OBSでCPU使用率が高くなると、フリーズやカクつきなどで快適にOBSを使用できないだけでなく、過度な加熱によりPCが故障してしまう可能性があります。
本記事では、OBSのCPU使用率を下げる方法について徹底解説します。
使用する映像エンコーダを「ソフトウェアエンコーダ(x264)」から「ハードウェアエンコーダ(NVENCやAMD VCE)」に変更することで、エンコーダの処理をGPUに任すことができ、CPUの負担を軽減することができます。
OBSのメイン画面右下にある「設定」をクリックして開きます。
左側のメニューから「出力」タブをクリックします。
出力モードが「基本」になっている場合は、クリックして「詳細」に切り替えます。
「配信」タブと「録画」タブにある映像エンコーダを「x264」から「NVENC」や「AMD VCE」に変更します。
出力解像度を調整することでCPUの負担を下げられます。ただし画質も多少下がるためバランスを見て調整しましょう。
OBSのメイン画面右下にある「設定」をクリックして開きます。
左側のメニューにある「映像」タブをクリックします。
「出力(スケーリング)解像度」の項目で、解像度を下げます(例:1920x1080から1280x720など)。
FPS共通値(フレームレート)を下げることでCPUの負荷を軽減できます。
OBS画面右下の「設定」をクリックします。
設定画面が開いたら、左側のメニューから「映像」を選択します。
「FPS共通値」を設定されている数値から下げます(例:60から30など)。
ビットレートを下げることで、データの処理量が少なくなるため、CPUがエンコード時に行う圧縮作業が軽くなり、結果としてCPU使用率が低下します。
OBS画面右下の「設定」をクリックします。
左側のメニューから「出力」タブをクリックして開きます。
出力モードが「基本」になっている場合は、クリックして「詳細」に切り替えます。
「配信」タブのエンコーダ設定でビットレートの数値を変更します(例:6000kbps → 4000kbps)。
不要なアプリやソフトを閉じることで、CPUリソースをOBSに集中させることができ、CPU使用率が下がります。
複数のアプリが同時に動作していると、それぞれがCPUリソースを消費し、OBSに十分な処理能力が割り当てられなくなります。CPUリソースをOBSに集中させるために、不要なアプリやソフトは閉じておきましょう。
OBSを最新バージョンにアップデートすることで、ソフトの動作が効率的になり、CPUの負担を軽減できます。新しいバージョンには、パフォーマンスの改善やエラー修正が含まれており、無駄な処理が減ってパソコン全体の動作が軽くなります。
OBS上部メニューの「ヘルプ」→「更新を確認」をクリックして、必要に応じてアップデートを行いましょう。
グラフィックカード(GPU)のドライバーを最新バージョンに更新することで、OBSの動作が向上し、CPUの負担を軽減することができます。
Macの場合、GPUドライバーはシステムアップデートに含まれているため、「システム設定」→「ソフトウェアアップデート」を開いて最新バージョンがあるか確認し、必要に応じてインストールします。
OBSの優先度プロセスを上げることで、パソコンが他のタスクよりもOBSの処理を優先的に行い、エンコード処理がスムーズになる可能性があります。優先度を高く設定すると、パソコンがリソースをOBSに多く割り当て、CPUやメモリが他のソフトよりもOBSに集中するようになります。
ショートカットキー(Ctrl + shift + Esc)を押してタスクマネージャーを開きます。
「詳細」タブを開き、「obs64.exe」を探します。
「obs64.exe」を右クリックし、「優先度の設定」を選択、優先度を「通常以上」に設定します。
Windowsのゲームモードは、ゲームをプレイする際にPCのリソースをゲームに集中させる機能ですが、OBSのようなソフトウェアにとっては、逆にパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。
ゲームモードをオフにすることで、OBSにリソースが集中され、CPU使用率を下げられます。
設定を開き、一覧から「ゲーム」を選択します。
「ゲームモード」をオフに変更します。
CPUやGPUをアップデートすることで、OBSのエンコード処理がより効率的に行われ、CPU使用率を大幅に下げることができます。
また、GPUのアップデートにより、NVENCやVCEといったハードウェアエンコーダが使用でき、CPUへの負担をさらに減らすことができます。
WindowsのPCを使っている場合、OBSを管理者権限で起動すると、他のアプリよりも優先的に動作できるため、CPUの負荷が軽減できる可能性があります。
OBSのショートカットを右クリックして「管理者として実行」から起動しましょう。
OBSのCPU使用率が高くなると、配信や録画中の映像のカクつきや遅延、PC全体の動作が遅くなるなど、さまざまなトラブルが発生します。 視聴者に見やすい映像を届けるためにも、CPUの負担を軽減する設定の調整が必要です。
OBSでは、上部のメニューから「表示」→「統計」を選択することでCPU使用率を確認できます。
OBSを軽くするには、解像度やフレームレートなどの設定、不要なアプリを閉じるなどさまざまな方法があります。
設定の調整やアプリを終了しても改善されない場合は、CPUやGPUのアップグレード、またはより高性能なPCへの買い替えも検討しましょう。
今回は、OBSのCPU使用率を下げる方法について解説しました。OBSでは過度な負荷がかかってしまうとカクつきや遅延、フリーズなどが発生し、快適に使用できなくなってしまいます。正しい対処法を試して、快適に配信や録画を行いましょう。
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大きく分けて、
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