ライブ配信や切り抜き動画等でニコニコ風にコメントが横流しにされているのを見たことがありませんか?Twitchのライブ配信でもニコニコ風にコメントを流すことができます。
ニコニコ風にコメントを流すには配信者側で設定する方法と視聴者側が設定する方法の2種類があります。前者は視聴者全員の配信画面にコメントを表示します。後者はニコニコ風のコメントを楽しみたい視聴者だけが個別に自身の配信画面にコメントを表示する方法です。
本記事ではTwitchでニコニコ風にコメントを流す2種類の方法をそれぞれ解説します。
CastCraftの「流れる文字」を使えばニコニコ風にコメントを横流しにすることができます。設定方法を解説します。
下記リンクからCastCraftをインストールしてください。
CastCraftを起動したら配信に使うTwitchのアカウントを使ってログインしてください。
「流れる文字」を使うにはCastCraftとは別に「Screen機能」のインストールが必要です。CastCraftの「Screenタブ」からダウンロード後、インストーラーを使ってScreen機能を導入してください。
OBS等の配信ソフトにCastCraftのScreenを追加します。これにより、Screen機能で設定したエフェクトが配信ソフトに反映されるようになります。OBSの場合、「映像キャプチャデバイス」のデバイス選択で「CastCraft Screen」を選択してください。
CastCraftの「Screen」タブをクリックし、「クラフトモード」を選択してください。画面右にある「インタラクション設定」タブから「流れる文字」を選択します。
「流れる文字」の「条件を追加」から「チャットに反応する条件」を「総チャット回数が1以上のとき」に設定します。これですべてのコメントが横流しで表示されます。条件の設定を変更することで、特定のコメントだけを横流しにすることも可能です。
本機能は既存のコメントの位置を判定部から次のコメントの位置を算出するような仕組みは利用しておらず、株式会社ドワンゴの特許権を侵害するものではありません。
CastCraftのTwitchタブから配信を開始してください。
CastCraftを使用してコメントを流すとアーカイブにもそのままコメントが表示されます。アーカイブをニコニコ風のコメントを楽しむ際に追加で設定が必要ない点が大きなメリットです。
下記リンクからStreamElementsにアクセスし、twitchのアカウントでログインします。
画面右上の「NewOverlay」をクリックし、解像度を選択します。
下図を参考に「ADD WIDGET」→「STATIC / CUSTOM」→「Custom widget」の順にクリックします。
下記リンクにアクセスします。
「layout.html」をクリックし、表示されたHTMLのコードをコピーしてください。
その後、StreamElementsのサイトに戻り、「Settings」→「OPEN EDITOR」をクリックしてエディタを表示します。エディタの「HTML」にコピーしたコードをペーストしてください。
同様に、「CSS」に「chat.css」のコードを、「JS」に「chat.js」のコードをそれぞれコピペしてください。
設定が完了したら右上の「SAVE」をクリックして設定を保存してください。その後、作成したオーバーレイの右にある三点リーダーから「Copy URL」をクリックします。
OBSのブラウザソースを使ってオーバーレイを反映させます。OBSを開き、「ソース」の「+」から「ブラウザ」を作成します・プロパティの「URL」にコピーしたURLを貼り付けてください。
以上で設定は完了です。
StreamElementsは設定の手間が多くおすすめできません。海外のサイトなため説明がすべて英語であり、HTMLの知識が必要になるため初心者の方には難しいです。すぐにニコニコ風コメントを導入したい方はぜひCastCraftを試してみてください。
弾幕をつけることで、視聴者が視覚的に盛り上がりを感じられます。その効果がよく出る一例がゲーム実況です。ゲーム実況を見る視聴者は、全員がそのゲームについて詳しいわけではありません。そんな視聴者はゲーム実況を見ても、どこが面白いポイントなのかわからないまま配信が進行してしまいます。そこで弾幕をつけると、ゲームに詳しい視聴者によって盛り上がりポイントが可視化され、ゲームを理解しなくても配信を楽しむことができるようになります。
弾幕は多くの層が楽しめる配信を作るのに効果的です。
視聴者は配信画面を見ている時間が長いため、コメント欄はあまり見られていません。コメントを横流しにして目立つ形で表示することで視聴者が他の視聴者のコメントに関心をもつ機会を作ることが可能です。
それにより視聴者が他の視聴者のコメントに反応するようになり、視聴者間で一体感が生まれます。視聴者同士の仲が深まっていけば暴言等も少なくなり、配信の空気感が良くなっていくでしょう。
コメント欄を別で表示することが必要なくなるため、視聴者が配信画面に集中することができるようになります。視聴者の視線が配信画面から外れなくなるため、偶発的に起こる面白いポイントを見逃しにくくなります。
また、配信は熱心に見ている視聴者だけではありません。弾幕で配信画面にコメントを表示することで、配信を流し見している視聴者にもコメントが目に入りやすくなります。コメントで埋め尽くされた画面が、配信者に興味を持つきっかけになるかもしれません。
コメントが目立つのはメリットばかりではありません。不適切なコメントやコメント連投による、荒らしの被害も大きくなってしまいます。嫌がらせを受ける可能性は高まってしまうでしょう。そのような荒らし対策にはNightbotを導入することで対策ができます。
ニコニコ風のコメント表示はその性質上、配信画面が見づらくなります。視聴者によってはコメントが邪魔に感じてしまい、離脱の原因になってしまいます。 ブラウザの拡張機能によって視聴者が個別にコメントを横流しにすることも可能です。「弾幕が邪魔」という視聴者の意見が多い場合には、視聴者ごとにコメントを横流しにする設定をしてもらうようにしましょう。ただし、スマホではブラウザの拡張機能が反映されない点は注意してください。
視聴者側がTwitchの拡張機能を設定することで、ニコニコ風のコメント表示を楽しむことが可能です。
下記リンクからアクセスし、視聴用のTwitchアカウントでログインしてから画面右上の「インストール」をクリックしてください。
ダッシュボードの「拡張機能」から「Niconico!」を選択し、「オーバーレイ1に設定」をクリックしてください。インストールしただけでは表示が変わらないため注意が必要です。有効化が完了したら拡張機能が反映され、配信のコメントがニコニコ風に表示されます。
ブラウザの拡張機能でニコニコ風のコメント表示を実現することも可能です。Twitchチャット弾幕はGoogle ChromeとFirefoxの2つのブラウザに対応しています。スマホでは使用できません。
下記リンクから自身が使うブラウザに対応する方をインストールしてください。
TwitchをPCのブラウザで開き、画面右上のアイコンをクリックしてください。設定画面が表示され、弾幕のオンオフやコメントのサイズ等を変更できます。
Twitchでニコニコ風のコメント表示をする方法を解説しました。弾幕を使うことで視覚的に盛り上がりがわかるようになり、誰でも楽しみやすくなります。配信が盛り上がる一方で、荒らしも発生しやすくなります。荒らし対策は必ず行うようにしてください。ニコニコ風のコメント表示は好みが分かれるため、視聴者ごとに設定してもらうほうが無難です。配信者側で設定する場合はコメント欄の反応を注視し、視聴者が楽しめているか確認するようにしましょう。
配信で視聴者のコミュニティ形成をうまく行うことで、日常の配信をより面白いものにすることができます。
そのような観点で最もおすすめな配信ツールがCastCraftです。
大きく分けて、
の三つの機能があり、それぞれ下記のような目的があります。
機能 | 目的 |
---|---|
YouTube/Twitchコメビュ | 視聴者が配信に馴染めるようなやり取りをサポート |
Screen | 視聴者とのやり取りを視覚的に楽しくする |
収益化 | 視聴者を大事にする形で収益化する |
CastCraftのYouTube/Twitchコメビュで視聴者ごとにコメントを蓄積することで視聴者全員を覚えて、配信中のダッシュボードで分かりやすく情報を表示することで、視聴者が常連化していくためのやり取りをサポートします。
特定の条件に当てはまった視聴者やコメントに対して、Chatbotやリッチな画面演出で視聴者をインタラクティブに楽しませる仕組みも作ることができます。
さらに、視聴者を大事に定着させながらも配信活動のための収益を上げる仕組みも提供しています。
CastCraftは上記のような機能により、配信者(ゲーム配信者やVtuber)が視聴者との関係を深めることを手助けします。
導入している配信者さんの事例としては、
等がいらっしゃいます。
導入されたチャンネルの総登録者数は5,000万人を超えており、これまで110万回以上の配信で使われています。
CastCraftを活用すれば、視聴者との関係をより良いものに進化させ、あなたの配信コミュニティをより濃いものにできます。
日々の配信をより楽しくするために、ぜひ導入を検討されてみてください。