Vtuber活動を始めようと思っているみなさん、キャラクター設定はしっかりできていますでしょうか?設定が曖昧だと、活動の方向性や自身の発言内容がブレやすく、ファンに「応援したい」と思われにくくなってしまうことがあります。 自身の活動自体にも悩みにくくなるなどメリットは多いので、活動をスタートする前に順序立てて設定をしっかり作っておきましょう。
本記事では、VTuber設定の主な要素や作成手順、具体例など詳しく解説しますので、是非参考にしてください。
まずは基本情報についてですが、名前・年齢・性別・種族などがそれにあたります。
名前は「読みやすさ」や「名前からキャラクターの特徴が分かりやすいかどうか」などが重要になります。かわいらしい、クールなど、字面のイメージがあっているか、読みやすさについては一概に読みやすいから良いとも言えないので、独自性や検索のしやすさなども考慮する必要があります。
年齢・性別については、自分とどのくらい離すかを考える必要があります。自分と離れすぎた年齢にするとその世代の話題などを話しにくくなったり、性別を変えればその性別にしか話せないような内容を話すことが難しくなります。どんな設定も自由ですが、とくに雑談配信をたくさんしたい場合には注意が必要です。18際の設定で喫煙や飲酒の話をしてしまうなどは想像しやすい例かもしれません。
種族・職業については活動の方向性に影響を与えます。種族は人間、エルフ、悪魔、妖怪、吸血鬼、動物など様々なものがあります。もちろん喋る野菜でも実現は可能です。職業については学生、医者、サラリーマン、カフェ店員、歌手、魔法使いや騎士などこちらも様々です。
種族・職業についても、その設定によって活動の方向性がある程度固まりますので、自分がどんな活動をしていきたいかを考慮する必要があります。
加えて、種族・職業は視聴者さんとの関係性にも影響があります。分かりやすい部分で言えば、先生と生徒、魔王と眷属のように、視聴者さんにもロールプレイを楽しんでもらえるような要素になりえるでしょう。
ビジュアルについては、外見・服装・色使いなどに分けて考えると良いでしょう。どの項目に関しても、前項の種族や、後述する背景設定などが大きく影響してきます。
髪や肌の色、服装のテイストなど、詳細に考えていくとたくさんの要素が詰まっていますが、ここで忘れてはいけないのが将来的な視点です。
将来的な視点というのは、活動していく中でファンが描いてくれるファンアートや、グッズ展開などについてです。動画に出す胸から上の部分を想像して考える方もいらっしゃるかもしれませんが、大手VTuberさんのファンアートやグッズ展開などを参考にして「アクリルスタンドになると…」「ファンアートで全身を描いてもらうと…」など色々な場面を想像しながら考えましょう。
性格・口調・話し方の設定はキャラクターの印象に強く影響します。それぞれを掛け合わせるとバリエーションは無限大なのですが、その設定を実行できるかどうか、自分とかけ離れすぎていないかも考慮して考えましょう。
下記バリエーションの例を見ても分かるかと思いますが、方言などは自分の引き出しにない場合はあまり現実的ではないでしょう。
明るい、クール、ツンデレ、努力家、楽天家、落ち込みやすい、怒りっぽいなど
標準語、関西弁、東北弁、早口、ゆっくり話す、特徴的な語尾など
キャラの出身地、職業、目的、ストーリー設定もとても重要です。設定した内容によって話す内容も変わってきます。出身地は日本や海外から異世界、宇宙、現実、魔法の世界など、現実からファンタジーまで幅広く設定できます。職業も同様に、現実的な職業からファンタジーの世界の魔法使いまで、様々なバリエーションが考えられるでしょう。目的とストーリーについてはある程度連動しているかと思いますので、全体のバランスを見つつ考えましょう。以下に例を挙げます。
これについては設定というより、自身の希望で決めるものになるかと思いますが、この要素によって上記の様々な設定も関連させる必要があります。自分のやりたい活動内容とキャラクターの設定に関連性があれば、新規の視聴者さんにも覚えてもらいやすくなりますし、自身も無理なく活動を続けやすくなるでしょう。関連性については以下の例を参考にしてください。
設定の要素を紹介しましたので、次に設定を作成する流れを解説していきます。
まずはVTuberではなく、自分に焦点を当てましょう。
VTuberの設定を作ることは、「自分の分身を作る」ことと同じと言えますが、みなさんは自分のことをどれくらい理解できているでしょうか?
自分の得意なこと・苦手なこと、好きなこと・嫌いなことを実際に書き出すなどして整理してみましょう。改めてリストにして考えてみると、直近の事だけでなく昔経験して忘れていたことなども思い出してきて、より詳細な分析ができるはずです。すこし日数をかけてリストアップしてみても良いでしょう。
自己分析の部分を詳細に行う事で、キャラ設定も詳細に決められるようになり、長期的に無理なく続けられる「自分の分身」が出来上がっていくはずです。要素の部分でも書きましたが、あまりにも自分とかけ離れ過ぎた設定にしても、活動を続けるうえで制限がかかってしまいます。
ペルソナとは、マーケティングやビジネス用語で、商品やサービスを利用するユーザー像を具体的に想定した人物像のことです。
配信で言い換えれば、ファンになって欲しい、ターゲットとなる視聴者像のことになります。
男性なのか女性なのか、年齢はいくつなのか、どんな仕事(学校)に行っているのか。趣味は?どんな場所に住んでどんなリズムで生活しているのか?詳細であればあるほど、キャラ設定が詳細に決めやすくなります。
もちろん詳細に決めたペルソナ通りのファンが必ずできるというわけではありませんが、ターゲットを明確にすることで、ターゲットではなかったはずのファンに対する対応も明確になってきますので、大きなメリットがあります。
複数の設定要素を組み合わせて矛盾が生まれないように、全体のバランスを考えたり、つじつまが合わないところがないかチェックしましょう。
加えて、現実世界(視聴者さんの世界)とのリンクについても考えておくと良いでしょう。例えば好きなカップラーメンの話題を出すときに、魔法の世界になぜカップラーメンがあるのか(魔法の世界から日本に修行しに来ているのでみんなと同じような生活をしている)、など視聴者さんからどんなことを聞かれるのか、どう答えるかを想像すると考えやすいかもしれません。
具体的にどんなVTuberになりたいかが決まったら、イラストレーター・モデラーさんに作成を依頼しなければいけません。依頼する際に気を付けたいポイントを確認していきましょう。
頑張って詳細に決めたキャラクター設定がここで活きてきます。世界観から具体的な年齢や性格などを分かりやすくテキストファイルなどにまとめて渡しましょう。基本的にはキャラクター設定をそのまま伝えればよいのですが、何も知らない状態でその資料を読んでも分かるように、読みやすく理解しやすい資料を心がけましょう。
言葉で伝えるのが難しい部分もあることが多いので、参考になる動画やイメージを伝えるのも重要です。「このイラストのようなフワフワした服装が良い」「こんな感じの表情の動きが良い」という風に、例となるものを見てもらうことで、出来上がりがより理想に近いものになります。
話を進めていくにあたって、基本的にはクリエイターさんの用意した流れで打ち合わせを進めていく形になるかと思います。資料を渡すにも相手の指定したファイル形式を確認するなど、確認を忘れないようにしましょう。
当然の話ではありますが、費用や制作に必要な期間などは確実に確認しておきましょう。後々になって、話のすれ違いで予定通りいかなくなってしまう事を防止しなくてはいけません。
葛葉さんは大手VTuber事務所「にじさんじ」に所属するVTuberさんです。2025年7月時点でYoutubeチャンネル登録者数は200万人オーバー、男性としてはもっとも有名なVTuberと言えるでしょう。活動はゲーム配信が主ですが、歌ってみたなども人気です。設定としては以下になります。
戌神ころねさんは大手VTuber事務所「ホロライブ」に所属するVTuberさんです。2025年7月時点でYoutubeチャンネル登録者数は222万人。活動はゲーム配信が主ですが、歌ってみたなども人気です。設定としては以下になります。
ルンルンさんは大手VTuber事務所「にじさんじ」に所属するVTuberさんです。2025年7月時点でYoutubeチャンネル登録者数は74.5万人。活動は雑談、ゲーム実況、歌ってみたが中心になっています。設定としては以下になります。
キャラ設定について解説をしてきましたが、なんとなくイメージがわいてきた人もいるのではないでしょうか?「思っていたより決めることが多いなあ」と感じたかもしれませんが、最初にできる限り詳細を決めておかなければ、後々になって苦労するのは自分自身です。大手のVtuberさんを見ていると設定がブレていたり、設定の裏の話をしていたりするのを見ることもあるかも知れませんが、それはあくまでも土台となるしっかりとした設定があってこそです。設定を考えることで配信内容で明確になる部分も出てきますので、しっかりとした設定で快適なVTuber活動を楽しみましょう!
視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。
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大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
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コメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
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