「PlayStation 5」や「Nintendo Switch」など、PC以外のゲームをOBSで配信するには「キャプチャーボード」が必須です。
キャプチャーボードを使うことで、ゲーム機の映像と音声をPCに取り込み、OBSで配信できるようになります。
本記事では、OBSにキャプチャーボードの映像を映す方法を詳しく解説します。
OBSでキャプチャーボードを使ってゲーム配信を行うには、以下の5つが必要です。
必要なもの | 役割・用途 |
---|---|
配信用PC | OBSをインストールし、配信を行うためのパソコン |
キャプチャーボード | ゲーム機の映像・音声をPCに取り込むための中継機器 |
ゲーム機 | PS5やNintendo Switchなど、実際にプレイするゲーム機 |
HDMIケーブル | ゲーム機とキャプチャーボードを接続するために使用 |
USBケーブル | キャプチャーボードとPCを接続し、データを転送するために使用 |
ゲーム機とキャプチャーボードはHDMIケーブルで、キャプチャーボードとPCはUSBケーブルで接続します。
PS5やPS4には「HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)」という不正コピー防止機能があり、有効になっているとキャプチャーボードに映像が出力されず、OBSにも画面が映りません。
HDCP機能は、PS5の「設定」→「システム」→「HDMI」→「HDCPを無効にする」でオフにできます。配信を始める前に、必ず確認しておきましょう。
まずはゲーム機、キャプチャーボード、PCを正しく接続しましょう。
ゲーム機とキャプチャーボードはHDMIケーブルで接続します。次に、キャプチャーボードとPCをUSBケーブルで接続してください。
ゲーム機の映像と音声がキャプチャーボードを経由してPCに送られ、OBSで取り込めるようになります。
キャプチャーボードをPCで正しく認識させるために、メーカー公式サイトから専用ドライバーをインストールする必要があります。
ただし、製品によっては接続するだけで自動的にドライバーがインストールされるものやドライバー自体が不要なものもあります。
取扱説明書や公式サイトで、使用するキャプチャーボードの仕様を確認しましょう。
キャプチャーボードによっては、専用の付属ソフトで録画や配信が可能なものもあります。
OBSを使う場合は、付属ソフトは不要です。役割が重複するだけでなく、付属ソフトが起動したままだとキャプチャーボードが占有され、OBSにゲーム画面が映らないことがあります。
OBSで配信する際は、必ず付属ソフトを終了させておきましょう。
OBSでゲーム画面を表示するには、ソース欄で「+」をクリックし、「映像キャプチャデバイス」を選択して新規作成します。
次に表示されるプロパティ画面で、「デバイス」の項目から使用しているキャプチャーボードの名前を選びます。
正しく接続されていれば、ゲーム画面が表示されます。
OBSにキャプチャーボードの映像が映らない場合、HDMIやUSBの接続不良やキャプチャーボードが認識されていないなど原因はさまざまです。
まずは1つずつ確認し、どこに原因があるのかを突き止めることが大切です。
小さな見落としがトラブルの原因になりがちなので、丁寧にチェックしましょう。
OBSで映像は映っているのにゲーム音が入らない場合、「映像キャプチャデバイス」の音声出力モードの設定を確認しましょう。
ソースのプロパティを開き、「音声出力モード」を「音声のみをキャプチャ」に設定すると、ゲーム音をOBSに取り込むことができます。
ただしこの設定では、配信者自身のPCからはゲーム音が聞こえないため、視聴者には音が届いているのに、配信者には無音という状態になります。
配信者もゲーム音を聞きたい場合は、OBSの「音声ミキサー」セクションにある歯車アイコンをクリックし、「オーディオの詳細プロパティ」を開きます。
「映像キャプチャデバイス」の音声を「モニターのみ(出力はミュート)」に設定してください。
自分のイヤホンやスピーカーから音が再生されるようになります。
今回は、OBSにキャプチャーボードの映像を映す方法やトラブル時の対処法などを解説しました。キャプチャーボードを使用することで、PCゲーム以外のさまざまなゲームを配信できるようになります。使い方をマスターして今後の配信の幅を広げましょう。
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大きく分けて、
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機能 | 目的 |
---|---|
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