配信ガイドラインまとめ|ゲーム配信で著作権侵害を避けるために

最終更新 2024-05-09
配信ガイドライン

ゲーム実況をおこなう際に最も注意しなければならないものとして、配信ガイドラインが挙げられます。
配信ガイドラインは、主にゲームの開発メーカーが定めている第三者がゲームを配信する際に守らなければならない規約です。
配信ガイドラインを見ずに配信すると、配信サイトのアカウントが削除されたり動画が公開できなくなったりします。
場合によっては法的な問題に発展する可能性もあるので、本記事を参考に配信ガイドラインについて詳しく確認しましょう。

目次

配信ガイドラインは必ず読む

ゲーム実況者が増えてきたため広く知られていませんが、そもそもゲーム実況自体が著作権を侵害する行為です。
開発メーカーに著作権があるゲームを無断で配信し、収益を得ていると考えれば当然といえるでしょう。
しかし、配信ガイドラインを遵守する場合に限り例外的に配信行為が認められています。
そのため、ゲーム実況する場合は必ず配信ガイドラインを読まなければなりません。
本記事では配信ガイドラインの探し方や読む際の注意点、配信を制限されやすい項目などについて詳しく解説します。
ゲーム実況をすでにおこなっている方やこれからゲーム実況を検討している方はぜひ、参考にしてみてください。

配信ガイドラインの探し方と読む際の注意点

まずは配信ガイドラインの探し方と読む際の注意点を確認しましょう。
さまざまな探し方があるほか、読む際の注意点も解説します。

  • 配信ガイドラインの探し方
  • 配信を読む際の注意点

配信ガイドラインの探し方

配信ガイドラインは基本的に検索すれば出てきますが、XやSteamなどで確認できるものもあるので、探し方をいくつか確認しましょう。

  • 「ゲームタイトル+配信ガイドライン」で調べる
  • 「ゲーム会社+配信ガイドライン」で調べる
  • 公式Xで調べる
  • Steamで調べる

それぞれの探し方を参考にし、どのゲームでも配信ガイドラインを確認できる準備を整えましょう。

「ゲームタイトル+配信ガイドライン」で調べる

最も一般的な探し方は、「ゲームタイトル+配信ガイドライン」で調べる方法です。
多くのゲームはこの探し方で配信ガイドラインが出てくるので、最も確認が取りやすい方法といえるでしょう。
配信ガイドラインを検索した際は第三者が掲載しているような二次サイトではなく、必ず公式サイトで確認してみてください。
1-配信ガイドラインの探し方①

公式サイトであれば配信ガイドラインが明記されているので、配信していいゲーム内容の範囲や収益化に関するルールも一目で判断できます。
2-配信ガイドラインの探し方②

ポケモンシリーズの配信ガイドラインについて徹底解説!

「ゲーム会社+配信ガイドライン」で調べる

大手ゲーム会社のゲームはタイトルで配信ガイドラインが定めていない場合もあり、ゲーム会社で共通の配信ガイドラインのみとなる場合もあります。
「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズを例に挙げて解説すると、「スマブラ 配信ガイドライン」と検索しても特定の配信ガイドラインは出てきません。

任天堂のゲームはすべて任天堂が定める配信ガイドラインが定められています。
そのため、ゲームタイトルで検索しても配信ガイドラインが見つからない場合は「ゲーム会社+配信ガイドライン」で検索してみてください。

任天堂の配信ガイドラインを徹底解説!収益化はできる?

任天堂のほかには、SONY(PlayStation)やセガ(SEGA)などが挙げられます。

SONYの配信ガイドライン

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ゲームタイトルに加えて、ゲーム会社の配信ガイドラインを確認することでより安全かつルールに基づいた配信ができるので、配信前に必ず確認しましょう。

公式Xで調べる

配信ガイドラインの探し方は、公式Xでの検索もおすすめです。
新作ゲームの発売とともに公式Xにて配信ガイドラインを発信している場合が多くあり、公式Xをフォローしておけばいつでも確認できます。
新作ゲームでない場合でも、配信ガイドラインをXにてポストしている可能性があるので確認してみてください。
またXで検索する際は、「配信ガイドライン」よりも「配信+ガイドライン」「動画投稿+規約」のように単語を区切って検索するとより多くの情報が見つかります。
しかし、公式X以外の個人ポストについては信用性に欠けるため、鵜呑みにしないよう注意しましょう。

Steamで調べる

ここまで紹介した配信ガイドラインの探し方でも見つけられない場合は、Steamのような販売ストアで探してみてください。
Steamではゲームの紹介ページ内を下にスクロールした概要欄の下のほうに記載がある場合や、フォーラム・ニュースなどの項目に明記されている場合があります。
Steamで配信ガイドラインを検索するゲームの多くは、WebやXで検索しても出てこないインディーゲームです。
個人開発のゲームでも著作権は開発者にあるため、インディーゲームでも必ず配信ガイドラインを読んだ上でゲーム実況に臨みましょう。

配信ガイドラインを読む際の注意点

配信ガイドラインを読む際は、次の注意点を意識してみてください。

  • 必ず最新のガイドラインを読む
  • 記載されていないことはやらない

配信ガイドラインを読むのみでゲーム実況すると、思わぬところで著作権の侵害につながる可能性があるので、注意点を確認して配信しましょう。

必ず最新のガイドラインを読む

配信ガイドラインは更新頻度が高く、以前読んだ内容と現在掲載されている内容が異なる場合があるので注意が必要です。
過去に動画を挙げている配信者を見て、配信ガイドラインを見ずに配信すると知らない内に著作権を侵害することもあるでしょう。
しかし、反対に新作ゲームの頃は配信ガイドラインにて制限されていたゲームが解禁される場合もあります。
そのため、配信ガイドラインは配信する直前に最新のものを必ず確認してみてください。

記載されていないことはやらない

冒頭で解説したとおり、ゲーム配信は著作権を侵害する行為です。
配信ガイドラインを遵守することで一部認められていることから、配信ガイドラインに記載されている内容の範囲内でおこないましょう。
記載されていないことは基本的に配信してはならない内容といえ、配信すると著作権の侵害につながります。
たとえば、全10章でストーリーが構成されているゲームの場合に第1章~第8章までは配信できると記載されているゲームがあるとします。
この場合、第8章までは配信できるものの記載されていない第9章と第10章に関しては、配信できません。
さらに、メインストーリーではないサブストーリーでも一部制限されている場合もあるので注意が必要です。
また、配信が許可されているもののエンディングで使用されている曲や歌の著作権が引っかかる場合もあるので、併せて注意して配信してみてください。

配信ガイドラインで制限されやすい項目

最後に、配信ガイドラインで制限されやすい項目を解説します。
制限されやすい項目は、次のとおりです。

  • 収益化の制限
  • 利用可能範囲の制限
  • 配信プラットフォームの制限

それぞれの項目を確認し、これからの配信に役立ててみてください。

収益化の制限

配信ガイドラインにおける制限の中で多く記載されているものが、収益化の制限です。
個人で配信するのみなら違反ではないものの、収益化させると違反行為になる場合も少なくありません。
たとえば、任天堂の配信ガイドラインでは「個人であるお客様は、任天堂のゲーム著作物を利用した動画や静止画等を、営利を目的としない場合に限り、投稿することができます。ただし、別途指定するシステムによるときは、投稿を収益化することができます。」と記載されています。
上記の配信ガイドラインの内容は、基本的に収益化してはいけないとするものです。
しかし、別途指定するシステムによる投稿の収益化は許可されています。
任天堂の別途指定するシステムは、次のとおりです。

  • Facebook/METAの「パートナー収益化」(2023/10/24 更新)
  • ニコニコ動画/生放送の「クリエイター奨励プログラム」および「ニコニコチャンネル」
  • OPENREC.tvの「OPENREC Creators Program」
  • Twitchの「Twitchアフィリエイトプログラム」および「Twitchパートナープログラム」
  • X(Twitter)の「プレミアムサブスクリプション」(2023/10/24 更新)
  • YouTubeの「YouTubeパートナープログラム」
  • TwitCasting の「ツイキャス・マネタイズ」内の「ライブ収益」(2019/4/1 追加)
  • Mirrativの「ギフト」(2019/4/1 追加)
  • Mildomの「ライブ収益」(2023/3/1 追加)
  • 17LIVEの「ギフト」(2023/8/1 追加)
  • Instagramの「Instagramサブスクリプション」および「ボーナス」(2023/10/24 追加)

随時更新されます。

以上のように、収益化の制限は細かく設定されていることも少なくないので、必ず確認してから配信しましょう。

利用可能範囲の制限

ストーリーをはじめとしたネタバレを防ぐために、ゲーム内の配信可能な範囲を定めている場合があります。
ここでは、ARKやサイバーパンク2077などの作品で知られているスパイク・チュンソフトの利用可能範囲の制限を例に確認してみましょう。
サイバーパンク2077では配信可能な範囲に制限されていませんが、メイドインアビス 闇を目指した連星では、「オープニング、エンディング映像のみ不可」と制限があります。
また、Re:ゼロから始める異世界生活 偽りの王選候補では「1章2週目6日目まで」と制限されているので、以降は配信できません。
利用可能範囲の制限は多くのゲームタイトルで定められているものであるため、必ず確認しましょう。

配信プラットフォームの制限

ゲーム会社や開発メーカーでは、配信ガイドラインにて配信プラットフォームの制限を定めている場合があります。
YouTubeやTwitchなど、大手配信プラットフォームでの配信を制限しているゲームは基本的にありません。
しかし、ほかの配信プラットフォームでは配信を制限している場合もあるので、確認が必要です。
たとえば、グランブルーファンタジーシリーズやウマ娘 プリティダービーなどの作品で知られるCygamesでは、Mildomでの配信を禁止しています。
Twitchでの配信も一部制限されているので、注意しましょう。

配信ガイドラインを守って配信しよう

今回は、配信ガイドラインの探し方や確認すべき注意事項などについて解説しました。
ゲーム配信は基本的に著作権を侵害する行為であるものの、配信ガイドラインに従うことで配信による収益化もできる人気コンテンツです。
配信ガイドラインは頻繁に更新されるものであり、過去に配信している方がいても最新の配信ガイドラインを確認しなければなりません。
定められた範囲外のことや配信ガイドラインに記載されていないことを配信すると著作権の侵害となるため、注意しましょう。
配信ガイドラインを遵守した上でゲーム実況をおこない、配信者も視聴者も楽しめる配信にしてみてください。

OBS配信をより面白くするために

配信で視聴者のコミュニティ形成をうまく行うことで、日常の配信をより面白いものにすることができます。
そのような観点で最もおすすめな配信ツールがCastCraftです。

大きく分けて、  

  • 視聴者を覚えるYouTube/Twitchコメビュ
  • 配信画面演出のScreen
  • 収益化のための機能

の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。

機能 目的
YouTube/Twitchコメビュ 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート
Screen 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする
収益化 視聴者を大事にする形で収益化する

CastCraftのYouTube/Twitchコメビュで視聴者ごとにコメントを蓄積することで視聴者全員を覚えて、配信中のダッシュボードで分かりやすく情報を表示することで、視聴者が常連化していくためのやり取りをサポートします。
CRM候補1

特定の条件に当てはまった視聴者やコメントに対して、Chatbotやリッチな画面演出で視聴者をインタラクティブに楽しませる仕組みも作ることができます。
ペンライト

さらに、視聴者を大事に定着させながらも配信活動のための収益を上げる仕組みも提供しています。
収益管理

CastCraftは上記のような機能により、配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。

導入している配信者さんの事例としては、

等がいらっしゃいます。

導入されたチャンネルの総登録者数は1.3億人を超えており、これまで120万回以上の配信で使われています。

CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。

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