャラデザと呼ばれるアバター作成の根本となる「キャラクターデザイン」が必要不可欠です。キャラデザはVtuber配信で最も見られる部分であるアバターをデザインする最も重要な作業です。
キャラデザは自作することもできますが、まったくの素人には難易度が高く、基本的にはデザイナーさんに依頼することになります。依頼する際には自身が作成したいキャラクターのイメージを正確に伝えることが重要です。
本記事ではVtuberのキャラデザにおすすめの依頼サイトを5選紹介するとともに、自作する際のコツを解説します。
キャラデザの最初の手順として、自分が思い描くキャラクター像をハッキリさせる必要があります。キャラクター像が不鮮明だと、キャラデザの方針がブレてしまいなかなか自分の理想をキャラデザに落とし込むことが出来ません。納得のいかないデザインが生まれやすくなってしまい、何度も一からやり直すことになってしまいます。キャラデザの方針を明確にするために、キャラクター像は具体的かつ細かく決めるのがおすすめです。少なくとも以下の内容は決めておくようにしましょう。
キャラデザの方針が決まったら方針に沿った資料を集め、自身のキャラに活かせそうなアイデアを出していきます。似たような世界観のVtuberやアニメキャラクター、実際にある小物の画像などを参考にするのがおすすめです。資料が多い方が今後の作業をスムーズに行うことができます。ただし、世界観が似ているVtuberを参考にするあまりキャラデザがかぶり過ぎるとパクりを疑われて印象が悪くなる可能性もあるため注意が必要です。
キャラクター像がある程度固まったら、ラフを作成して実際にキャラクターを描いていきます。この段階では細部は気にせず、大まかなデザインを描いてください。納得できないラフが出来上がったとしても消さずに残しておき、あとから複数パターンを比較できるようにしておくのがおすすめです。複数のラフを比較することで、気に入った要素を組み合わせて新たなデザインを描くことができます。ラフを起こす際には下記のポイントに注意してください。
・事前に決めたキャラクター像の要素が入っているか
・用途や世界観とマッチしているか
・シルエットやアイテムなど、キャラクターを象徴する要素が入っているか
・有名な既存キャラクターをはじめとするほかのキャラクターとかぶっていないか
いくつかのパターンが出来たら、気に入ったデザインのものに色付けや細かい点の修正を入れていきます。ここで選んだパターンが実際のVtuberアバターとして採用されることになるため、髪型や服のデザインなど、細かい点も精密に修正するようにしてください。また、こだわりポイントやちょっとしたメモも記載しておきましょう。
最後に三面図を作成します。三面図とはキャラクターを正面、横、後ろの三方向から描いた図のことで、アバターを作る際の設計図になるものです。正面から見た図だけだと3Dアバターを作ることができないため、横や後ろから描いた図も作成する必要があります。Live2Dの場合、横や後ろは映りませんがファンアートを作成してくれるファンのために設定を作っておくことをおすすめします。
Vtuberのキャラデザをする際に活動方針やコンセプトを明確にしていないと、気に入った要素がたくさん出てきてなかなか決めることができません。コンセプトを定めておくことで、たくさんのデザイン候補が出てきた場合にも選択肢を絞りやすくなります。
また、キャラデザによって配信の雰囲気や世界観がある程度決まってしまうため、コンテンツの内容にも影響を与えます。自分がどのようなジャンルのVtuberになって、どのような活動でいくのか、また自分の強みはなにかを明確にすることでキャラデザも決めやすくなります。自身が配信したいコンテンツから逆算して、コンテンツに合った要素をキャラデザに反映させるのも方法の一つです。
キャラデザやコンセプトなど、迷いがちな内容や困ったことがあれば、信頼できる先輩Vtuberに相談するのがおすすめです。先輩Vtuberであれば自作する際に行き詰まりやすいポイントを知っている可能性が多いです。 Vtuberとして活動するにはキャラデザ以外にもコンテンツ内容や配信の雰囲気など、考えるべきことが多く、初心者が始めるとパンクしてしまうことも多々あります。そういった際に考えを整理する意味でも先輩Vtuberに相談することで、自身の考えを整理するキッカケになります。キャラデザに行き詰まってしまった場合はまわりの人を頼ってみましょう。Vtuberでなくても、業界に知見のある方やクリエイターに相談するのも有効です。
キャラデザに挑戦してみて、難しいと感じた場合にはイラストレーターさんに依頼することもできます。プロの方に依頼するため費用がかかる点や、自分の理想の100%のキャラデザにするのが難しい点は注意が必要ですが、クオリティの高いキャラデザができる可能性は高いです。
ネット上にキャラデザを依頼できるサイトが豊富にあるため、依頼するクリエイターさんを見つけることは難しくありません。次項ではキャラデザを依頼する際におすすめのサイト5選を紹介します。
coconalaは様々な知識やスキルを販売することができるネットショップです。様々なクリエイターさんが、Vtuberとして活動を始めるために必要なパーツやLive2Dモデルの作成依頼を受け付けています。価格はピンキリですが、安いものだと20,000円、高いものだと200,000円ぐらいのものが多いです。Vtuberのキャラデザ依頼をできるサイトという知名度も高いため登録しているクリエイターさんも多く、依頼する側としては選択肢が多いのでおすすめです。
SKIMAもcoconalaと同様に多くのクリエイターさんが登録しており、多くの選択肢から選ぶことができます。coconalaと比較して安価な価格で依頼を受けるクリエイターさんが多い点が特徴です。クリエイターさんの中には実績を作るためにあえて格安で依頼を受けている人もいるため、コスパのいい依頼ができます。「価格が安い順」 でソートすることもできるので、できるだけ低コストでキャラデザを依頼したい方におすすめのサイトです。
TANOMUNOはこれまで紹介したサイトとは異なり、イラスト制作の依頼がメインのサイトで、依頼する側の会員登録が不要なため、手軽に依頼できるのが特徴です。キャラデザのみを低価格で依頼できるクリエイターさんが多く登録しています。
他サイトより数は少ないですが、2D/3Dモデルの制作を受けているクリエイターさんもいるため、coconala、SKIMAと同様におすすめのサイトです。
nizimaは既製品のLive2Dモデルを販売しているクリエイターさんが多い点が特徴です。Vtuberモデルは依頼する側がキャラデザのアイデアやコンセプトを提案して制作してもらうのが一般的ですが、クリエイターさんが制作済みの既製品を購入する方法もあります。既製品と言ってもフリー素材とは異なり基本的には一点物で、「限定一点」と書いてある商品が多いです。複数の人に同じモデルを販売することはなく、他の人とモデルがかぶる心配はありません。キャラデザのアイデアに行き詰まった場合は、既製品から世界観を作っていくのもおすすめです。
G-angleはにじさんじやDMM主催のVtuberイベントにも携わっているVtuberに関するプロが在籍している企業です。個人だけでなく多くの有名企業とも取引してます。他のフリマ形式のサイトと比較して高額になってしまいますが、プロによるキャラデザとモデリングを依頼できるためクオリティは他サイトより高くなる可能性が高いです。
また、必要なチャンネルロゴ制作や配信で使う背景など、Vtuber活動を始めるのに必要なものすべての制作依頼をすることができます。本格的なVtuberとしてデビューすることを考えている方におすすめです。
Vtuberとしてデビューするためにはキャラデザの依頼だけでなく、高スペックなPCやモーションキャプチャの機材など、たくさんの費用がかかります。予算が厳しくキャラデザに使う費用が捻出できない場合は、無料で使える既存のモデルを使うことも検討しましょう。一点物ではないためモデルがかぶる可能性はありますが、安価にアバターを用意することができます。
キャラデザを依頼する際は、セット内容や修正回数、アフターサービスなどでクリエイターさんを決めるのもおすすめです。同じ価格でも、クリエイターさんによって修正回数や上がってくるラフの数が異なります。Vtuberのキャラデザ依頼は大きな買い物となるので、価格だけでなくサービス内容も細かく確認し、納得したうえで取引するようにしましょう。
Vtuberのキャラデザのやり方とキャラデザ依頼のおすすめサイトについて解説しました。キャラデザはVtuberとしての活動を始めるうえで重要な作業です。アバターのクオリティが配信の見栄えに直結するのはもちろん、アバターの雰囲気によって配信コンテンツの方向性がある程度決まって来ます。キャラデザはVtuberの第一歩であり一番大変な部分です。自分の好みのキャラデザをして、Vtuberとしてのデビューを飾りましょう。キャラデザに行き詰まった場合には、早めにクリエイターさんに依頼してアバターを制作してもらうことをおすすめします。
視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。
そのような観点からおすすめなのがCastCraftです。
大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
---|---|
コメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
Screen | 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする |
収益化 | 視聴者を大事にする形で収益化する |
CastCraftでは、初見と常連を一目で判別できるだけでなく、視聴者データを蓄積して視聴者全員を覚えてメモを付けることができます。
ゲーム配信中に来てくれた初見の人が雑談配信のときにまた来てくれたら、その参加実績に気づくことが簡単になり、より新しい視聴者が定着しやすくなります。
さらに、配信で行われた未読スパチャ/未読ビッツ/その他投げ銭などの重要情報をコメントビューアー上部に固定しておき、読み上げたかどうかの既読管理ができます。
CastCraftのScreen機能では、視聴者の行動に応じて画面を盛り上げる演出を盛り込むことができます。
たとえば、下記のようなエフェクトを特定のコメントや視聴者の行動に応じて画面に出現させることができます。
自由自在な文字エフェクトもつくれます。
お手持ちの画像やGIFにもアニメーションを付けてエフェクト化することができます。
また、視聴者を大事にしながら収益化を図ることができます。
上記のような機能により、CastCraftは配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。
導入している配信者さんの事例としては、
等がいらっしゃいます。
導入されたチャンネルの総登録者数は1.3億人を超えており、これまで120万回以上の配信で使われています。
CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。