Vtuberの配信スタイルには、雑談配信や
多くのVtuberがこれらの配信を満遍なくおこなっていますが、人気を獲得しているVtuebrのほとんどは自身の得意分野や強みを活かし、歌に特化したVtuber活動や、FPSゲームに特化したゲーム配信などでリスナーを楽しませています。
本記事では、上記で紹介したVtuberの活動ジャンルや、それぞれのジャンルで人気を獲得しているVtuberをランキング形式で紹介します。
Vtuberの基礎から知りたい方、現在人気を獲得しているVtuberを知りたい方はぜひ最後まで読んでみてください。
まず前提として、Vtuberとは「YouTube上でアニメ風のキャラクター(アバター)を使用して、動画投稿やライブ配信をおこなう配信者」のことを指します。
元々はYouTubeで活動する人をVtuber、それ以外をVライバーとして区別していましたが、最近はTwitchをメインで活動している人もVtuberに分類されているようです。
有名な事務所でいえば「ホロライブ」や「にじさんじ」が挙げられ、最近では「ぶいすぽっ!」「あおぎり高校」「Nep-Porte」などの事務所の名前を聞くことも増えてきました。
彼らは顔出しは一切しないものの、カッコいい/可愛いアバターを活用して自身の得意分野(ゲーム実況・歌枠・雑談)の活動をおこなっているため、魅力を最大限に活かした戦略的な活動に取り組んでいます。
次の項目からは、Vtuberの活動ジャンル(雑談・ゲーム配信・歌枠配信)について詳しく解説します。
雑談配信とは、日常でおこった出来事を話したり、リスナーからのコメントやマシュマロ(匿名のメッセージ送信機能で送られてきた質問)を拾って話をする配信のことです。
これだけ聞くと「ただ喋るだけなのでは……?」と感じるかもしれませんが、雑談配信は誰でもできることだからこそ、そこで人気を獲得するのが難しいジャンルだったりします。
自分の何気ない日常をエピソードトークに昇華させて話したり、コメント欄から適切にコメントを拾って話を広げていく力など、トーク力やエンタメ力が何よりも大切なのです。
もちろんただ面白いだけでなく、声がカッコいい/可愛いことを武器にして雑談配信をしている人もいますが、どちらにしても「リスナーをトークで楽しませること」は共通してるので、リスナーへの高いホスピタリティが必要になります。
なので、雑談配信が人気のVtuberは「高いエンタメ力・トーク力」と「リスナーへの高いホスピタリティ」があると言えるでしょう。
ここでは、雑談や日常系の配信で人気を獲得しているVtuberを紹介します。
剣持刀也は、大手Vtuber事務所「にじさんじ」に所属している男性Vtuberです。
個人チャンネルでの配信数は少ないものの、類稀なるトーク力でリスナーの心をがっちりと掴んでおり、リスナーとのコール&レスポンスのような息の合ったボケ・ツッコミで人気を獲得しています。
とくに彼が得意としているのは「マシュマロ雑談」で、リスナーから送られてくる雑なメッセージを拾って1つ1つに豊富な語彙力でツッコんでいく様子はよく切り抜かれています。
トークだけでも十分に満足度が高いため、ゲーム配信よりも雑談枠の方が視聴数がとれるという稀有な存在です。
ジョー・力一(じょー・りきいち)は、剣持刀也と同じく「にじさんじ」に所属している男性Vtuberです。
奇抜なピエロのような見た目をしていますが、彼のメインジャンルは「雑談」「ラジオ」なので、にじさんじでも珍しい話すことをメインとしたVtuberです。
一般の人であればスルーしそうな日常的な事象に焦点を当て、それを面白おかしく話すトーク力は、にじさんじだけでなくVtuber界でもトップクラスだと言われています。
その所為か彼のリスナーにははがき職人(一般的に、ラジオにお便りを投稿する方たちの相称)が多く、配信はいつでも深夜に芸人がやっているラジオ番組のような空気を醸し出しています。
ゲーム配信は、ゲームのプレイスキルや、ゲーム時のリアクションの面白さでリスナーを楽しませる配信です。
プレイスキルを魅せる系統で言えば、APEXやVALORANTなどのFPSゲームの配信が人気であり、リアクションで魅せる系統ではホラーゲームなどが人気を集めています。
とくに最近は、ゲームがうまいだけでなく「ゲームが下手なこと」をエンタメにして人気を獲得しているVtuberも存在するため、ゲームを通してリスナーを楽しませられる人がゲーム配信に向いていると言えます。
ここでは、ゲーム配信系で人気のVtuberを2名紹介します。
葛葉は、FPSやLoL(リーグオブレジェンド)などのゲーム配信で人気を獲得しているVtuberです。
彼は多くのVtuberが参加するFPSなどの大会「V最協決定戦」での優勝経験があるなど、ゲームのプレイスキルが高いことで知られています。
また、遊んでいるゲームの幅も広く、APEXやVALORANTなどのFPSやストリートファイター6、フロムゲー(DARK SOULSやELDEN RINGなど)も上手いため、リスナーも飽きることがないようです。
プロゲーマーや元プロのストリーマーと関わる機会も多いため、その名前はプロゲーマー界隈にも轟いています。
石神のぞみも、にじさんじに所属しているVtuberです。
彼女もゲーム実況がかなり人気なのですが、それはゲームのプレイスキルが高いからではありません。むしろ「クセになるゲームの下手さ」が人気の理由という特殊なVtuberなのです。
ドンキーコングなどのアクションゲームをプレイすると、1つのコースをクリアするのに2時間以上かかることも多く、最初は配信を見ていた指示厨(〇〇した方がいいよ!などの指示をVtuberにおこなうリスナー)も、途中で離れていくレベルだと言われています。
ただ、何回失敗しても諦めないひたむきさや、大きなリアクションでリスナーを楽しませようとしてくれる姿勢に惹かれるリスナーも多いようです。
歌枠配信はその名の通り、歌を歌ってリスナーの心を掴む配信です。
「歌ってみた動画」とは違い、生歌を披露することになるので素の歌唱力が必要だったり、何時間も歌うため曲のレパートリーが多く必要などのハードルの高さがあります。
選曲でリスナーを喜ばせるなどのエンタメ性も必要なので、歌枠配信を中心に活動している人は、音楽に対する知見が深い方が多いようです。
ここでは、歌枠配信で人気を獲得しているVtuberを2名紹介します。
星街すいせいは、メジャーデビューも果たしているVtuber界の「歌姫」と呼ばれるVtuberです。
彼女のオリジナル曲である「ビビデバ」は世界中で再生されており、2025年6月時点ですでに1.3億回再生されており、国内外から注目されているアーティストであることが伺えます。
最近はアニメの主題歌を担当するなどの快進撃を続けていますが、今でも定期的に配信で歌枠をとってくれるので、彼女の生歌が聴きたくて配信を訪れる人も多いようです。
町田ちまは、にじさんじに所属している女性Vtuberです。
声楽のような歌い方が特徴的で、ただ歌が上手いだけでなくテクニックも使いこなした歌に魅了されるリスナーが多いようです。
彼女は、同じくにじさんじ所属のVtuber「戌亥とこ」とNornisというユニットを組んで音楽活動もしており、Vtuverを知らない音楽界隈にもその名を轟かせています。
ただ、彼女の歌枠配信は企画の要素を含んだものも多分にあるため、歌枠配信を聴きにいくときは覚悟を持った方がいいかもしれません。
企画系とは、エンタメ性重視の企画を打ち出すことでリスナーを楽しませるVtuberの配信ジャンルを指します。
企画を成功させるための進行力や、企画に参加してくれるVtuberを集めるためのコミュニケーション力が高いvtuberが企画系と呼ばれている印象があります。
ここでは企画・バラエティ系の人気VTuberを2名紹介します。
ぽんぽこチャンネルは、ぽんぽことピーナッツくんの2名で活動している個人勢Vtuberです。
アニメ制作やミュージシャンとしても活躍しているピーナッツくんと、とんでもない行動力でヒットする企画を連発しているぽんぽこのコンビネーションで、他のどのVtuberも真似できないような企画動画を投稿しています。
また、配信では他事務所のVtuberを巻き込んだ24時間配信企画「ぽんぽこ24」を毎年開催しており、その企画力と行動力は事務所所属のVtuberを怯えさせています。
天開司は、個人勢として活動しているVtuberです。
彼は個人的な企画配信よりも、他事務所や界隈を巻き込んだ大規模な企画をすることが多く、にじさんじが毎年夏におこなう企画「にじさんじ甲子園」の共同運営をおこなったり、Vtuberバトルロワイヤルなど、事務所の垣根を越えた企画を打ち出しています。
また、その勢いはVtuber界隈だけでなく麻雀界隈にも広がっており、プロ雀士とVtuberがチームを組んで麻雀をおこなう大会「神域リーグ」の企画は、多くのリスナーや麻雀好きを驚かせました。
教養系は、最近増えてきたVtuberのジャンルです。
自分の専門性を活かして、社会のニュースについて斬り込んだり、得意ジャンルに関する雑談をリスナーに披露するなどの配信スタイルが人気を博しています。
Vtuberは10代の視聴者が多いこともあるので、専門性が高いことをわかりやすく解説できるVtuberがとくに注目されているようです。
ここでは、教養・学習系の人気VTuberを2名紹介します。
儒烏風亭らでんは、大手Vtuber事務所「ホロライブ」に所属する女性Vtuberです。
彼女は美術に関してかなり深い知識を持っており、美術館初心者向けの美術館の回り方や、作品の雑学などを配信内でよく披露してくれます。
それもそのはず、彼女は実は学芸員の資格を持っており、博物館で作品の解説をおこなっていたこともあるのです。
その経験からかトークも非常に上手いので、美術に関しての知識を深めたい方は、彼女の配信を視聴することをおすすめします。
犯罪学教室のかなえ先生は、その名の通り事件解説などに精通したVtuberです。
もともと少年院の法務教官をしていたところからVtuberになったという異色の経歴を持っており、誰にもできない「リアルな経験」を交えた事件解説で人気を集めています。
今ではライブ配信の同接ランキングで上位をとることも珍しくなくなったため、教養系の中では間違いなくトップクラスのVtuberだと言えるでしょう。
毒舌な面もあるため見る人は選ぶかもしれませんが、昨今起こっている事件についての専門的な話が聞きたい人には、彼の配信が最適です。
ASMR系の配信は、Vtuberのキャラクター性を活かしたシチュエーション系のボイス配信をおこなったり、リスナーに癒しを与えるためのささやきボイス配信をおこなうジャンルです。
いい声を活かして雑談をする人もいれば、添い寝しているていでささやき配信をおこなう人や、特定のシチュエーションでボイスドラマのような演技を披露する人など、さまざまなASMR配信がYouTube上には溢れています。
ASMR配信は配信者の演技力と音声機材のクオリティが全てなので、人気のASMR系配信者は音声のクオリティが段違いに高い印象があります。
ここでは、シチュエーション・ASMR系の人気VTuberを2名紹介します。
周防パトラは、もともと企業勢(774.inc所属)として活動していたところから、すべての活動を引き継いで個人勢になったVtuberです。
当時からASMR配信がかなり人気であり、添い寝配信から耳かき配信、泡を使ったASMRなど、ほぼ全てのASMRジャンルを網羅した配信をおこなっています。
ゲーム配信が主体になった今でも、月に3度はASMR配信をおこなっているので、ベテランVtuberの高クオリティなASMR配信が聞きたい人にはおすすめです。
小野町春香は、にじさんじに所属する女性Vtuberです。
彼女はVtuberとしては珍しい耳つぼアロマのディプロマの資格を持っているので、耳つぼマッサージの知識を元にした耳かきASMRをおこなってくれます。
耳かき系のASMRが好きな人におすすめできる他、彼女はショート動画でも1分間ASMRを投稿してくれているので、ASMRを聴いたことがない方の入門編としてもおすすめできます。
個人勢Vtuberとは、企業や事務所に所属しておらず、個人で活動をおこなっているVtuberです。
昨今はパソコンとマイクさえあれば誰でもVtuberになれるようになったので、個人勢Vtuberになりたいという人が急増しています。
しかし、世間では「個人勢で人気のVtuberになるのは厳しい」という意見もあるので、ここでは個人勢として大人気Vtuberになった2名を紹介します。
紹介したVtuberを参考にして、あなたも個人勢Vtuberとしての活動を始めてみてはいかがでしょうか。
しぐれういは、人気イラストレーターとして活動しながら、Vtuberとしても登録者数が200万人を越えている個人勢Vtuberです。
彼女はイラストレーターとしてホロライブ所属Vtuberの大空スバルや千橙ゆうひのママ(絵師)を務めるだけでなく、オリジナル楽曲「粛清!! ロリ神レクエイム☆」では1億回越えの再生数を叩き出すなど、企業勢Vtuber顔負けの活躍をしています。
リスナーとのプロレス企画「クソマロ千本ノック」も人気なので、どんな分野でもマルチにこなす最強の個人勢Vtuberとして界隈には知られているようです。
P丸様は、YouTube SHOWROOMで輝夜月として活動していたことで知られる個人勢Vtuberです。(ファンブックにてすでに公表済みの情報です)
全編手描きのトーク動画などが人気で、すでに登録者数は300万人を超えています。
ハイテンションなトークは聞いている人をとにかく笑顔にしてくれるので、エンタメ力が高いVtuberを探していた方は彼女の配信(動画)を視聴することをおすすめします。
最後に、2025年6月現在のVtuberのチャンネル登録者数ランキングを以下に記載します。
順位 | Vtuber名 | 所属 | 登録者数(おおよそ) |
---|---|---|---|
1位 | 宝鐘マリン | ホロライブ | 400万人 |
2位 | キズナアイ | Kizuna ai | 300万人 |
3位 | 星街すいせい | ホロライブ | 277万人 |
4位 | 兎田ぺこら | ホロライブ | 270万人 |
5位 | こぼ・かなえる | hololive Indonesia | 270万人 |
6位 | 白上フブキ | ホロライブ | 260万人 |
7位 | Mori Calliope | hololive English | 255万人 |
8位 | さくらみこ | ホロライブ | 241万人 |
9位 | 犬神ころね | ホロライブ | 222万人 |
10位 | しぐれうい | 個人勢 | 213万人 |
本記事では、さまざまなVtuberの配信ジャンルを紹介しました。すでに基本的な活動(雑談・ゲーム・歌枠)だけでは人気を獲得できないと言われていますが、自分の得意なことを武器にすれば、まだまだVtuber界隈で人気を獲得することは可能です。今回紹介した人たちの配信を参考にして、ぜひ自身でもVtuber活動を始めてみてはいかがでしょうか。
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大きく分けて、
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機能 | 目的 |
---|---|
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