目次
OBSでのトリミング=クロップ機能
OBSでは、トリミングではなくクロップと呼ばれる機能で映し出す範囲を切り抜いて表示することができます。
本記事では、OBSで簡単にトリミングする方法から、丸形のようなデザイン性を重視したトリミング方法を解説します。
OBS Studioでのトリミング方法
基本的なトリミング方法:Altキー(Macの場合はOptionキー)
映像キャプチャデバイスやウィンドウキャプチャデバイス、画像などのソースは、選択中に表示される赤枠の上に表示される9つの赤い正方形のどれかを「Alt」キー(Macの場合はOptionキー)を押したまま、ドラッグすることでトリミングできます。
手順1:ソースを選択
トリミングするソースを選択し、赤枠が表示されることを確認します。
手順2:ドラッグしてトリミング
赤枠が表示されている状態で、「Alt」キー(Macの場合はOptionキー)を押しながら赤い枠線の上に表示されている9つの赤い正方形のどれかをドラッグしてトリミングします。
手順3:サイズを調整
必要に応じて、赤枠をドラッグしてサイズや位置を調整します。
赤枠が表示されないときの対処方法
Altキーでトリミングしようとしても、そもそも「赤枠(変形枠)」が表示されず操作できないことがあります。
赤枠が出ない場合は、以下の順番でチェックしてみましょう。
1.ソースが選択されているか確認する
まず、トリミングしたいソースをクリックしてください。選択されていない状態では、赤枠は表示されません。
2.ソースのロックが有効になっていないか確認する
ソース一覧の右側にある 鍵アイコン(ロック) をチェックします。
- 鍵が閉じている → ロック状態(赤枠が出ない)
- 鍵をクリックして開く → ロック解除(赤枠が表示される)
ロック状態だと変形も位置調整もできなくなるため、必ず解除してから操作してください。
3.プレビュー画面がロックされていないか確認する
プレビューそのものがロックされていると、ソースを選択しても枠が出ません。
プレビュー画面上で右クリック→「プレビューをロック」のチェックを外しておきましょう。
4.赤枠が画面外に行ってしまった可能性もあり
ソースのサイズを極端に縮めたときなど、赤枠が「画面の外」に逃げてしまうことがあります。以下のコマンドで配置をリセットできます。
- Windows:Ctrl + R
- Mac:Command + R
トリミングできないときの対処法
赤枠は表示されているのに、Altキーを押してもトリミングできない場合は次のポイントを確認してみてください。
1.Altキーを押しながらドラッグできているか
トリミングは「Alt(MacはOption)」を押しながらドラッグしたときのみ有効です。押し忘れると通常の「リサイズ」になります。
2.別アプリのショートカットがAlt操作と衝突している
画面キャプチャ系・ゲーム系のツールが「Alt + ドラッグ」を他の操作に割り当てているケースがあります。ブラウザ拡張やキー操作系アプリも原因になることがあります。
トリミングを解除する方法
トリミングした範囲をやり直したい場合は、次の方法で簡単に戻せます。
少しだけ戻したい場合
赤枠の端にカーソルを合わせ、Altキーを押しながら外側へドラッグすると元のサイズへ戻せます。
作業を1つ前に戻したい場合
- Windows:Ctrl + Z
- Mac:Command + Z
操作を1段階ずつ取り消せます。
完全に初期状態へ戻したい場合
- Windows:Ctrl + R
- Mac:Command + R
ソースの位置と大きさが“最初の状態”に戻り、トリミングも解除されます。
丸型にトリミングする方法:イメージマスク/ブレンドフィルタ
手順1:丸形のマスク画像を用意
まず、ペイントなどの画像編集ソフトで丸形のマスク画像を用意します。円形部分を白、その他の部分を黒にしてPNG形式で保存しましょう。
手順2:フィルタの追加
ソースを右クリックして「フィルタ」を選択します。
手順3:イメージマスク/ブレンドフィルタの追加
「フィルタ」ウィンドウが開いたら、左下の「+」ボタンをクリックし、「イメージマスク/ブレンド」を選択します。
手順4:マスク画像の設定
「イメージマスク/ブレンド」フィルタのプロパティが表示されたら、「パス」に先ほど作成した丸形のマスク画像を指定します。「タイプ」は「アルファマスク(カラーチャンネル)」を選択します。
手順5:位置やサイズを調整
「閉じる」をクリックし、フィルタを適用すると、画像が丸形にトリミングされます。必要に応じて位置やサイズを変更します。
形状を変えたい場合
用意するマスク画像を変形させることで、丸型以外の形(例えば星形やハート形)にもトリミングできます。
正確な数値でトリミングする方法:クロップ/パッドフィルタ
Altキーを押しながらのトリミングは、毎回サイズを調整しなければならないため手間がかかります。また、丸型トリミングの場合、複数の形状に合わせた画像を用意する必要があります。
「クロップ/パッドフィルタ」を使用することで、トリミングするサイズを数値で入力できるため、正確かつ効率的です。配信の種類やジャンルに応じてリサイズが必要な場合も、数値をメモしておけば簡単に変更できます。
手順1:フィルタの追加
ソースを右クリックし、「フィルタ」を選択します。
手順2:クロップ/パッドフィルタの追加
「フィルタ」ウィンドウが開いたら、左下の「+」ボタンをクリックし、「クロップ/パッド」を選択します。
手順3:数値でトリミング設定
「クロップ/パッド」フィルタのプロパティが表示されたら、上下左右のトリミング値を数値で入力します。
手順4:確認と調整
数値を入力すると、プレビュー画面でトリミングが行われます。サイズを確認しながら数値を調整しましょう。
番外編:OBSのトリミングをより快適に利用する
画面キャプチャの「合わせ鏡」状態をなくす
OBSで画面キャプチャを行う際、OBS上のプレビュー画面がそのまま映し出されることで、合わせ鏡のように永遠に続く画面が表示されてしまうことがあります。
設定を変更することで、合わせ鏡の状態をなくすことができます。
- 「設定」をクリック
- 「一般」タブを選択
- 「スクリーンキャプチャからOBSウィンドウを非表示にする」にチェック
「OK」ボタンで設定を適用することで、OBSのプレビュー画面がキャプチャされず、合わせ鏡のような状態が解消されます。
スタジオモードで配信中でもトリミング可能
OBS Studioにはスタジオモードと呼ばれる機能があり、配信者の画面とは異なる画面を視聴者に見せることができます。
活用することで、配信中にトラブルが起きた際にも、視聴者にデスクトップ全体を見せることなく対応できます。
スタジオモード中でもAltキーを使用して視聴者に見せる前の映像をトリミングすることができます。
OBSのトリミングに関するよくある質問
OBS Studioで録画した動画はトリミングできますか?
OBSではトリミングできません。OBSで録画した動画をトリミングするには動画編集ソフトが必要です。
簡単なトリミングであれば、Windowsにデフォルトでインストールされている「Microsoft Clipchamp」のクロップ機能でトリミングできます。
OBS Studioで画面を小さくするにはどうすればいいですか?
画面を小さくするには、ソースを選択後に「Alt」キーを押さずに赤枠をドラッグすることで小さくできます。
ソースのプロパティ内で数値を指定できるものもあるので、正確な数値でサイズを変更したい場合は試してみてください。
OBSで画面サイズを合わせる方法はありますか?
画面サイズを合わせたいソースを右クリックし、変換を選択後に、画面に合わせるなどを選択することで、サイズをそれぞれ統一することができます。
OBS Studioでトリミングを活用して表示画面をカスタマイズしよう!
今回は、OBSでトリミングをする方法について解説しました。トリミングする方法はAltキーを使用する方法とフィルタを使用する方法があります。それぞれのトリミングを活用して、表示画面をカスタマイズしてみてください。
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