昨今は個人勢Vtuberでも購入可能なモーションキャプチャーが増えたことにより、3Dモデルの需要が高まっています。
ただし高品質な3Dモデルを自作できるVtuberはごく少数のため、需要があるとしてココナラなどのスキルマーケットで3Dモデル制作を請け負ってくれる個人クリエイターが急増しています。
そこで本記事では、個人クリエイターに3Dモデル制作の依頼をおこなう流れや依頼可能なサイト、注意事項に至るまでを徹底的に解説していきます。
今まさに3Dモデルを依頼しようとしていた方は、ぜひ最後まで読んでノウハウを身につけてから依頼をおこなうようにしましょう。
3Dモデルの制作を依頼する場合、まずは問い合わせメールやスキルマーケット内の依頼フォームで依頼(相談)を行います。
最初の相談なので「3Dモデルの制作を依頼したくて連絡しました」程度の文言でも問題はないのですが、どうしても依頼を受けて欲しい場合はより丁寧に書いた方が依頼を受けてもらえる確立は高まります。
なので、制作依頼をおこなう場合は以下の項目に関しても記載するようにしてください。
これらの項目は次のヒアリングシートでも詳しく聞かれるかもしれませんが、依頼時に具体的な依頼内容が書かれていると、クリエイター側も「自分に受けられる仕事かどうか」「この依頼主ならしっかりしてそうだから仕事を受けてもよいか」などの判断材料が増えることになり、結果として依頼を受けて貰いやすくなります。
自分が依頼される立場になったと考えながら、丁寧な依頼文を送ることを心がけましょう。
依頼を受けてもらえることになったら、クリエイター側からヒアリングシートが提供されます。
ヒアリングシートには前の項目で記載した内容以外にも、より詳細な内容を聞かれることが多いとされています。
これらの項目はクリエイターが3Dモデルのイメージを掴むために重要な内容なので、可能な限り具体的に、かつ漏れがないように記載するようにしましょう。
ヒアリングシートも提出しクリエイターと意識の共有できた時点で、具体的な納品までのスケジュールの決定、見積書の提示、契約まで進むことになります。
クリエイター側からするとここが最も大切な項目のため、特にスケジュールへの合意や見積書の内容(どのタイミングで支払いが発生するのか)などに関しては何度も確認されることがあります。
クリエイターを安心させるために、依頼者側もしっかりと契約内容を理解した上で合意を行い、後から「聞いていた話と違う」というトラブルを起こさないように気を付けましょう。
契約に合意したら、あとはスケジュールに沿ってクリエイターに制作を進めてもらいましょう。
「ここまで進んだら依頼者側は何もしなくてよい」というわけではなく、クリエイターから送られてくるラフの確認と修正依頼をおこなうことになります。
修正回数などは事前の契約の時点で決められていることがほとんどです。その回数を越えての修正依頼は追加オプションとして料金が発生することもあるため、そこも契約の時点でしっかり確認しておくとスムーズに事が運びます。
クリエイター側にスケジュールを守ってもらうために、依頼者側もしっかり制作に協力しましょう。
ラフの時点での確認や修正が完了したら、クリエイターは最終納品のための清書描きを行います。清書描きにも問題がないことを依頼者側が確認すれば納品は完了となります。
納品確認の際には、以下の内容を忘れずにチェックしておきましょう。
個人クリエイターへの3Dモデル依頼以外に、制作会社への依頼も検討している方は以下の記事により詳しい内容がまとまっているのでこちらも確認してみてください。
個人クリエイターへの3Dモデル制作依頼をSNSで直接おこなう方もいますが、今や多くの個人クリエイターは先ほど紹介したココナラのようなスキルマーケットに登録していることがほとんどです。
スキルマーケットは企業がクリエイターと依頼者の間に入り、依頼のやりとりをスムーズにしてくれたり、トラブルを防止してくれるなどのメリットがあるので積極的に活用しましょう。
本項目では、多くの個人クリエイターが登録している有名なスキルマーケットを3つ紹介します。
ココナラは、多くの個人クリエイターが登録し制作依頼を受けている日本最大級のスキルマーケットサイトです。
特別なスキルが必要な「3Dモデル制作」ですが、ココナラで依頼可能な数(出品数)を検索すると1,407件も出品されていることがわかります。
他にもココナラには「動画制作」や「YouTube台本作成」など配信に関わる内容を出品しているクリエイターが複数いるので、3Dモデルの依頼に留まらず配信関連のことはどんどん依頼したいと考えている方にはおすすめのサイトだと言えるでしょう。
つなぐは個人クリエイターへの依頼をこれまでしたことがない初心者にも優しい設計のスキルマーケットサイトです。
個人クリエイターへの依頼方法も丁寧に記載されているため、クリエイターにとっても依頼者にとっても親切でわかりやすいことにこだわった安心・安全のサイトだと言えます。
出品内容もVtuberのモデル制作やサムネイル作成、イラスト制作などが多いため、クリエイターへの依頼方法がまったくわからず不安に思っていたVtuberはぜひつなぐを利用してみてください。
SKIMAは、Vtuberのモデル制作やデザインなどに特化したコミッションサービス(クリエイターと依頼者をつなぐサービス)です。
特に2Dイラスト制作や3Dモデル制作などVtuber関連に特化した個人クリエイターが揃っているため、Vtuberに特化したクリエイターに仕事を依頼したい場合には最適なサイトだと言えます。
「Vtuberに詳しいクリエイターに制作を依頼したい」と考えている方は、ぜひSKIMAで自分に合ったクリエイターを探し、長く依頼したいと思える方とのマッチングを目指してみてください。
数は少ないものの、企業案件の掲載をメインにおこなっているクラウドソーシングサイトでも3Dモデル制作を受け付けているクリエイターは存在します。
企業からの依頼を想定しているため価格相場は高くなりますが、元企業勤めの3Dモデラ―が登録していることも多いため、より高クオリティな3Dモデル制作を依頼したい方はクラウドソーシングサイトでの依頼も検討してみましょう。
本項目ではおすすめのクラウドソーシングサイトを2件紹介します。
クラウドワークスは、ワーカー(クリエイター)の登録者数が480万人を越えている日本最大級のクラウドソーシングサイトです。
普段は企業とのやりとりをしているクリエイターも多いため、ビジネスとしてのスムーズなやりとりがおこないやすいことがクラウドワークスの特徴です。
3Dモデル制作が可能なクラウドワーカーは2025年現在で約500名もいるため、ポートフォリオなどを確認しながら自分に合ったクラウドワーカーを探してみてください。
ランサーズもクラウドワークス同様、幅広いジャンルのクリエイターが登録をおこなっているクラウドソーシングサイトです。
ランサーズは日本初のクラウドソーシングサイトなので企業からの信頼が厚く、起業実績も多くこなしている個人クリエイターが多いことが特徴だと言えます。
3Dモデル制作を請け負うクリエイターの数はクラウドワークスに比べると少ない印象がありますが、その分経験豊富なクリエイターに3Dモデル制作を依頼できる確率も高まるので、クラウドワークスを覗く際には合わせてランサーズも確認するようにしましょう。
「個人クリエイターではなく制作会社に依頼したい」という方に向けて、本項目では個人Vtuberでも企業へ依頼できるサービスも2つ紹介します。
モデリーはVtuberに限らず、ゲーム制作などの全ての3Dコンテンツに精通したクリエイターが集まっているサービスです。
モデリーなら3Dモデルの制作からモデリングにいたるまでの全てを企業(チーム)に依頼できるため、個人クリエイターに依頼するよりも高いクオリティの3Dモデルの納品が期待できるでしょう。
その分個人クリエイターの依頼よりは価格帯が大きく上がってしまいますが、モデリーは3Dデータ作成サービスの中でも比較的安価で制作依頼をおこなえるという特徴があるので、予算に不安がある方は一度モデリーで見積依頼をおこなうことをおすすめします。
なのですはVtuberの3Dモデル制作やゲームの3DCGキャラクターの制作に特化した制作会社です。
WEBサイトにこれまで制作した3Dモデルの実績も複数掲載されており、その中には今も活動している有名Vtuverの制作実績も公開されています。
また、なのですは制作した汎用キャラクターをBOOTHでも販売しているため、どんな3Dモデルを制作しているかより詳しく知りたい方は汎用モデルを購入してクオリティをチェックしてみても良いかもしれません。
個人クリエイターへの依頼方法についてSNSで調べると「クリエイターが途中で逃げた」「依頼者が支払いを踏み倒した」などのトラブルがよく目に入るのではないでしょうか。
こういったトラブルを避けるためには、クリエイターと依頼者のどちらもがトラブルを起こさないように協力する必要があります。
そこで本項目では、トラブルを起こさないために依頼者が気を付けなければならない点などを紹介していきます。
本記事で紹介したスキルマーケットなどには仮払い制度などの「未払い・踏み倒し」を防ぐためのシステムが実装されています。
そのおかげでクリエイター側は納品をおこなえば支払いがあることが確定し、依頼者側も納品されなければ返金されるので双方が安心して制作・依頼をおこなうことができます。
しかし、SNSでクリエイターに直接依頼した場合はただの文面上の口約束しかできないため、双方が不安を抱えたままで依頼が進むこととなり、場合によっては先ほど書いたようなトラブルが発生することになるのです。
なのでトラブルを避けたいのであればSNSのDMなどでは依頼をおこなわず、スキルマーケットを経由して依頼をおこなうようにしましょう。
スキルマーケットではクリエイター側が修正回数や修正が発生するタイミングに制限を設けている(追加オプション扱いにしている)ケースがほとんどです。
また3Dモデルの制作では、イラスト作成からモデリングまで一括で担当してくれるクリエイターもいれば、モデリングのみ対応+イラストは持参しなければならないクリエイターもいるなど対応内容が人によってまったく違うということも発生します。
認識の相違が発生しないよう、必ず依頼前や依頼時にはメニューやオプション内容を確認しましょう。
スキルマーケットでは基本的に依頼者が先にお金を振り込んでおく仮払い方式が採用されており、支払いは制作開始時におこなうことになっています。
しかしクリエイターに直接依頼している場合や、仮払い制度を導入していないサイトで依頼した場合は支払いのタイミングがクリエイターによって異なる場合があります。
クリエイターと依頼者のトラブルで最も多いのは支払いトラブルだと言われているので、支払いのタイミング(前払い、後払いなど)や支払い方法(電子決済・銀行振込など)は間違わないようにしましょう。
Vtuberと3Dモデル制作者の間では、支払いのトラブルの他に著作権・商用利用に関するトラブルが多いとされています。
そこで本項目では、特に依頼初心者が起こしやすい著作権絡みの問題や注意点を解説します。
著作権や商用利用について疑問点が多い方は、以下に記載する内容だけでもしっかり理解するようにしましょう。
Vtuberのイラストや3Dモデルなどの著作権は、原則として制作したクリエイターに帰属します。
ただし例外として「クリエイターが著作権の譲渡をおこなった場合」は譲渡された請負人に著作権が帰属することになります。
著作権の譲渡には追加で費用が発生する場合がほとんどなので、希望する場合は費用を支払って著作権を譲渡してもらいましょう。もし著作権の譲渡がおこなわれない場合は、使用可能な範囲についての契約を別途結ぶようにしましょう。
※ちなみに著作権が譲渡されたとしても著作者人格権はクリエイターに帰属します。著作者人格権は簡単に言うと『制作したクリエイターの社会的評価などを保護するための権利』であり、著作者の意図しない改変などを禁止する権利のことを指します。
先ほど記載した「使用可能な範囲についての契約」と被る部分もありますが、3Dモデルの納品時には必ず商用利用が可能な範囲の確認をおこないましょう。
Vtuberが確認しておきたい商用利用の範囲は以下の通りです。
特にグッズ展開に関してはVtuber側が事前に相談してほしいと考えているクリエイターがほとんどです。たとえ納品してもらったとはいえ、著作権は譲渡されない限りはクリエイター側にあります。
基本的にVtuberは3Dモデルを「使わせてもらっている立場」だと考えるようにし、配信以外の範囲でモデルを使用したい場合は事前に取り決めをおこなうか、その都度クリエイターに確認することでトラブルを回避することができるでしょう。
3Dモデルの制作を個人クリエイターに行う場合は、支払いや納期スケジュール、著作権・商用利用の問題でトラブルが起こりやすいとされています。なので依頼する場合は「仮払い制度があるスキルマーケットで依頼する」「メニュー・スケジュール・支払いなどは事前に確認する」「著作権・商用利用に関しての知識を身につける」などを徹底するようにしましょう。
視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。
そのような観点からおすすめなのがCastCraftです。
大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
---|---|
コメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
Screen | 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする |
収益化 | 視聴者を大事にする形で収益化する |
CastCraftでは、初見と常連を一目で判別できるだけでなく、視聴者データを蓄積して視聴者全員を覚えてメモを付けることができます。
ゲーム配信中に来てくれた初見の人が雑談配信のときにまた来てくれたら、その参加実績に気づくことが簡単になり、より新しい視聴者が定着しやすくなります。
さらに、配信で行われた未読スパチャ/未読ビッツ/その他投げ銭などの重要情報をコメントビューアー上部に固定しておき、読み上げたかどうかの既読管理ができます。
CastCraftのScreen機能では、視聴者の行動に応じて画面を盛り上げる演出を盛り込むことができます。
たとえば、下記のようなエフェクトを特定のコメントや視聴者の行動に応じて画面に出現させることができます。
自由自在な文字エフェクトもつくれます。
お手持ちの画像やGIFにもアニメーションを付けてエフェクト化することができます。
また、視聴者を大事にしながら収益化を図ることができます。
上記のような機能により、CastCraftは配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。
導入している配信者さんの事例としては、
等がいらっしゃいます。
導入されたチャンネルの総登録者数は1.5億人を超えており、これまで140万回以上の配信で使われています。
CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。