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CPUクーラーを見直せば、配信中の安定感が変わる
配信中にPCのファンが急に唸り出したり、ゲームの動作がカクついたりした経験はありませんか?
CPUは高負荷で大量に発熱するため、純正クーラーのままでは冷却が追いつかずにクロックが下がり、fpsや配信品質を落とす原因になります。実はその多くは、CPUクーラーを適切なものへ換えるだけで解消できます。
本記事では、配信・ゲーム実況の持続負荷に耐えるCPUクーラーの選び方を、空冷・簡易水冷の両面から整理して紹介します。
自分のPC構成と用途に合った1台を見つけるために、ぜひ本記事を参考にしてください。
CPUクーラーの選び方
ここからは、CPUクーラーを選ぶ際にチェックすべきポイントを解説します。使っているCPUの発熱量やPCケース、配信スタイルによって最適なモデルは異なるので、自身の配信環境などを整理しましょう。
冷却方式で選ぶ
CPUクーラーは大きく空冷と簡易水冷に分かれ、それぞれ冷却力・静音性・設置性のバランスが変わります。配信用途なら発熱量と予算を軸にしながら、空冷か簡易水冷かをまず選択しましょう。
コスパ良く冷やしたいなら「サイドフロー型空冷」がおすすめ
サイドフロー型は、ヒートシンクに対して横方向へ風を流し、背面ファンへ熱を受け渡す空冷方式です。可動部がファンのみで構造が単純なため、故障リスクが低く価格も抑えられます。
純正クーラーから大きく温度を下げられ、ミドルクラスCPUの配信なら十分に冷やせる実力があります。初めてクーラーを換装する配信者に向いている方式です。
配信の持続負荷を抑えたいなら「360mm簡易水冷」がおすすめ
簡易水冷は冷却液をラジエーターまで循環させて放熱する方式で、360mmクラスはラジエーターが大きいぶん受熱面を広く取れます。空冷より放熱面積を確保しやすいため、長時間の高負荷でも温度上昇を抑えられるでしょう。
OBSのCPUエンコードは発熱が持続するため、配信メインなら360mmクラスが選択肢に入ります。ハイエンドCPUを長く回す実況や生配信に向いています。
CPUの発熱量(対応TDP)で選ぶ
クーラーには冷やせる発熱量の目安があります。しっかりと冷やしたいならCPUのTDPを上回る余裕が必要です。お使いのCPUの発熱クラスに合わせて選ぶことも大切です。
ハイエンドCPUを空冷で冷やし切りたいなら「大型デュアルタワー空冷」がおすすめ
デュアルタワー型は2基のヒートシンクとファンを備え、空冷の中でも大きな放熱面積を確保しやすい形状です。ポンプ故障や液漏れのリスクがない空冷のまま、高い冷却力を狙えるのがメリットです。
全高が160mm前後と大きいため、設置前にケースの対応クーラー高を確認しておくと安心です。Core Ultra 9やRyzen 9を空冷で運用したい配信者に向いています。
中発熱CPU(Ryzen X3D等)を効率よく冷やすなら「コスパ重視のツインタワー空冷」がおすすめ
ツインタワー型は2基のヒートシンクを備えつつ、120mmファンで取り回しのよいサイズに収まります。過剰な大きさを避けながら、中発熱のCPUに十分な冷却力を確保できます。
価格と冷却力のバランスがよく、熱に弱いRyzen X3Dも安定して冷やせます。発熱が中程度のCPUでゲーム配信を快適に続けたい人に適しています。
PCケース・設置性で選ぶ
高性能なクーラーほどサイズが大きく、ケースやメモリと干渉する場合があります。手持ちのケースに収まるかを基準に、設置性から選ぶ視点も大切にしましょう。
小型ケースで省スペースに組みたいなら「ロープロファイル/トップフロー空冷」がおすすめ
トップフロー型は上から下へ風を送り、ロープロファイル設計は全高を大きく抑えます。Mini-ITXやスリムケースでもサイドパネルに干渉しにくい特長があります。
CPU周辺のVRMやメモリも同時に冷やせるため、コンパクトな配信PCに向いています。設置スペースが限られる環境での換装に適した選択肢です。
240mmクラスで冷却と設置性を両立したいなら「240mm簡易水冷」がおすすめ
240mmラジエーターは120mmファン2基構成で、ミドルタワーの大半に搭載できます。360mmより設置の自由度が高く、空冷より高い冷却力を得られるバランス型です。
大型空冷が干渉するケースでも導入しやすく、見た目もすっきりまとまります。ケースサイズに不安がある配信者の最初の水冷として選びやすいクラスです。
静音性で選ぶ
配信ではマイクがファンの動作音を拾い、視聴者に雑音として届く場合があります。静音性を重視するなら、騒音レベル(dBA)やファン制御の仕様も確認しましょう。
マイクにファン音を拾わせたくないなら「静音特化の大型空冷」がおすすめ
静音設計の大型空冷は、大きなヒートシンクで放熱を稼ぎ、ファン回転数を低く抑えます。回転数が下がるぶん風切り音が減り、動作音が気になりにくくなります。
マイクが近い宅録環境でも、ノイズを抑えやすいのがメリットです。静かな環境で長時間配信する人に向いています。
低負荷時に動作音を消したいなら「ゼロrpmモード対応の水冷」がおすすめ
ゼロrpmモードは、CPU温度が低いときにファンを完全停止させる機能です。トーク中心の低負荷シーンでは無音に近づくため、配信の静けさを保てます。
高負荷時のみファンが回るため、冷却力と静音性を両立できます。雑談配信とゲーム配信を行き来する人に適した機能です。
用途・冷却余裕で選ぶ
配信に動画編集や長時間の高負荷が加わると、必要な冷却力は一段上がります。作業内容まで含めて、余裕のある冷却を選ぶ視点が役立ちます。
配信と動画編集を1台で兼ねたいなら「420mm/厚型ラジエーターの大型水冷」がおすすめ
420mmや厚型ラジエーターは放熱面積が大きく、全コアに負荷がかかる書き出し時でも温度を抑えます。配信と動画編集を1台でこなす構成に適した冷却力です。
大型のためケースの対応サイズ確認は欠かせませんが、余裕のある冷却で安定して作業できます。編集も行う配信者の主力クーラーとして頼れる選択肢です。
長時間の高負荷でも温度に余裕を持たせたいなら「ハイエンド向け280mm水冷」がおすすめ
280mmは140mmファン2基構成で、240mmより放熱面積が広いクラスです。同じ2連でもより冷えるため、長時間の連続負荷で温度マージンを確保しやすくなります。
140mmファンは低回転でも風量を稼げるため、静音性も両立できます。耐久配信や長時間の生放送を安定して続けたい人に向いています。
CPUクーラーのおすすめランキング10選
こちらでは、これまでに紹介してきた選定基準に基づき、おすすめのCPUクーラーを10種類、厳選して紹介します。
- 冷却方式
- 360mm簡易水冷
- 対応ソケット
- LGA1851・1700・1200・115X・AM5・AM4
- サイズ
- ラジエーター360mm(401×120×27mm)
- 冷却性能
- 360mmクラス
- ファン
- 120mm×3(RGB Core)
- 動作音
- 未確認(公式非公表)
- 特長
- Turbineポンプ・1.54型LCD搭載・Zero RPMモード・保証6年
- 冷却方式
- ツインタワー空冷
- 対応ソケット
- LGA1851・1700・115X・1200・AM4・AM5
- サイズ
- 全高155mm
- 冷却性能
- ヒートパイプ6本
- ファン
- 120mm×2 1550rpm
- 動作音
- 25.6dBA
- 特長
- 純銅ベース・X3Dを十分冷却するコスパ
- 冷却方式
- 静音デュアルタワー空冷
- 対応ソケット
- LGA1851・1700・1200・115X・AM5・AM4
- サイズ
- 全高168mm
- 冷却性能
- 対応TDP270W・ヒートパイプ7本
- ファン
- 135mm+120mm
- 動作音
- 8.9〜23.3dBA
- 特長
- Quiet/Performance切替で静音化
- 冷却方式
- 420mm簡易水冷(38mm厚)
- 対応ソケット
- LGA1851・1700・AM5・AM4
- サイズ
- ラジエーター420mm(38mm厚・要63mmクリアランス)
- 冷却性能
- 38mm厚で冷却余裕大
- ファン
- 140mm(P14 Pro)×3 最大3000rpm
- 動作音
- 未確認(公式はSone表記)
- 特長
- VRMファン搭載・編集兼用の高負荷向け・保証6年
- 冷却方式
- 280mm簡易水冷
- 対応ソケット
- LGA1851・1700・1200・115X・AM5・AM4
- サイズ
- ラジエーター280mm(30mm厚)
- 冷却性能
- 280mmクラス(140mmファンで放熱面拡大)
- ファン
- 140mm×2 500-1500rpm
- 動作音
- 19.4〜32.1dBA
- 特長
- 1.54型LCD搭載・低回転で風量確保
- 冷却方式
- 360mm簡易水冷
- 対応ソケット
- LGA1851・1700・AM5・AM4
- サイズ
- ラジエーター360mm(396×120×27mm)
- 冷却性能
- 360mmクラス
- ファン
- 120mm×3 0-2100rpm
- 動作音
- 最大36dBA(Zero RPMで停止)
- 特長
- Zero RPMモードで低負荷時ファン停止・マザー直結のシンプル設計・保証5年
- 冷却方式
- 240mm簡易水冷
- 対応ソケット
- LGA1851・1700・1200・115X・AM5・AM4
- サイズ
- ラジエーター240mm(27mm厚)
- 冷却性能
- 240mmクラス
- ファン
- 120mm×2 500-2400rpm
- 動作音
- 31.9dBA
- 特長
- Turbineポンプ・1.54型LCD搭載・Zero RPMモード
- 冷却方式
- デュアルタワー空冷
- 対応ソケット
- LGA1851・1700・1200・115X・AM5・AM4
- サイズ
- 全高168mm
- 冷却性能
- ヒートパイプ8本(空冷最大級)
- ファン
- 140mm×2
- 動作音
- 未確認(メーカー非公表)
- 特長
- 高い冷却力・保証6年
- 冷却方式
- トップフロー(ロープロ)空冷
- 対応ソケット
- LGA1851・1700・115X・1200・AM4・AM5
- サイズ
- 全高47mm
- 冷却性能
- ヒートパイプ4本(目安65〜95W級)
- ファン
- 92mm 2700rpm
- 動作音
- 22.4dBA
- 特長
- 小型ケース対応・VRM/メモリも同時冷却
- 冷却方式
- サイドフロー空冷
- 対応ソケット
- LGA1700・1200・115X・AM5・AM4
- サイズ
- 全高154mm
- 冷却性能
- ヒートパイプ4本
- ファン
- 120mm 300-1500rpm
- 動作音
- 4.0〜28.6dBA
- 特長
- 単タワーで設置しやすい・定番の入門コスパ機
自分の構成と用途に合ったCPUクーラーを選んでみよう
本記事では、配信・ゲーム実況の持続負荷に耐えるCPUクーラーを、空冷・簡易水冷の両面から10モデル紹介しました。コスパ重視ならサイドフロー型空冷、配信メインの高負荷なら360mm以上の水冷、動画編集も兼ねるなら厚型の大型水冷というように、適した冷却方式は用途で変わります。まずはお使いのCPUの発熱量とPCケースに収まるサイズを確認し、そのうえで静音性やデザインなど譲れない条件を絞り込んでみてください。温度に振り回されない、安定した配信環境を整えていきましょう。
CPUクーラーのよくある質問
CPUクーラーは純正のままではだめですか?
軽い用途なら使える場合もありますが、配信やゲーム実況のように高負荷が続く使い方では冷却が追いつかず、クロック低下や騒音の原因になりやすいです。
空冷と簡易水冷はどちらが配信向きですか?
ミドルクラスCPUなら空冷でも十分対応できますが、ハイエンドCPUで長時間配信するなら360mmクラス以上の簡易水冷も有力です。CPUの発熱量とケース対応サイズで判断しやすいです。
CPUクーラーを選ぶときに最初に確認すべきことは何ですか?
CPUの発熱量とPCケースに収まるサイズです。対応TDPやクーラー高、ラジエーターサイズを先に確認すると、候補を絞りやすくなります。
静音性を重視するなら何を見ればいいですか?
動作音の目安、ファンサイズ、回転数制御の仕様を確認すると判断しやすいです。大型空冷やゼロrpmモード対応の水冷は、配信時のノイズを抑えやすいです。









