Twitchでは、配信中のチャット欄に専用のイラストやアイコンをスタンプとして投稿することができ、配信の盛り上がりに合わせてチャット欄を賑やかにしたり、自分のコメントに個性を出すことが可能です。
スタンプの種類には、配信者をフォローすると使えるものやサブスクライバー限定のもの、ビッツを通じて応援した視聴者への報酬として与えられるものなどが存在し、それぞれに獲得・利用のための条件が存在しています。
本記事では、これらTwitchのスタンプを獲得・利用するための条件を詳しく解説するとともに、スタンプの増やし方や作り方についても紹介します。
画像も交えて初心者の方にも分かりやすいように解説していますので、Twitchのスタンプ機能について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
Twitch視聴者がスタンプを使用するためには、Twitch配信者が「Twitchアフィリエイト」もしくは「Twitchパートナー」プログラムに参加している必要があります。
これらのプログラムは、Twitchで一定以上の活動実績がある配信者が参加できる収益化プログラムで、参加条件は以下の通りです。
【Twitchアフィリエイトの参加条件】
【Twitchパートナーの参加条件】
プログラムの招待を受け取るためには、上記の条件を過去30日間に同時に達成する必要があり、パートナーの場合は更に特定の30日間の8つ以上の個別の配信で平均75人以上の視聴者を獲得していなければなりません。
また、スタンプのスロットは、サブスクを獲得するごとに加算される「サブスクライバーポイント」の合計に応じてアンロックされます。
そのため、配信者がスタンプ機能を開放し、より多くのスタンプスロットをアンロックするためには、安定したフォロワーやサブスクライバーの獲得が求められます。
Twitchでスタンプを使用するためには、上記の条件を満たした上で配信者自身がフォロワースタンプやサブスクライバースタンプをスロットに割り当てる必要があります。
スタンプをライブラリにアップロードし、その画像を各スタンプスロットに設定することで、視聴者がスタンプを使用できるようになります。
また、アフィリエイトとして過去2年間に60日以上の配信を行っている、もしくはパートナーになってから60日以上が経過している場合は、Twitchスタッフによる審査を受けずにスタンプをアップロードできます。
まずはTwitchにログインし、画面右上のプロフィールアイコンから「クリエイターダッシュボード」を選択。
画面左側に表示されているメニューから、「視聴者向け報酬」→「スタンプ」を選択し、「スタンプ」ページを開きます。
「スタンプ」ページが開いたら、画面右上の「新たにアップロード」から「標準スタンプ」もしくは「アニメーションスタンプ」を選択。
「スタンプをアップロード」のボックスに画像をドラッグ&ドロップして、スタンプに使用する画像をTwitchアカウントにアップロードします。
その後、「スタンプの名前を入力」にローマ字と数字で構成されたスタンプの名前を入力します。
この名前はスタンプを使用する際に入力することもあるため、スタンプを端的に表した分かりやすいものにしておくと良いでしょう。
Twitchスタンプは同じ画像を3つのサイズ(112×112px、56×56px、28×28px)の正方形で用意する必要がありますが、「サイズ自動変換」をオンにしている場合、112×112pxから4096×4096までの間であればサイズが自動で調整されます。
ただし、変換元のサイズによってはスタンプの品質が低下してしまう場合もあるため、画像を自分で用意する場合は、しっかりとそれぞれのサイズに合わせた三種類の画像を用意しておくことをおすすめします。
それぞれのスタンプの詳細な推奨仕様は以下の通りです。
【標準スタンプ】
【アニメーションスタンプ】
ライブラリーに直接アップロードしたスタンプは、そのままでは視聴者が使用することはできず、それぞれのスタンプの空きスロットに割り当てる必要があります。
「フォロワースタンプ」もしくは「サブスクライバースタンプ」の空きスロットをクリックし、アップロードしたスタンプを割り当てましょう。
「サブスクライバースタンプ」はティアごとに設定できるため、ティアの高さに応じてスタンプの色味や雰囲気などを変更させたりしても良いでしょう。
フォロワースタンプは、配信者のチャンネルをフォローするだけで誰でも使える無料のスタンプで、スタンプの使用条件を満たしていればどの配信者も5個まで登録することができます。
初めて配信に参加する視聴者でも気軽に使える位置付けのスタンプであるため、シンプルで配信中の用途が分かりやすく、1つで完結するようなデザイン(挨拶やリアクション等)がおすすめです。
サブスクライバースタンプやビッツ報酬スタンプと役割が被らないものを選ぶと良いでしょう。
サブスクライバースタンプは、配信者のチャンネルにサブスクライブ(課金)した視聴者だけが使えるようになるスタンプで、チャンネルによってはサブスクのティアに応じてスタンプもTier1、Tier2、Tier3に分かれている場合があります。
サブスクライバースタンプのスロット数は、チャンネルの「サブスクライバーポイント」に応じて段階的にアンロックされ、その後サブスクライバーポイントが減っても失われることはありません。
また、スタンプの初期・最大スロット数はアフィリエイトとパートナーでそれぞれ異なり、アフィリエイトは初期で5個、最大で10個ですが、パートナーは初期で10個、最大で60個のスロットにアクセスすることができます。
ビッツ報酬スタンプは、視聴者が配信者に「ビッツ」を使った投げ銭機能である「チアー」を贈った際に、チアーしたビッツの総量が一定のビッツ報酬ティアに到達するごとに使えるようになるスタンプです。
ビッツ報酬自体は1ビッツと100ビッツから始まりますが、視聴者がスタンプ報酬を受け取ることができるのは1,000ビッツ、5,000ビッツ、10,000ビッツの3つのティアです。
ビッツ報酬スタンプにはサブスクライバースタンプのデザインを流用することもできますが、ビッツ報酬スタンプはサブスクライブより高額であるため、個別のデザインのものを用意することをおすすめします。
Twitchにスタンプをアップロードする際には、Twitch公式が定める「スタンプに関するガイドライン」を遵守する必要があり、ガイドライン違反となる画像はアップロードしても承認されず、場合によってはペナルティに繋がります。
スタンプに関するガイドラインでは、コミュニティガイドラインで禁止されているコンテンツ以外にも、卑俗な表現、政治、激しく点滅または明滅する効果、単一の文字などは基本的に禁止されています。
特にサブスクライバースタンプはTwitch全体で利用可能であるため、使用許可を得ていない他者のコンテンツ、ブランド、画像などの使用は控え、他者の権利を尊重したうえで作成し、スムーズに承認されるデザインを目指しましょう。
CLIP STUDIO PAINT PROは、プロからアマチュアまで数多くのクリエイターが使用している高機能なお絵かきソフトで、gif出力可能で標準スタンプだけでなくアニメーションスタンプの作成にも対応しています。
スタンプ作成に役立つ様々なペン・画像などの素材が無料で配布されているほか、スマートフォン・タブレット版であれば一定時間無料で利用することもできるため、機材の揃っていないお絵かき初心者でも気軽に試すことができます。
Canvaは、直感的な操作でYouTubeやブログ用の素材をデザインできるクラウドデザインツールで、様々な用途に向けたテンプレートが用意されているのが特徴です。
Twitchスタンプ用のテンプレートも存在しており、既製のデザインを組み合わせて文字などを追加する形で簡単にデザインを進めることができ、また空白のテンプレートを使用して一から作成することも可能です。
また、デザインのスタイルを変更することで構成要素はそのままにデザイン全体の色味などを大きく変更することができるため、ティア毎にデザインを分けたスタンプを用意するのにも役立ちます。
Twitchのスタンプは、配信の盛り上がりに合わせて送信することでチャット欄を賑やかにすることができるだけではなく、大人数が参加する配信で自分が応援するストリーマーを主張したりする際にも役立つ機能です。収益化プログラムに参加している配信者は、フォロワースタンプ、サブスクライバースタンプ、ビッツ報酬スタンプをそれぞれ追加しておくことで、コミュニティの更なる発展やサブスクライバーの増加を後押しすることができますが、スタンプを追加する際にはガイドラインを十分に確認しておくことが重要になります。自分のチャンネルの特色に合った個性的なスタンプを追加して、視聴者の配信への参加意欲を高めましょう。
配信でそれぞれの視聴者のと向き合うことで、Twitch配信をより良いものにできます。
全ての視聴者を覚え、ケアすべきコメントやビッツをチェックしたり、コメント応答やエフェクトを発生を自動化させるツールとしてCastCraftをおすすめします。
CastCraftの機能を一部ご紹介します。
このような機能により、配信者が視聴者との関係を深めることができます。
『こんなに便利なツールは他に無いので、配信者のみんなは1回騙されたと思って使ってみてほしい!!!』
『導入していたおかげでアンチの対策に非常に役立ちました。いつも本当に色々と助けられている機能があり、感謝しております。』
『知り合いの配信者が遊びに来てくれた時も見逃しにくいので、大変助かっています。』
『CastCraft様にはどれだけお世話になっているかわかりません!配信生活をもっと楽しいものにしてくださってありがとうございます。』
CastCraftが導入されているチャンネルの総登録者数は1.6億人を超えており、これまで164万回以上の配信で使われています。
日々の配信にCastCraftを導入して、より楽しい配信コミュニティを作っていきましょう。