OBSでスライドショーを表示することで、配信中の画面をカスタマイズでき、画像を次々と表示して視聴者に多くの情報を伝えることができます。
本記事では、OBSのスライドショー機能の設定や使い方に加えて、おすすめのソフトやアプリを紹介します。
まず、OBSを起動し、新しいシーンを作成します。
シーンセクションの「+」ボタンをクリックして、新しくシーンを作成します。
「ソース」ボックスの下にある「+」ボタンをクリックします。
表示されたメニューから「画像スライドショー」を選択します。
名前を入力して「OK」をクリックします。
次に、スライドショーに表示する画像を登録します。
名前を入力した後に「OK」をクリックすると「画像スライドショーのプロパティ」ウィンドウが表示されます。
「画像ファイル」の右側にある「+」ボタンをクリックし、「ファイルを追加」を選択します。
表示させたい画像ファイルを選択し、「開く」をクリックします。複数の画像を追加する場合は、この手順を繰り返します。
「画像スライドショーのプロパティ」ウィンドウ内で、次の設定を行います。
すべての設定を終えたら、「OK」をクリックします。
次に、表示の動作を設定します。
「画像スライドショーのプロパティ」ウィンドウ内で、「スライドモード」の項目を設定します。
手動モードでスライドを動かす場合、ホットキーを設定します。
OBSの設定メニューから「ホットキー」を開きます。
「画像スライドショー」の項目が表示されるので、「次のスライド」にキーを設定します。
空白をクリックし、設定したいキーボードのキーを押して完了です。
設定が完了したら、プレビュー画面でスライドショーが正しく表示されるか確認します。
画像の順番や表示時間が問題ないか確認し、必要に応じて設定を調整します。
最後に、スライドショーを配信に組み込みます。
ソースセクションの「+」をクリックして、ソースを追加します(例:ゲームキャプチャ)。
ソースに名前を付けて「OK」をクリックします。
ゲームキャプチャのプロパティを設定してゲーム画面を表示します。
「OK」をクリックして完了です。
画像スライドショーとゲーム画面を調整します。
「ソース」セクションの「^」ボタンを活用することで、位置を変更でき、プレビュー画面の前後を変えられます。
PowerPointを使用してスライドショーを作成し、OBSのウィンドウキャプチャに反映することで、本格的なプレゼンテーションを配信することができます。
まず、PowerPointでスライドショーを作成します。
PowerPointを開き、新しいプレゼンテーションを作成します。
必要なスライドを追加し、内容を作成します。
スライドにアニメーションや画面切り替え効果を追加して、プレゼンテーションを動的にします。
例:「アニメーション」タブでテキストにスライドイン効果を追加、「画面切り替え」タブでフェード効果を適用
「スライドショー」タブをクリックし、「スライドショーの設定」を選択します。
スライドの表示や切り替え方法などを設定します。
完成したプレゼンテーションは「スライドショーモード」で確認しておきましょう。
次に、OBSでPowerPointスライドショーを表示するための設定を行います。
OBSを起動し、画面下にあるシーンセクションの「+」ボタンを押して新しくシーンを作成します。
ソースセクションにある「+」ボタンをクリックし、「ウィンドウキャプチャ」を選択します。
名前を入力して「OK」をクリックします。
「ウィンドウ」ドロップダウンメニューから、表示させたいPowerPointスライドショーのウィンドウを選択します。
選択したら「OK」をクリックします。
次に、OBSでPowerPointスライドショーが正しく表示されているか確認します。
OBSのプレビュー画面でPowerPointスライドショーが正しく表示されていることを確認します。
ウィンドウキャプチャソースを選択し、ドラッグして位置を調整します。
角をドラッグすることでサイズの調整が可能です。
高品質な配信を行いたい場合は、OBSの設定からビットレートや解像度を変更することで、画質を上げることができます。
PowerPointを使用していない方や他の方に資料を共有したい場合には、Googleスライドがおすすめです。
Googleアカウントにログインし、右上のアプリ一覧から「Googleドライブ」にアクセスします。
「新規」ボタンをクリックし、「Googleスライド」を選択します。
新しいスライドを作成し、内容を追加します。
作成したスライドは画面右上にある「スライドショー」ボタンをクリックすることで確認できます。
GoogleスライドをOBSへ反映する方法はPowerPointの手順とほとんど変わりません。
ソースを追加し、「ウィンドウキャプチャ」を選択します。
名前を入力して「OK」をクリックします。
「ウィンドウ」ドロップダウンメニューからGoogleスライドを表示しているブラウザを選択します。
選択したら「OK」をクリックします。
Googleスライド以外の部分を消したい場合は、ウィンドウキャプチャソースをOBSの画面で選択した状態で、Altキーを押しながら赤枠をドラッグすることでトリミングできます。
トリミング前
トリミング後
スライドショーを使えば、配信中に広告として自分の動画やチャンネル登録を促す画像を1箇所で宣伝することができ、視聴者に効率よく情報を届けることが可能です。
実際に、有名な配信者の画面ではスポンサー企業のロゴや商品広告がスライドショー形式で表示していることも多く、効果的なプロモーション手段となります。
スライドショーを活用することで、ファンアートやもらった写真などを配信中に紹介することができ、視聴者との交流をより深めることができます。
サブスク限定配信などでファンとの密な交流を図る際にはおすすめです。
ビジネス系配信者にとって、スライドショーはオンラインセミナーや資料提供の際に非常に役立ちます。
会社内で行うプレゼンと同様に、Microsoft OfficeのPowerPointやGoogleスライドを使用して視覚的に情報を伝えることができます。
また、レッスン系の配信でも視聴者にわかりやすく内容を伝えられるため、スライドショーのテクニックを習得しておくことが大切です。
画像のみを使用したスライドショーよりも、無料・有料の素材を活用することでスライドショーをより魅力的にできます。
たとえば、インスタントカメラ風スライドが作成可能な 【OBS用スライドショーツール】ORDER LANDを使うことで、視覚的に楽しい演出が可能です。
CastCraftのScreen機能に搭載されている「画像スタンプ」ウィジェットを使うことで、自分の画像やGIFを活用して、配信に使えるアニメーション付きのエフェクトを簡単に作成し、OBSに映し出すことができます。
「画像スタンプ」ウェジットでは、出現や表示のアニメーション、エフェクトの追加など好みに合わせて細かな設定が可能です。
今回は、OBSのスライドショー機能の設定や使い方、おすすめのソフトやアプリについて解説しました。スライドショー機能は、上手に活用することで、自分の動画を宣伝するだけでなく配信画面をより彩ることができます。紹介したソフトやCastCraftの画像スタンプウェジットなども活用して、今後の配信を盛り上げていきましょう。
配信で視聴者のコミュニティ形成をうまく行うことで、日常の配信をより面白いものにすることができます。
そのような観点で最もおすすめな配信ツールがCastCraftです。
大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
---|---|
YouTube/Twitchコメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
Screen | 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする |
収益化 | 視聴者を大事にする形で収益化する |
CastCraftのYouTube/Twitchコメビュで視聴者ごとにコメントを蓄積することで視聴者全員を覚えて、配信中のダッシュボードで分かりやすく情報を表示することで、視聴者が常連化していくためのやり取りをサポートします。
特定の条件に当てはまった視聴者やコメントに対して、Chatbotやリッチな画面演出で視聴者をインタラクティブに楽しませる仕組みも作ることができます。
さらに、視聴者を大事に定着させながらも配信活動のための収益を上げる仕組みも提供しています。
CastCraftは上記のような機能により、配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。
導入している配信者さんの事例としては、
等がいらっしゃいます。
導入されたチャンネルの総登録者数は1.3億人を超えており、これまで120万回以上の配信で使われています。
CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。