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目次
オーディオインターフェイスの使用で、音質は驚くほど変わる
音質は、配信のクオリティを左右する最も重要な要素です。
リスナーは音が聞き取りづらい、ノイズが多いと感じると、たとえ内容が面白くても配信から離脱してしまいます。
オーディオインターフェイスを使用すれば、ノイズ低減や音の解像度向上が期待できるので、リスナーの滞在時間が長くなり、リピーターの獲得や登録者の増加にもつながるでしょう。
本記事では、用途別に最適なオーディオインターフェイスの選び方や、おすすめの機器をランキング形式で紹介するので、配信の音質でお困りの方はぜひ最後までご覧ください。
オーディオインターフェイスの選び方
自分に合ったオーディオインターフェイスを見つけるためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
ここでは、配信者が最適なオーディオインターフェイスを選ぶためのポイントを、項目別に分かりやすく解説していきます。
用途で選ぶ
オーディオインターフェイスは、モデルによって搭載されている機能が異なります。
ここでは、配信向けや録音向け、音楽制作向けなど、使用用途にあわせたオーディオインターフェイスの選び方を紹介します。
配信で使うなら「ループバック機能付き」がおすすめ
ループバック機能は、PC上で再生しているBGMやゲーム音と、マイクから入力した自分の声をミックスして配信に乗せられる機能です。この機能がないと、BGMを流しながらトークをするなどの一般的な配信スタイルがとりづらくなります。
雑談配信や歌ってみた配信、ゲーム実況など、PCの音とマイクの音を同時に使いたい場合は、ループバック機能が搭載されたオーディオインターフェイスを選びましょう。
ゲーム実況で使うなら「効果音機能・ボイスチェンジャー機能付き」がおすすめ
ゲーム実況をさらに盛り上げたいなら、効果音機能やボイスチェンジャー機能が搭載されたモデルがおすすめです。ボタン一つで拍手や笑い声などの効果音を再生できたり、自分の声質に変化させることで、配信にエンターテイメント性を加えられます。
レコーディング・録音で使うなら「マイクプリアンプ有」がおすすめ
マイクプリアンプとは、マイクが拾った微弱な音声信号を適切な音量まで増幅させる回路のことです。このマイクプリアンプの性能が、最終的な音質を大きく左右します。
歌枠配信や楽器演奏の配信など、特に声や楽器の音質にこだわりたい場合は、高品位なマイクプリアンプを搭載したモデルを選ぶことをおすすめします。
音楽制作・DTMで使うなら「高音質・低レイテンシー」がおすすめ
DAWソフトを使った音楽制作を考えているなら、音質だけでなくレイテンシーの低さも重要です。レイテンシーとは音の遅延のことで、この数値が大きいと、キーボードを弾いてから実際に音が聞こえるまでにズレが生じ、リアルタイムでの演奏や録音が困難になります。
快適な音楽制作環境を構築したいなら、低レイテンシーのオーディオインターフェイスを選びましょう。
接続端子との互換性で選ぶ
オーディオインターフェイスは、使用する機材(PC、スマートフォンなど)に対応した接続端子を持つモデルを選ばなくてはなりません。
購入してから「自分のPCにつなげなかった」という事態を避けるためにも、事前にしっかりと確認しておきましょう。
パソコンで使用するなら「USB端子で接続可能なタイプ」がおすすめ
現在、オーディオインターフェイスの中で最も一般的、且つ幅広いPCに対応しているのがUSB接続タイプです。PCでの使用を考えている方は、自分のPCに搭載されているUSBポートの形状に合ったケーブルが付属しているか、または別途用意する必要があるかを確認しておきましょう。
スマートフォンで使用するなら「Tipe-C/Lightningで接続可能なタイプ」がおすすめ
近年は、スマートフォンだけで配信をおこなう人も増えています。Android端末の多くはUSBType-C、iPhoneは新しいモデルならType-C、旧モデルならLightning端子となっているでしょう。
スマートフォンでの使用を考えている方は、製品がスマホ接続に対応しているかを確認し、必要であればLightningからUSBに変換できるアダプターを別途用意しましょう。
高速転送・安全性を求めるなら「Thunderbolt」がおすすめ
Thunderbolt(サンダーボルト)は、USBよりも高速でデータ転送をおこなえる接続規格です。より低レイテンシーで安定した動作が期待できるため、多くの音を同時に扱うプロの音楽制作現場で重宝されます。
主にMac製品に搭載されていることが多いので、Macを使用している方や、プロ志向の方は検討してみましょう。
サンプリング精度・ビット深度で選ぶ
音質に徹底的にこだわりたいなら、カタログに記載されているサンプリングレートとビット深度に注目しましょう。これらの数値は、アナログの音をいかに高精細にデジタル化できるかの指標です。
ここでは、それぞれの数値の解説も含めた選び方を紹介します。
繊細な音を逃したくないなら「サンプリングレートの数値が高いもの」がおすすめ
サンプリングレート(単位:kHz)は、1秒間に音をどれだけ細かくサンプリングするかを示す数値です。この数値が高いほど、より高い周波数の音まで記録できるようになり、音の再現性が高まります。
CD音質は44.1kHzですが、配信や音楽制作では、より高解像度な96kHzや192kHzに対応したモデルを選ぶと、繊細な音のニュアンスを捉えられます。
高いダイナミックレンジを求めるなら「ビット深度:24ビット以上」がおすすめ
ビット深度(単位:bit)は、音の大小をどれだけ細かな段階で表現できるかを示す数値です。この数値が大きいほど、ささやき声から叫び声まで、音の強弱をより忠実に記録できます。
現在は24bitに対応した製品が主流となっており、配信用途であれば24bit対応モデルを選んでおけば間違いないでしょう。それ以上を求める方は、32bitのモデルがおすすめです。
価格・予算で選ぶ
オーディオインターフェイスは、価格によっても性能や機能が大きく異なります。自分のスキルや目的に合わせて、適切な価格帯の製品を選びましょう。
初めてオーディオインターフェイスを使うなら「1~3万円代」がおすすめ
配信を始めたばかりなら、まずは1万円から3万円程度のオーディオインターフェイスから選ぶことをおすすめします。この価格帯には、配信に必要なループバック機能を備えた定番モデルが数多く存在します。
まずはエントリーモデルで基本的な使い方に慣れ、将来的にやりたいことが明確になった段階で、より上位の機種にステップアップしてみましょう。
より高音質を求める中級者なら「5~10万円代」がおすすめ
すでに配信経験があり、さらなる音質向上を目指す中級者の方には5万円から10万円の価格帯がおすすめです。このクラスになると、音質の心臓部であるマイクプリアンプやAD/DAコンバーターの性能が格段に向上します。
内蔵されているエフェクトの質も高くなり、より本格的なサウンドメイクが可能になるため、他の配信者と音質で差をつけられるでしょう。
プロとして活動するなら「10万円以上」がおすすめ
プロの配信者や音楽家として活動していくのであれば、10万円以上のハイエンドモデルを検討しましょう。この価格帯の製品は、最高クラスの音質はもちろんのこと、入出力端子の豊富さや、外部機器との連携を可能にする拡張性に優れています。
複数のマイクや楽器を同時に使用したり、複雑なシステムを構築するプロの現場の要求に応えることが可能なので、プロとして配信・楽曲制作をする方におすすめです。
オーディオインターフェイスのおすすめランキング13選
本項目ではここまでに紹介した選定基準に基づきながら、おすすめのオーディオインターフェイスを13種類、厳選して紹介します。
配信者向けのものからクリエイター向けのものまで広く紹介するので、ぜひ参考にしてください。
配信者のために生まれた機器。「迷ったらコレ」と言われる定番ミキサー。
「配信ミキサー」というジャンルを確立した大定番モデルの第二世代です。配信に必須のループバック機能はもちろん、ボタン一つで声を加工できるコンプレッサーやリバーブ、アンプシミュレーターなど、配信を豊かにする機能が搭載されています。直感的な操作性で、初心者でも迷うことなく高音質な配信を始められるので、これから機材を揃える配信者には最適でしょう。
- 接続端子
- USB Type-C
- ループバック機能
- 有
- マイクプリアンプ
- 記載なし
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- レイテンシーなし
ゲーム実況に革命。勝利を手繰り寄せるゲーミング・オーディオミキサー。
ゲーム実況者のために特化して開発されたオーディオミキサーです。ゲーム音、ボイスチャット、BGM、自分の声などを独立したフェーダーで直感的にコントロールできます。これにより、視聴者が最も聞きやすい理想的な音量バランスを瞬時に作り出せます。高品位なマイクプリアンプとボイスチェンジャー機能も搭載しているので、サウンドクオリティとエンターテイメント性の両方を高めてくれる、ゲーマー必携のデバイスと言えます。
- 接続端子
- Type-C to Type-CまたはType-C to Type-A
- ループバック機能
- ドライバーのインストールで使用可能
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 16bit
- サンプリングレート
- 最大96kHz
- レイテンシー
- 低レイテンシー
ライブ配信に特化。誰でも簡単にプロの音作りができるストリーミングミキサー。
日本の老舗音響メーカー、オーディオテクニカが手掛けたライブ配信特化型のミキサーです。ループバック機能はもちろん、ノイズや残響を抑える高度な音声処理機能を搭載し、どのような環境でもクリアな音声を実現します。マイクメーカーならではの高品位なマイクプリアンプと直感的な操作性を両立しているので、手軽にワンランク上の配信クオリティを手に入れたい方に最適です。
- 接続端子
- USB Type-C/USB Type-A(変換アダプター付属)
- ループバック機能
- 有
- マイクプリアンプ
- 外部接続可能
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- ゼロレイテンシー
32bit整数録音対応。圧倒的な解像度で、音の全てを捉える。
プロのレコーディング環境で採用される「32bit整数」での録音・再生に対応した、クラスを超えた高解像度モデルです。非常に広いダイナミックレンジを誇り、小さな息づかいからパワフルな絶叫まで、音割れすることなくクリアに収録できます。堅牢なメタルボディによる耐久性の高さも魅力で、長く安心して使える一台として多くの配信者やミュージシャンに選ばれています。
- 接続端子
- USB Type-C
- ループバック機能
- 有
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 32bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- レイテンシーフリー
世界で最も売れている一台。クリアなサウンドで差をつけるならコレ。
全世界で多くのクリエイターに愛用されているベストセラーモデルの第4世代です。Focusriteの代名詞でもある高品位なマイクプリアンプに加え、ボタン一つで声や楽器の音を鮮やかにする「Airモード」が搭載されています。さらに、入力音量を自動で最適なレベルに調整してくれる「オートゲイン機能」も備えているので、音響知識に自信がない初心者でも簡単にプロ並みのサウンドを実現できます。
- 接続端子
- USB
- ループバック機能
- 有
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- 低レイテンシー
高級機に匹敵するクリアな音質。クラス最高のサウンドをその手に。
数十万円クラスのハイエンドオーディオインターフェイスに採用されるESSSabre32UltraDACテクノロジーを搭載し、この価格帯では群を抜くクリアさと高い解像度を実現したモデルです。入力された音のレベルや状態を視覚的に確認できる、フルカラーのLCDディスプレイも特徴です。ループバック機能も搭載しているので、高音質な配信をしたいクリエイターから絶大な支持を集めています。
- 接続端子
- USB Type-C
- ループバック機能
- ドライバーのインストールで使用可能
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- 2.5ms以下の低レイテンシー
超低レイテンシーを実現。ストレスフリーな制作・配信環境を構築。
PreSonusが独自に設計した高速ドライバーにより、驚異的な低レイテンシーを実現したモデルです。マイクプリアンプには、伝説的なコンソール設計者との共同開発によるカスタム品を搭載し、クリアで温かみのあるサウンドを提供します。ループバック機能はもちろん、ボタン一つで最適な入力レベルを設定できるAutoGain機能も備えているので、配信から音楽制作まで幅広く活用できます。
- 接続端子
- USB Type-C
- ループバック機能
- 有
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- ゼロレイテンシー
伝説のアナログサウンドを再現。プロが認めるUADプラグインの世界へ。
プロ御用達ブランドUniversal Audioのエントリーモデルです。この製品の最大の特徴は、実機を忠実にモデリングした高品質な「UADプラグイン」が利用できる点にあります。録音時も再生時も、PCに負荷をかけずに伝説的なコンプレッサーやEQ(イコライザー)をリアルタイムで使用できます。「歌ってみた」などで、ボーカルのクオリティをプロレベルに引き上げたい配信者におすすめです。
- 接続端子
- Type-C to Type-C(Thunderbolt)
- ループバック機能
- 疑似ループバック機能
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- 2.0ms以下のレイテンシー
軽量コンパクトで高音質。場所を選ばないクリエイティブパートナー。
音楽制作ソフトCubaseの開発元として知られるSteinberg社の、コンパクトなエントリーモデルです。軽量かつバスパワー駆動でありながら、上位機種譲りの高品位なマイクプリアンプを搭載し、クリアで本格的なサウンドを実現します。ループバック機能も備えており、iPhoneやiPadにも対応しているため、自宅での配信から出先での簡単なレコーディングまで幅広いシーンで活躍します。
- 接続端子
- USB Type-C
- ループバック機能
- 有
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- レイテンシーフリー
音楽制作と配信のクオリティを革新するオーディオインターフェイス。
世界中のプロスタジオで標準機となっているApolloシリーズのデスクトップモデルです。クラス最高峰のAD/DAコンバーターによる圧倒的な高音質と、リアルタイムでUADプラグインを使用できるパワフルなDSPを搭載しています。入力信号をトークマイクで他のスタジオミュージシャンに送る「トークバック機能」も内蔵しているので、本格的な音楽制作から高品質な配信まで、あらゆる要求に応えられます。
- 接続端子
- USB-C(Thunderbolt 3)
- ループバック機能
- 疑似ループバック機能
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- 低レイテンシー
一切の妥協なきモバイル音質。持ち運べる最高峰スタジオクオリティ。
プロから絶大な信頼を得るRMEの技術を、コンパクトな筐体に凝縮したモバイルオーディオインターフェイスの決定版です。独自のクロック技術「Steady Clock FS」により、驚異的な低ジッターを実現し、限りなく原音に忠実なサウンドを可能にします。その圧倒的な安定性と音質は、出先でのレコーディングやライブパフォーマンス、配信においても最高のパフォーマンスを発揮します。
- 接続端子
- USB
- ループバック機能
- 有
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- レイテンシーフリー
圧倒的な安定性と拡張性。プロフェッショナルのためのフラッグシップモデル。
プロの現場で絶大な信頼を得るRMEのフラッグシップモデルです。合計94チャンネルもの入出力を誇り、大規模なレコーディングや配信にも余裕で対応します。超低レイテンシーを実現する独自開発のドライバーは、どのような環境でも安定した動作を実現します。その信頼性の高さから、絶対に失敗できない生放送やライブ配信をおこなうプロにとって最高の選択肢となるでしょう。
- 接続端子
- USB Type-C
- ループバック機能
- 有
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- 低レイテンシー
プロスタジオの伝説的なサウンドを、あなたのデスクトップに。
数々の名盤で使われてきたApogeeの最高峰AD/DAコンバーターとマイクプリアンプ技術を、コンパクトなボディに凝縮したモデルです。特筆すべきは、ビンテージマイクプリアンプのエミュレーション機能です。温かみのあるアナログサウンドを再現し、あなたの声や楽器の音をプロクオリティに引き上げます。オンボードDSPにより、PCに負荷をかけずに高品位なエフェクトを使用できるため、配信だけでなく本格的な音楽制作にも対応可能です。
- 接続端子
- USB
- ループバック機能
- ソフトで設定可能
- マイクプリアンプ
- 有
- bit数
- 24bit
- サンプリングレート
- 192 kHz
- レイテンシー
- ゼロレイテンシー
オーディオインターフェイスで、理想の音質を実現しよう
本記事では、配信の音質を劇的に向上させるオーディオインターフェイスの選び方と、おすすめのモデルを解説しました。オーディオインターフェイスは、ただ高性能なものを選べばいいわけではありません。自分が実現したい音質や、使用用途(音楽制作・楽器の演奏・配信など)によって、どの機器が最適な選択肢かは変わります。こちらで紹介した基準・性能を参考にして、自身に最適なオーディオインターフェイスを選んでみましょう。