Vtuber活動でモーションキャプチャーを活用|自宅・スタジオでの利用方法も解説

最終更新 2026-01-17
Vtuber活動でモーションキャプチャー

目次

モーションキャプチャーを使用すれば、配信・企画の幅が広がる

Vtuberが世に出始めた初期の頃は、動くといっても「顔や表情だけが動くだけ」ということが一般的でした。

しかし、昨今は個人で使用できるモーションキャプチャーやトラッキングソフトなどが充実したおかげで、自宅でも簡単に3D配信(Vtuberの全身が動く配信)が撮影できるようになっています。

これを活用すれば、誰でも簡単に踊ってみた動画や3D企画配信をおこなえるため、コンテンツのクオリティが一段階上がるでしょう。

本記事では、そんなモーションキャプチャーの仕組みから、自宅・スタジオそれぞれでモーションキャプチャーを使う流れ、おすすめのデバイスまでを徹底解説します。

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Vtuberのモーションキャプチャーとは

モーションキャプチャーとは、現実の人間(演者)の動きをデジタルデータとして取り込み、3Dモデルに反映させる技術のことを指します。

VTuberが手足を振ったり、ジャンプしたり、椅子に座ったりといった「人間らしい細かな動き」をキャラクターに同期させるために、この技術は欠かせません。

以前は数千万単位の設備が必要なプロ向けの技術でしたが、現在は数万円から始められる個人向けデバイスも増えており、活動に取り入れるVtuberが増えています。

Vtuberがモーションキャプチャーを使ってできること

こちらでは、モーションキャプチャーを使うとどんな配信ができるかのイメージが湧かない方に向けて、いくつか使用例を紹介します。

踊ってみた動画の作成

Live2Dでは全身の動きが反映できないため、配信でダンスを踊ることは難しいとされていました。しかし、モーションキャプチャーを使用すれば全身の動きを反映させられるので、踊ってみた動画を作成できます。

後述するmocopoなどを使用すれば個人でも踊ってみた動画が撮影できますが、個人で購入できる範囲のデバイスでは滑らかな表現が難しいので、撮影するのであればスタジオの活用をおすすめします。

YouTube Short

昨今、配信を伸ばすためにはYouTube shortにも注力しなければならなくなりました。

YouTube shortにはアーカイブの切り抜きを使用する方も多いですが、モーションキャプチャーを使って3D動画を撮影すれば、流れ続ける動画の中でも視聴者の目を引くインパクトのある動画が作れます。

Vtuberがモーションキャプチャーで動く仕組みとは

Vtuberのモデルが動く仕組み

Vtuberのアバターには、骨子構造(骨や関節)やメッシュの動きが反映されています。その状態のアバターに、モーションキャプチャーで現実の動きを反映させることで、配信に自然な動きを反映させられるようになります。

流れで説明すると、まずカメラやセンサーが演者の動きを、モーショントラッカーやコントローラーなどのデバイスが、細かな身体の動きを捉えます。その動きがトラッキングソフト内で処理され、アバターに反映されるという流れです。

モーションキャプチャーを使った撮影の方法

モーションキャプチャーを使った撮影の方法は、大きく分けて3種類あります。こちらでは各撮影方法の違いを解説します。

光学式

光学式は、主にモーションキャプチャースタジオなどでおこなわれる撮影方式です。企業所属のVtuberの3D撮影にも利用される、最も主流な撮影方式とされています。

複数個のマーカーを体に付けて撮影するため、細かな動きも配信に反映できる他、物にマーカーを付ければ配信にアイテムを反映させられます。

慣性式

慣性式は、体に装着したセンサーから得た動きの情報を計測して、アバターに反映させる撮影方式です。mocopiやHaritoraX 2など、個人で購入できるタイプのデバイスで体に装着するものは、この方式が採用されています。

慣性式ではカメラや他の機材を用意する必要がないので、場所の制限がありません。自宅の部屋でも動けるスペースが確保できれば、簡単に3D配信がおこなえます。

ただし、光学式ほどの位置精度はないため、なめらかな動きの反映は難しいとされています。配信で事故(アバターが人体ではありえない動きや曲がり方をする)が発生することも多いため注意しましょう。

ビデオ式

ビデオ式は、カメラやスマホを使用してトラッキングをおこなう方法です。マーカーを付ける必要がないので、スマホとアプリさえあればアバターを動かすことが可能です。

費用がほとんどかからないことがビデオ式のメリットですが、光学式、慣性式と比べて最もモーションキャプチャーの精度が低いので、高クオリティな配信は難しいでしょう。簡単なYouTube short用の動画での使用に適しています。

自宅でモーションキャプチャーを使った配信をする方法

自宅でモーションキャプチャーを実現できるデバイス

こちらでは、前述の自宅で使用できるモーションキャプチャー用デバイスを4つ紹介します。使用環境や目的によって適したものは違うので、それぞれの特徴を確認して導入を検討してください。

mocopi

画像1 mocopi

mocopiは、ソニーが展開する小型・軽量な慣性モーションキャプチャーデバイスです。6つのセンサーを体に巻き、スマホとBluetooth接続するだけで、場所を選ばずフルトラッキングが可能です。 現在はmocopi Proなどの上位版も販売されており、手軽に高クオリティな3D配信を実現できます。

「外出先でも手軽に撮影したい」「PCスペックが低いので、スマホを活用したい」というVTuberに人気です。

価格:49,500円(税込み)~

Uni-motion

画像2 Uni-motion

Uni-motionは、完全ワイヤレスかつ、独自の高精度トラッキングが特徴のデバイスです。最新の「Opsens」モデルでは、光学式と慣性式のハイブリッド技術により、電池持ちが最大200時間まで向上しているので、より長時間の配信にも対応しています。

自宅で使用できる数少ない光学式のデバイスなので、高い精度を求める方におすすめです。

価格:32,780円(税込み)~

HaritoraX 2 PRO

画像3 HaritoraX 2 PRO

HaritoraX 2 PROは、Shiftallが提供する慣性式デバイスです。足センサーが追加されたことにより、足センサーなしのHaritoraX 2よりも高精度なフルトラを実現しています。充電なしでも1.5か月間動くので、配信頻度が高い方に適しています。踊ってみた撮影などに適しています。

価格:53,899円(税込み)~

VIVEトラッカー

画像4 VIVEトラッカー

VIVEトラッカーは、ベースステーション不要の「インサイドアウト方式」を採用した、HTCの最高峰トラッカーです。各トラッカーに搭載されたカメラが自己位置を推定するため、高精度な動きを実現しています。「指先や足首まで1ミリの妥協もなく動かしたい」というプロ志向のVTuberに最適なデバイスです。

価格:19,000円(税込み)~

自宅でモーションキャプチャーを使用する流れ

こちらでは、自宅でモーションキャプチャーを使用する際の流れを紹介します。使用するデバイスによって細かい設定などは変わるため、購入したデバイスの説明書も必ず読むようにしてください。

手順1:機材の準備と装着(セットアップ)

まずは使用するデバイスを体に装着しましょう。

センサーが動かないようにバンドでしっかり固定する他、光学式カメラを使用するデバイスの場合は、死角ができないよう、カメラの画角を遮る箇所に障害物を置かないようにしましょう。

手順2:トラッキングソフトの起動と連携

モーションキャプチャーデバイスの装着が終わったら、トラッキングソフトを立ち上げ、連携をおこないます。こちらも使用するデバイスによってソフトは変わるので、詳細は説明書を確認しましょう。

手順3:キャリブレーション(姿勢の初期化)

続いて、Tポーズ(両手を真横に広げるポーズ)やAポーズを維持したり、無表情な状態などを維持してソフトに基準を学習させます。

ここで正しく基準を学習させないと、後で不自然な動きや表情になってしまうので注意しましょう。

手順4:収録・配信ソフトへの出力と調整

動きが同期されたら、OBS Studioなどの配信ソフトに映像を映し出しましょう。

反映が完了したら、実際に動いてみて、動きに不自然な部分はないかや、リップシンクに遅延がないかを確認します。問題がなければ。背景やエフェクトを合成して撮影を開始しましょう。

スタジオを借りてモーションキャプチャーの撮影をする方法

スタジオ利用にかかるおおよその費用

撮影スタジオを使用する際の費用は、単なる「箱代(場所代)」だけでなく、機材利用料やスタッフの人件費が含まれるため、予約する場合は必ず事前に見積もりを取得しておきましょう。

一般的なスタジオ利用にかかる費用相場は、以下の通りです。

項目 費用の目安 内容
スタジオ利用料 3~10万円/時間 スペース利用用、機材利用料など
エンジニア人件費 5~15万円/日 撮影補助の専門スタッフの人件費
データ作成費 5万円~/1撮影 収録したデータの編集などにかかる費用

これらの費用は利用するスタジオによって大きく異なるので、詳細は利用するスタジオの料金表を確認し、不明点は直接電話で問い合わせるようにしましょう。

スタジオを借りてモーションキャプチャーでの撮影をする流れ

こちらでは、スタジオを借りて3D撮影をおこなう場合の流れを紹介します。

手順1:予約と事前打ち合わせ(1ヶ月前〜)

まずは、撮影したい内容(ダンス、バラエティ、MV等)をスタジオに伝え、予約をおこないましょう。その際、モデルデータの事前送付、撮影するカット数なども伝えておくと、当日の利用がスムーズになります。

手順2:当日のセットアップとスーツ装着

スタジオに到着したら、専用のモーションキャプチャースーツ(全身タイツ状のウェア)に着替えます。

マーカーの配置などは、数センチのズレで動きが不自然になることも多いので、スタッフに手伝ってもらいながら装着しましょう。

手順3:キャリブレーション(初期化)

キャリブレーションの手順は、自宅で3D撮影をおこなう時と同様です。ポーズを取ったり、表情をソフトに学習させていきます。自宅での撮影より動くことが増えるので、屈伸やダイナミックな動きでトラッキングが外れる箇所がないかなどを入念に確認しましょう。

手順4:本番撮影とデータの書き出し

全ての準備が整ったら、撮影にのぞみます。撮影が終了したら、モーションデータをそのまま持ち帰るのか、編集や処理を依頼するかなどを確認しましょう。

モーションキャプチャー撮影が可能なスタジオを選ぶ際のポイント

モーションキャプチャー撮影が可能なスタジオを選ぶ際、多くの方が少しでも安いスタジオを探そうとします。しかし、利用料が安いスタジオを選ぶことばかりに気を取られていると、思っていた撮影ができずに後悔してしまうかもしれません。

こちらでは、モーションキャプチャー撮影ができるスタジオを探す際のポイントを紹介します。

トラッキング方式と精度(光学式か慣性式か)

高クオリティな撮影を望むなら、光学式カメラを導入しているスタジオを選びましょう。ダンスや素早い動きには光学式が必須です。

指先・表情への対応

体だけでなく、指のトラッキングや、iPhone等を使ったフェイシャルキャプチャを同時におこなえるかなども確認しましょう。せっかくスタジオ撮影をおこなうなら、より良い動画になるように細部にこだわることをおすすめします。

サポート体制と実績

VTuberの収録実績が豊富なスタジオは、VRMデータの扱いにも慣れており、現場でのトラブル解決が非常にスムーズです。3D撮影に慣れていない方は、スタッフのサポート体制が整っているスタジオを選びましょう。

スタジオの広さと天井の高さ

道具を使ったり、広い範囲で動き回る可能性がある場合は、スタジオ自体が広く、天井高が3m以上あるスタジオを選びましょう。広い空間なら、動き回ってもカメラの死角に入ってしまうこともありません。

:おすすめのモーションキャプチャースタジオ

最後に、Vtuberに人気のモーションキャプチャースタジオを4つ、厳選して紹介します。

モーションキャプチャースタジオは主に東京や大阪にあることが多いので、今回はこの2つの地域に絞って記載します。

【東京】デジタルラボスタジオ

画像5 デジタルラボスタジオ

デジタルラボスタジオは、東京最大級のモーションキャプチャースタジオです。業界標準の高性能な光学式モーションキャプチャーを採用しており、高精度な3D撮影がおこなえます。MVの撮影など、肝入りの動画を撮る際や、大人数での利用(最大12名の同時撮影が可能)を考えている方におすすめです。

【東京】Vtu!

画像6 Vtu!

Vtu!は、個人Vtuberの支援に特化したモーションキャプチャースタジオです。光学式のモーションキャプチャーシステムを採用しているだけでなく、映像スタジオSoup.の専門スタッフが撮影をサポートしてくれるので、初心者にこそおすすめできるスタジオです。

【大阪】aura STUDIO

画像7 aura STUDIO

aura STUDIOは、32台のカメラを完備したスタジオです。指のモーション収録にも対応しているので、細かな動作の撮影も可能です。運営元の株式会社アウラは3Dモデル制作などもおこなっているので、Vtuberに知見があるスタッフにサポートしてもらえます。

【大阪】SHIROMI Studio

画像8 SHIROMI Studio

SHIROMI Studioは、吊り下げなどのアクションにも対応したモーションキャプチャースタジオです。天井高も4.5mあり、ダイナミックな動きの撮影ができる他、指の細かな動きの撮影にも対応しています。アクションや殺陣の撮影、ダンス撮影をおこないたい方に向いています。

モーションキャプチャーでVtuber活動をもっと面白く!

本記事では、Vtuberの動画撮影・配信で使用するモーションキャプチャーについて解説しました。昨今は個人勢でも3Dモデルを持っているVtuberが増えているので、3D配信を取り入れることがマストになってきています。この機会に、自宅で使用できるモーションキャプチャーデバイスを購入するか、スタジオデビューをして、3Dでの撮影を始めてみましょう。

Vtuberが視聴者を定着させるために

視聴者を定着させるためにソフトに期待できることとしては、初見の視聴者を配信に定着させ、常連を積み上げていくような効果です。

そのような観点からおすすめなのがCastCraftです。

コメビュ(視聴者/コメント管理)機能

CastCraftでは、初見と常連を一目で判別できるだけでなく、視聴者データを蓄積して視聴者全員を覚えてメモを付けることができます。

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お手持ちの画像やGIFにもアニメーションを付けてエフェクト化することができます。

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導入実績

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