配信で度々見かける「投げ銭」は、配信者にとって重要な収入源の一つであり、視聴回数よりも稼げることで注目を集めています。
しかし、投げ銭システムはすべての配信プラットフォームに備わっている機能ではありません。
本記事を参考にして、投げ銭システムのあるプラットフォームで配信しましょう。
投げ銭は元来、路上でおこなわれていた大道芸や演奏などに対して観客が応援、感謝の意を込めて金銭を投げ入れることが発端です。
配信上においてはプラットフォームごとにシステムが異なるものの、配信者の収益となる仮想通貨を送金できます。
例を挙げると、YouTubeはスーパーチャット、Twitchはビッツ、TikTok Liveはギフト、のように一定ではありません。
本記事では、投げ銭システムがある配信プラットフォーム5選を紹介するとともに、プラットフォームにとらわれない独自の投げ銭システムについて解説します。
配信者として収益化を狙っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
投げ銭システムがあるおすすめの配信プラットフォームは、次のとおりです。
それぞれの特徴を確認して、自分に合ったものを見つけましょう。
YouTube Liveの投げ銭は、スーパーチャット(スパチャ)と呼ばれるシステムです。
視聴者は100円~50,000円の金額を選択し、配信者に投げることができます。
金額ごとにコメントを固定する時間が異なり、高額なスーパーチャット(赤スパチャ)は最大5時間も固定表示されます。
有名な動画サイトである点やスパチャの分配が7割もらえる点から、配信者におすすめの投げ銭システム対応配信プラットフォームといえるでしょう。
YouTube Liveで投げ銭による収益化を狙う方は、スパチャの読み逃しや投げ銭をした配信者を覚えておくことが重要です。
多機能なコメビュであるCastCraftを活用して、スパチャや投げ銭を管理しましょう。
Twitchの投げ銭は、ビッツ(Bits)と呼ばれる通貨をチアー(Cheering)することで成立するシステムです。
チアーはTwitchの投げ銭を指す専門用語であるため、覚えておきましょう。
視聴者は1ビッツから投げ銭でき、上限は設けられていません。
100ビッツで229円(2024年2月20日現在)となり、PCとスマホで購入金額が異なります。
YouTube Liveのスパチャと同様に、投げるビッツ数によりコメントの固定時間が定められており、10,000ビッツで2時間表示されます。
配信者への分配率が10割であるため、投げ銭システムが利用できる配信プラットフォームの中でもおすすめです。
YouTube Liveと異なる点は、ゲーム配信に特化している点です。
雑談配信や歌枠を配信している方もいますが、主にゲーム配信が多くあります。
また、Twitchは13歳以上でなければコメントができない仕様であるため、ターゲット年齢を絞りたい方におすすめです。
TikTok Liveの投げ銭は、ギフトアイテムを贈る(ギフティング)ことで成立するシステムです。
ギフトアイテムを贈るためにはコインと呼ばれる専用通貨を購入する必要があり、アプリ版では65コインが100円で購入できます。(2024年2月20日現在)
視聴者は1~50,000コインで購入できるギフトアイテムから選んで配信者に贈ることができ、上限は原則設けられていません。
しかし、なんらかの規定に抵触するとコインのチャージができなくなる場合もあり、クレジットカードの登録状況やアカウントの状態を確認する必要があります。
TikTokの規定ではライブ配信の視聴は19歳以上とされていますが、視聴者の中には未成年も多く見られるほか、ライブ配信は20歳以上とされているものの未成年の方の配信も少なくありません。
子どもから大人までスマホで手軽に視聴できるアプリとして人気が高いため、TikTokでの配信をメインにおこなう配信者も多くいます。
投げ銭の分配は3~5割といわれており、公表されていません。
注目を集めている縦型配信をメインにしたい方に、おすすめの配信プラットフォームといえるでしょう。
ニコニコ生放送の投げ銭は、TikTok Liveと同様にギフトアイテムを配信者に贈るシステムです。
ニコニコ生放送は、「歌ってみた」や「踊ってみた」、「ゲーム実況」の起源といっても過言ではない、配信プラットフォームの老舗といえるでしょう。
画面上にコメントが流れるシステムが搭載されており、非常に人気があります。
投げ銭するための1ポイントを1円で購入でき、ギフトアイテムは50~50,000から選んで投げることができます。
スマホアプリが普及してから1,000万以上もダウンロードされており、ほかの有名な配信プラットフォームと同様に視聴者を獲得しやすい点がメリットです。
また、ニコニコ生放送のライブ配信では配信モードが選べるため、誰でもVtuberになれたり、声のみのラジオ配信ができたり、初めての配信にもおすすめができます。
投げ銭の分配は公表されていませんが、4割以上であるといわれているため、YouTube LiveやTwitchなどと比べると低い金額です。
Vtuberに挑戦してみたい方は、ニコニコ生放送でVtuberデビューしてみましょう。
Mildomの投げ銭は、TikTok Liveやニコニコ生放送と同じくギフトアイテムを贈るシステムです。
ゲーム配信に特化した配信プラットフォームのため、ゲーム実況者におすすめの配信プラットフォームといえるでしょう。
ただし、任天堂ゲームの著作物のみ配信禁止であるため、ポケットモンスターやゼルダの伝説、大乱闘スマッシュブラザーズなどの人気タイトルが配信できません。
反対にPCゲームやPS5(PS4含む)のゲームなどに特化しやすく、視聴者層を狙った配信におすすめです。
投げ銭の分配は、配信者に3割とされており一見稼ぎにくく感じられますが、Mildomには配信者ランクによる時給システムが導入されています。
配信者として人気が出ればその分時給を稼ぐことができるため、やりがいのある配信プラットフォームといえるでしょう。
本記事でおすすめした投げ銭システムに対応した配信プラットフォームですが、登録して配信したからといって最初から投げ銭を受け取れるわけではありません。
投げ銭システムを導入するためには、それぞれ定められた条件を満たす必要があります。
ここでは、配信プラットフォームに共通する一般的な条件について解説します。
それぞれを確認した上で、自分に向いている配信プラットフォームを選びましょう。
投げ銭システムを利用できる配信プラットフォームの多くは、一定数のフォロワーを獲得し、一定の配信時間数を満たしている場合に利用可能です。
たとえばYouTubeでは、チャンネル登録者数が1,000人以上かつ直近12ヶ月の動画再生時間がショート動画を含まず4,000時間を超える必要があります。
もしくは、チャンネル登録者1,000人以上に加えて直近90日間のショート動画が1,000万回以上再生されている場合です。
対してTwitchを例に挙げると、フォロワー数が50人以上かつ直近30日以内で7日以上の配信日数と合計8時間以上の配信時間が必要となり、平均3人以上のリアルタイム視聴者がいることが条件となります。
Twitchには、さらに条件を加えた上位互換となるTwitchパートナーシステムも導入されており、よりよいサービスを受けられます。
投げ銭システムを有効にするためには、配信プラットフォームごとにさまざまな条件があるため、配信する前に確認しましょう。
投げ銭システムを活用できる配信者は、基本的に満18歳以上と定められています。
YouTubeやTwitchなど、大手配信プラットフォームでは満18歳以上の方が収益化システムを活用できます。
しかし、Mildomを例に挙げると未成年の場合は利用規約に同意すると、法定代理人の許可を得ているとみなされることから年齢問わず利用可能です。
また、YouTubeでは満13歳以上ならライブ配信は可能ですが、収益化はできないなどの年齢制限も設けられています。
18歳未満の方は、両親の許可を得た上でMildomのような年齢制限が設けられていない配信プラットフォームがおすすめです。
配信プラットフォームに備わる投げ銭システムは、年齢制限に加えてさまざまな条件が定められています。
そのため、収益化条件を満たせずに諦めてしまう配信者も少なくありません。
そこで、本記事の最後に配信プラットフォーム以外の独自投げ銭システムを紹介します。
次の方法は、配信プラットフォームの条件を満たしていなくても利用できる投げ銭システムです。
それぞれの特徴を確認して、収益化への時短やモチベーションの維持に活用してみてください。
Amazonでは欲しいものリストを作成して公開することで、投げ銭と同じように視聴者からギフトをもらえます。
Amazonで販売されているものならすべて追加できるため、ギフト券を入れておくことがおすすめです。
数万円するような高価なものではなく視聴者が購入しやすい価格帯のものや、プレゼントしやすい物を選んでみてください。
ただし、配信から直接投げ銭できる機能はなく、XやInstagramなどのSNSから欲しいものリストのリンクに飛んでもらう方法が一般的です。
OFUSEは、文字数に応じて金額が決まるファンレターサービスです。
応援メッセージのみのファンレターと支援をプラスしたファンレターの2種類から選んで送ることができます。
金額の9割が収入となり、配信プラットフォームに関係なく受け取れます。
GoogleアカウントやXアカウントで簡単に登録できる点や、視聴者からのメッセージが受け取る点など、導入しやすい投げ銭システムの一つです。
また、配信者の活動をお知らせするニュースレターの発行や、月額課金制のメンバーシップシステムなども利用できるため、収益化を早めたい方はぜひ活用してみてください。
CastCraftのいつでも投げ銭機能は、ライブ配信だけでなく過去動画にも投げ銭できるように設定できる新しいシステムです。
視聴者は初回の応援メッセージを無料で送れることから、投げ銭の経験がない方のハードルが下がります。
また、CastCraftはYouTubeと密な連携が取れるコメントビューアであるため、コメントの管理や視聴者を覚えておくためのメモ機能など、便利な機能が豊富です。
画面上のエフェクトをはじめとした演出も多く、ほかの配信者との差別化も図れます。
YouTubeでの配信や動画投稿を検討中の方は、ぜひCastCraftを活用して多彩な演出やいつでも投げ銭機能による収益化を目指してみてください。
今回は、投げ銭システムのあるおすすめの配信プラットフォーム5選や、独自の投げ銭システムなどを紹介しました。
配信プラットフォームの投げ銭システムには、一定の条件や年齢制限などを満たす必要があるものの、配信を視聴中にそのまま投げ銭できるメリットがあります。
しかし、収益化をはじめるための条件が厳しいことから、道半ばで断念する配信者も少なくありません。
そのため、配信プラットフォームに囚われずに投げ銭による収益化を図れるCastCraftをはじめとした独自投げ銭システムの活用がおすすめです。
コメビュや画面演出も兼ねているCastCraftのいつでも投げ銭機能を導入して、配信の収益化を目指しましょう。
CastCraftの「いつでも投げ銭」機能を使えば、YouTube/Twitch視聴者と一緒に楽しみながら収益化できます。
この章ではいつでも投げ銭について詳しく説明していきます。
毎月、販売した税込額の9割を指定した銀行口座で受け取ることができます。
配信中、CastCraftのコメビュ機能で配信で行われた投げ銭の情報をダッシュボード上部に固定しておき、読み上げたかどうかの既読管理ができます。
それだけでなく、CastCraftのコメビュ機能では、
できるなど、視聴者と配信で向き合うための機能が非常に充実しています。
それぞれの投げ銭に対して、一回だけCastCraftのサーバーからメール個別返信を行えます。配信で伝えきれなかった感謝があるときはメールで伝えましょう。
個別返信するメールにはボイス・動画・画像等の特典をファイル添付できます。
棒読みちゃん連携で、いつでも投げ銭のメッセージのみを読み上げさせられます。
視聴者の名前のみを読み上げるなど、読み上げ内容のカスタマイズもできます。
CastCraftの画面演出機能であるScreenと連携することで、条件や金額に応じて画面演出を出し分けることができます(Windowsのみ)。
Screenを起動しなくても、いつでも投げ銭オーバーレイを設定することで、投げ銭時にメッセージを画面に映し出せます(Win、Mac対応)。