Vtuber配信にとって、配信画面を構成する背景素材はなくてはならないものです。
ですが、背景素材を無料で提供しているサイトは複数あり、はっきり言ってどこから探せばいいか分かりづらくなっている状態にあります。
本記事では、各サイトで扱っている実際の背景素材を紹介しながら、自身に合った背景素材提供サイトを見つけてもらいやすいように1サイトずつ解説していきます。
行う配信によって、必要な背景素材は変わってきます。
ここからは、雑談配信、ゲーム配信、歌枠配信ごとにどういった背景素材が必要かを解説していきます。
雑談配信ではどこから配信を行っているように見せるかが重要です。
たとえば近況を話す雑談配信であれば配信部屋の背景が適しています。
出典元:みんちりえ
また、周年配信などのお祝いの際はパーティー会場などの背景が適しています。
出典元:illustAC
雑談配信はVtuberにとってもリスナーにとっても最もホーム感のある配信です。
自身とリスナーが落ち着いて過ごせる背景素材を用意することをオススメします。
ゲーム配信では行うゲームのイメージに合った背景素材(オーバーレイ)や、ゲームの進行状況や目的などをテロップで流しやすいなど、機能性の高い背景素材が必要です。
たとえばFPSゲームでは、有名なタイトルに合う背景が作成されていることがあります。
・Apex Legendsでの使用に適した背景素材
出典元:BOOTH
・RPGでの使用に適した背景素材
出典元:BOOTH
配信するゲームによって、適した背景素材は違ってきます。
ジャンルによって使い分けられるよう、複数の背景素材をダウンロードしてフォルダに格納しておくことをオススメします。
歌枠配信では、リスナーが盛り上がりやすいようにライブハウスやライブステージ、カラオケなどの背景を用意することをオススメします。
・ライブステージの背景素材
出典元:OKUMONO
・カラオケの背景素材
出典元:みんちりえ
他にも、ライブハウスや音楽室など、こちらも自分が行う歌枠配信の雰囲気に合う背景素材を用意しておくことをオススメします。
また、配信画面を作るには背景素材だけでなく、コメント欄や時計などの要素も必要になります。
配信画面の詳細な作り方は、以下URLから確認してください。
本項目では、背景画像やリアルな背景写真に特化したサイトを3つ紹介します。
AIPICTは、独特な陰影で描かれた背景イラストがダウンロードできるサイトです。
画質の良い素材が揃っているので、背景として使用する際はVアバターが浮いてしまわないように気を付けるようにしてください。
・素材例
出典元:AIPICT
出典元:AIPICT
utairoも独特な陰影で描かれた背景イラストがダウンロードできるサイトです。
AIPICTと違い、ファンタジー要素の強いアニメ風イラストが多いことがutairoの特長です。
・素材例
出典元:utairo
出典元:utairo
O-DANは、リアルな背景写真のダウンロードが行えるサイトです。
通常配信では使用しづらいですが、たとえばラジオ体操配信などを行う場合に公園のリアルな写真を背景にする際などに使用できます。
ただ、写真が全て海外準拠であり、日本の風景写真はほとんど取り扱っていないため注意してください。
日本語で入力した検索ワードは自動的に英語に翻訳されるので、翻訳されやすいシンプルな単語で検索すると望んだ写真が見つかりやすくなります。
・素材例
出典元:O-DAN
本項目では、背景素材以外の背景素材(机、椅子、PCなどの独立した素材)もダウンロードができるサイトを7つ紹介していきます。
OKUMONOは、配信に特化した【1920 x 1080 pixel】の背景素材や、サムネイルに使用できる文字(雑談配信、などの文字素材)が無料でダウンロードできるサイトです。
シンプルで汎用性の高い背景イラストが用意されていることがOKUMONOの特長です。
・素材例
出典元:OKUMONO
出典元:OKUMONO
OKUMONO+Vは、アニメーションが動く背景素材をダウンロードできるサイトです。
背景として使用することもできますし、動画のアイキャッチなどにも使用できる汎用性の高い動く背景素材があることがOKUMONO+Vの特長です。
OKUMONO+Vで扱っているものは動画素材なので、ぜひ上記のURLから素材の動きをご自身の目で確認してみてください。
素材屋あいりすは、汎用的な背景イラストからフレーム、トランジション(アニメーション背景素材)など、背景やアイキャッチに使用できる素材を幅広く扱うサイトです。
コメント欄など、配信画面に必要な要素も反映した【配信画面背景】も扱っていることが素材屋アイリスの特長です。
・素材例
出典元:素材屋あいりす
みんちりえは、配信やゲーム制作に使いやすい背景素材を提供しているフリー素材サイトです。
様々な場面を想定した背景イラストが多いため、配信部屋以外からの雑談配信に適した背景素材が見つけやすいのがみんちりえの特長です。
また、少量ですがデジタル時計やあみだくじなど、配信で使用できるミニツールも取り扱っています。
・素材例
出典元:みんちりえ
出典元:みんちりえ
配STOCKは、配信者(特にVtuber)に特化した背景素材を扱うサイトです。
背景、サムネ用文字素材、腕(ペンを持つ手など)や待機画面に至るまで、Vtuberが配信で使用する可能性がある素材を網羅しているところが配STOCKの特長です。
・素材例
出典元:配STOCK
出典元:配STOCK
Vtemは、背景部屋などの背景素材から、Vアバターに装着する形で使用できる素材(眼鏡やマフラーなど)がダウンロードできるサイトです。
サイトの名前の通り、Vtuberに使用できるアイテムを幅広く取り扱っているため、Vtuber活動を始めた際はまずVtemを確認することをオススメします。
・素材例
出典元:Vtem
出典元:Vtem
サムネ素材館は、配信者向けの背景素材やサムネ向けの素材を豊富に取り扱っているサイトです。
スプラトゥーンやスイカゲームなど、特定のゲームタイトルで使用しやすい素材が多いため、有名なゲームの配信を行う際は事前にサムネ素材館を確認することをオススメします。
・素材例
出典元:サムネ素材館
出典元:サムネ素材館
本項目では、背景素材を有料で購入できるサイトを紹介していきます。
販売しているクリエイターによって素材の雰囲気は全く違いますが、その分クオリティーが高い素材も多いため、一度覗いてみることをオススメします。
BOOTHは、poxivと連携した創作物のマーケットプレイスです。
0円でダウンロードできる素材や、有名Vtuberが配信で使用している背景素材も多く販売されていることがBOOTHの特長です。
Virtual Asetは、背景素材や配信で使用できるアイテムを購入できるサイトです。
他のサイトにはない3Dの素材を購入できることがVirtual Assetの特長です。
著作権フリーCG映像素材・動画素材は、その名の通り著作権フリーで使用できる動画素材、CG素材をダウンロードできるサイトです。
4Kの高画質な背景素材が販売されていることがこのサイトの特長です。
本項目では、背景素材の制作依頼を行えるサイトを紹介します。
nizimaは、オリジナルイラストやLive2Dモデルの制作依頼を行うことができるLive2D公式マーケットです。
Live2D公式のため、VアバターをLive2Dで作成した方は親和性の高い背景素材の作成をお願いすることもできるのでオススメです。
ココナラは、多くのクリエイターが登録している日本最大級のスキルマーケットです。
クリエイターの数がとにかく多いため、有償依頼を行いたい時はまずココナラから確認することをオススメします。
背景素材などをダウンロードする際は、必ず利用規約を確認するようにしてください。
利用規約に違反した場合、クリエイターとトラブルになるだけではなく、最終的には収益化停止や損害賠償に繋がる可能性があるので注意しましょう。
本項目では、最低限確認しなければならない項目について簡単に解説します。
提供元のサービスによってルールが異なるため、必ず使用するサイトごとに利用規約は確認するようにしてください。
まずは、使用する素材が商用利用可能かを確認しましょう。
商用利用可能とは『収益が発生する活動においても使用してよい』という意味です。
(商品利用可能とは意味が異なります。ほとんどのフリー素材はグッズ化等が認められていないので注意しましょう)
そのため、既にYouTubeなどで収益を得ている方も配信で使用することが可能です。
ほとんどのVtuberの方は収益化を目指していると思うので、使用する素材は商用利用可能なものを選んで使用することをオススメします。
素材によっては、使用する範囲が指定されているものもあるので事前に確認しましょう。
たとえば『ニコニコ動画でのみ使用可能』や『SNSのアイコンとしてのみ使用可能』などがそれにあたります。
商用利用が許されている素材でも、使用の条件としてクレジット表記を求められるケースがあります。
動画内でダウンロード元のクレジットを記載することが難しい場合は、動画概要欄に試用素材をまとめて表記しておくと楽なので、事前に使用素材のクレジットをまとめておくことをオススメします。
改変の可否についても必ず事前にチェックを行ってください。
サイズの拡大縮小は許されているケースが多いですが、縦横比の変更は改変にあたるとみなされることもあるので、改変可の素材であっても基本的にはサイズ以外は変えないようにすることをオススメします。
背景素材や配信用の素材をダウンロードできるサイトは非常に多いため、どれだけ素材探索に時間を掛けたかによっても配信のクオリティは大きく変わってきます。ぜひこの記事を参考にして、背景素材を探す時間を短縮しながら高クオリティな配信画面を作ってみてください。
視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。
そのような観点からおすすめなのがCastCraftです。
大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
---|---|
コメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
Screen | 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする |
収益化 | 視聴者を大事にする形で収益化する |
CastCraftでは、初見と常連を一目で判別できるだけでなく、視聴者データを蓄積して視聴者全員を覚えてメモを付けることができます。
ゲーム配信中に来てくれた初見の人が雑談配信のときにまた来てくれたら、その参加実績に気づくことが簡単になり、より新しい視聴者が定着しやすくなります。
さらに、配信で行われた未読スパチャ/未読ビッツ/その他投げ銭などの重要情報をコメントビューアー上部に固定しておき、読み上げたかどうかの既読管理ができます。
CastCraftのScreen機能では、視聴者の行動に応じて画面を盛り上げる演出を盛り込むことができます。
たとえば、下記のようなエフェクトを特定のコメントや視聴者の行動に応じて画面に出現させることができます。
自由自在な文字エフェクトもつくれます。
お手持ちの画像やGIFにもアニメーションを付けてエフェクト化することができます。
また、視聴者を大事にしながら収益化を図ることができます。
上記のような機能により、CastCraftは配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。
導入している配信者さんの事例としては、
等がいらっしゃいます。
導入されたチャンネルの総登録者数は1.3億人を超えており、これまで120万回以上の配信で使われています。
CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。